自立も過ぎると燃え尽きる~次のステージへの誘い~

私のカウンセリングやセミナーは「自立を手放す」ということが一つのテーマです。
たいていカウンセリングにいらっしゃるときは「依存」の状態になっています。けれど、その前はバリバリの自立系で、問題が起きて依存に突き落とされて、もがいてるときに私のブログに釣り上げられるのです(笑)
だから、扱う問題は依存ではなく、自立の問題がほとんどです。
(依存の問題を扱うときは、頑張んなさい、やるべきことやんなさい、人に頼るな、自分でやんなさい、という感じ)

自立って自分の足で立つわけで、とても大事なものですが、自立も過ぎるといろんな問題が起こります。

・自分のやり方を持つので相手とぶつかりやすい。
・正しさの争い
・競争の罠
・頑張りすぎる
・何でも一人で抱え込む
・他人を信頼できない
・感情を抑圧する
・感じられる感情は怒りと性欲、物欲、出世欲、支配欲などの欲のみ。
・思考的になって直感や感覚を無視してしまう
・燃え尽き症候群になりやすい
・孤立、孤独感を抱えやすい
・助けを求められない
・人に任せられない
・人と距離が縮まることを嫌がる
・他人と戦うことを好む
・相手を自分の思い通りにしようとコントロールする
・先々のヴィジョンが描きにくい
・正論を振りかざす
・人に指示する、命令する。頼めない。

何でも自分でしようとするので、孤立してやがては燃え尽きて行きます。
例えば、成功にしても、幸せにしても、豊さにしても、自分で掴み取ろうとするので、どれだけ経済的に成功しても、周りから慕われていてもそれを受け取ることができません。

だから、自立のマインドのままお金を持っても、全然豊かさを感じられず、保守的になったり、奪われる怖れに駆られたり、他人を信頼できないので一人でいっぱいいっぱいになっていたり、それゆえ周りに対して攻撃的になったり、しかも、周りが無能に見えてより一人で頑張ってしまう、という悪循環にハマります。

それが精神的な面では燃え尽き症候群からやる気がでない、やりたいことが見つからない、という状況になり、さらにそれが深くなると心身の症状として現れるようになります。

自立は「思考的」なんです。
理屈で考え、正解を求め、哲学的になります。
成功や豊かさや幸せは「感情的」です。
つまり、心で感じるものです。

自立は感情に蓋をします。思考で感情をコントロールしようとします。
その結果、感情は麻痺していきます。
何も感じなくなるんです。
不感症ってことですね。

そうすると、成功や幸せや豊かさや達成感、充実感、さらには愛されてる、信頼されてる感覚が分からなくなります。
これらはすべて感じるものですから。

「常識で考えれば今、幸せな状況だと思うのですが、全然そう感じられないのです」と思うのです。

それって、虚しいですよね。だから、自立が過剰になると、だんだん心に虚しさややるせなさや寂しさなどが現れます。
心にぽっかりと穴が開き始めてるのです。
無意味感という思いがひたひたとやってくることもあります。

「おれ、何のためにこんなにも頑張って来たんだろう?」って。

それはもう自立を卒業して次のステージに向かうタイミングなのです。
だから、自立は手放しましょう!という話になります。

例えば、自立的な奥様は旦那様の言うことを信頼せずに、コントロールをしてしまいます。
正論を振りかざすので相手はNoとは言えません。
その結果、心離れを引き起こします。
それが浮気だったり、離婚問題だったり、別居だったりします。

こんなに頑張ってるのになんでこんな目に!
間違ったことはしてないのになんでこうなるの!
悪いのはあいつよ!

