昔より自分を愛せているはずなのに、自分を認めてくれない人に対して、嫌な気持ちになります。



成長プロエスでは「もう良くなったかな」と思った頃に「まだだめだ~」というできごとがよく起こるものです。
そこでは改めて自分を認め、受け入れ、期待を手放すプロセスが有効です昔より自分を愛せているはずなのに、自分を認めてくれない人に対して、昔よりも嫌な気持ちになるようになってしまいました。。

いつも根本先生にかなり救われています。
ユーモアのセンスも大好きです!!

今回、ネタとしてとりあげてもらえればと思い、メールしました。
私は昔から、「いいからいうことを聞きなさい」と言われて育ってきて、見た目にもコンプレックスをもっており、とても自己評価が低いと思います。
ですが、それなりに自分を愛する努力をして、最近では彼氏ともうまくいきはじめ、いい方向へと向かっていたと思いきや・・・
母親や知り合いが、自分の思ったように対応してくれないと、(怒られたり、否定されたり)、とても心が重くなり、すぐに「生まれてこなければよかった」と思ってしまいます。
昔より自分を愛せているはずなのに、自分を認めてくれない人に対して、昔よりも嫌な気持ちになるようになってしまいました。
私のこの状態は、まだちっとも、自分を好きになれていないのでしょうか?
1歩進んで2歩下がるようで、せつないです。
(Rさん)

良くなってる、と思うと、期待が生まれます。
前より絶対良くなってる!!と思っていると、案外そうじゃなかったときに凹むんです。

いい方向に進んできた~!!と思うと、バラ色の未来が見えて来るもんです。
でも、そういう時に限って

「そうは、問屋が卸さねえ」

と悪代官様ができて、おらおらおらおらとRさんをテストするわけですな。

で、見事に凹んでるRさんを見て、

「ふぉっふぉっふぉ。お主、まだまだのよぉ」

と黄門さまが高笑いをする、、、という話を思いついたのですが、Rさん、このネタ分かります?一定以上の年齢の方は黄門さまだの悪代官様だのっては通じると思うんですけど。

あと、こういうケースもあります。

「以前よりいい状態になると、よっしゃ、そろそろ出番やな、と本編の問題が出て来る」

という。

彼氏ができなーい!!って泣いてた女子に彼氏ができて、ラブラブ~って調子に乗っていたら、「ふぉっふぉっふぉ。」とラスボスであるおかん問題登場みたいな。
うぉー、忘れてた~!!今まで上手に交わしてきたけど、大本命はおかんだった~!今回は逃げきれ~ん!!!みたいな。

Rさんの場合も、良くなってきた!と思っていたところに、あら?え?マジ?ということがちょくちょく起こるので、良くなってきた分だけ落差も大きく感じるんです。

だから、実際は2歩進んで1歩下がるとか、10歩進んで2歩下がる的な現象なんですが、その落差のお陰で1歩進んだのに2歩下がっちゃったっ!て思ってしまうのです。

そういうわけで、あたし、大いに成長してるんだわ(うふ)と思っておくのが正しいです。

成長したり、癒されたり、許しのプロセスが進んで行ったりすると、問題が起こらない、というわけではないんです。

やっぱり否定されたり、ダメ出しされたり、理解されないってことはよく起こります。

それで落ち込んで「ああ、ダメだ~」とへこたれたりもします。

でも、以前と何が違うか?というと

・以前なら何日も落ち込んでいたのに今は1日で復活する。

・落ち込んで辛い気持ちになるのだけど日常生活はふつうにできるし、笑えてる。

・「死にたい」という気持ちになるけど、昔ほど重たくない

・凹んでる一方で、そんな自分にツッコミを入れてる自分がいる。

・すごく落ち込むけれど、そんな自分を追い立てるように自分がさらに自分を責めていない。

・ま、そのうち復活するわな、となぜか気楽な自分もいる。

みたいな感じです。

だから、Rさんにお伝えしたいのは、

「うん、そういうことも普通にあるある。そんで、あ、ごめん、屁が出た。あ、ほんで、以前より自分を愛せてる分だけ、その愛を生まれてこなきゃ良かったべと思ってる自分に与えると良いですぞ」

ということです。

そもそも自己肯定感も自己承認も「上手く行かない自分を許し、受け入れ、認める」ということですからね~

>私は昔から、「いいからいうことを聞きなさい」と言われて育ってきて、見た目にもコンプレックスをもっており、とても自己評価が低いと思います。

こういう風に育ってくると「相手の言うことは絶対正解!服従すべし!」と思うようになりません?

「そら、違うわ~」とツッコミを入れることもなく、盲従してしまうところ、ありません?

あるいは、頭ではそれおかしいと思っていても、反抗できないところ、ありません?

そういう傾向があると、

>母親や知り合いが、自分の思ったように対応してくれないと、(怒られたり、否定されたり)、とても心が重くなり、すぐに「生まれてこなければよかった」と思ってしまいます。

こういう風に思うもんです。

つまり、相手に期待するわけです。

「以前よりも私は自分を愛してくれるんだから、あんたらも、ちゃんとあたしを評価しなさいよ」

ってね。

でも、残念ながら「そうは問屋が卸さねえ」という場合もあって、思い通りに評価してくれることなんて、まずないわけです。

これもまた「期待」なわけですね。

だから、これらのできごとは、私は私、をもっともっと確立してよし!というサインでもあるし、「おーっと、まだあっしは自分を愛する余地があるってことですね。あいよ、分かりやした、もっともっと自分を愛して彼氏と超ラブラブになっちゃいますぅ~」てことでもあるわけです。

こういうことは、成長プロセスの中ではよくよく起こりますので、「お、また来たね」なんて思いながら、過ごせるようになるといいですね~

それでますます自分のことを大好きになっちゃってくださいませ~!

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