そんな怒りが心を埋めるようになります。

でも、正しさを振りかざすと、相手は「間違ってる」わけですから、気分はよくありません。

これが「正しさと幸せは反比例する」という格言に通じるのです。

カウンセリングではこういう状態の方がとても多いです。
だから私は「正しさと幸せとどっちが大事だと思う?」なんて意地悪な質問をすることになるんです。

そして、こんな提案をします。
「白旗を揚げましょう」って。

白旗を揚げる=自立を手放す=負けを認める。

自立系はそれを「死」と捉えてしまいます。
自分はそれで終わる、と。

完璧主義な人ほど、その傾向は強いです。
完璧主義な人はよくワンマンになりやすいですしね。

でも、これ以上はもう一人では抱えられないことを受け入れることです。
カウンセリングやセミナーでもそういうお話をするんですね。
ただ、もうカウンセリングやセミナーに来た時点ですでに手放し始めてるんですよね。
だって、自立すればするほどカウンセリングには抵抗を示すものですから。
薄々気付いていらしてセミナーに来られて、「白旗上げましょう」と言われて、「や、やっぱり!」て気付く、みたいな流れが一番多いんじゃないでしょうか。

自立を手放すということは負けを認めるということ。
決して恥ではありません。
日本人は「負け=死=終わり」と捉える風潮が強いのですが(特に武闘派の皆様)、実際はそんなことはありません。

負けを認める勇気は賞賛に値するものですし、それにより、さらなる成長が約束されます。

私は大人としての成熟さを表す指標として「自分ができることとできないことの区別がちゃんとついてる」という表現を使います。

自分ができることは自分でやります。
けれど、自分ができないことは誰かにお願いして任せます。

それを「相互依存」って言います。
win-winの関係を築ける状態と思ってください。

でも、自立しまくっていると「誰かに助けを求めるくらいならば切腹する!!!」ていう人がたくさんいるんですね。

屈辱感。
惨めさ。
敗北感。
劣等感。
人に笑われる感じ。
バカにされる感じ。

そんな幻想が駆け巡ります。
だから逆に頑張りすぎて来たんですけどね。

自立を手放すためにはいろいろなセラピーや方法がありますが、鍵は「女性性」です。
自立時代は「男性性」を発揮して頑張ってきました。
相互依存に向かうとき、自らに必要なのは「女性性」
オカマになれっていうんじゃないですよ。
内なる女性的な部分(感情、感覚、感受性、直感力、受け取ることなど)を解き放つ、ということです。
ちなみに相互依存が進むと再び男性性のエネルギーが必要な時期が来ますね。

そこでは「Don’t think , feel!」というわけです。考えるな!感じろ!というわけです。

ということで、まずは言上げをしてみましょうか。

「私はもう一人では限界です。」

「私はもう一人では頑張れません。」

「私はもう頑張りたくありません。」

「助けてください。」

「私はもう幸せになります。」

「私は幸せになることを自分に許します。」

「私の負けです。あなたの勝ちです。」

「できなくてもいいじゃないか。完璧じゃなくてもいいじゃないか。」

さあ、抵抗がある言葉たちだと思いますが、ぜひ声に出して呟いてみてください。
屈辱感にまみれる一方で、なんかホッとしような、ちょっと楽になるような、そんな感覚は感じられませんか?

相互依存のステージでは、今まで自立時代にやってきたことすべてが役に立ちます。
一人で頑張るのではなく、誰かと頑張る共同作業なので充実感がすごく出てきます。喜びも深くなります。
そのような世界をぜひ、自分自身に許してみませんか。

とりあえず、上の言葉を日々、意識しながら呟いてみてください。
しばらく続けると肩の力が抜けてきます。
心に余裕ができてきます。

ということで、例によってこのブログもまたステマなのですが、そんな自立を手放して豊かさを受け取るワークショップをディープに開催します。
東京:7/30(日)、大阪:8/6(日)、名古屋:8/19(土)です。
真夏に自立を手放して女性性を許し、幸せや豊かさを感じられる自分になってみませんか?

私のためのセミナーだ!と思った方は迷わず下記ページよりお申込みなさると良いです。
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