お金の話をしてる人を見るとイラッとするのだけどなぜ?


そもそもイライラするような感情が動くのは、似たところが自分の中にあるのかもしれないし、何か罪悪感が動いているのかもしれません。
その人を攻撃するのではなく、自分自身にフィードバックする心がけが大切ですよね。

いつもブログを楽しみにしています。
夫婦関係や自立系武闘派女子のテーマが多い中なので、根本さんのブログにふさわしいか分かりませんが、リクエストします。

それはお金の事を言う人についてです。

会社にいて、常務が言っている言葉にイライラしている自分に気付いて、「あっあの人、ウチの母親と同じこと言ってる」と気付きました。

それは、病気がちな奥様の医療費の事を「私は家がもう1件建てれるくらい医療費を払ってきた」とか、息子の教育費を「金がかかる、金がかかる」「大学の受験費用が馬鹿にならない」等です。また、会社で同僚に向かって「いいね○○財閥は、余裕があって」と言っているのも何度か聞きました。

ウチの母親も、高校までは公立、大学が私立だった一人っ子の私に、「あんたには塾通わせたりして、2人子供を学校に行かせたくらいお金がかかった」とか「たまるはレシートばかりなり」とか、よその人に向かって「良いわね、○○さんは、ご主人稼ぐでしょ」とかよく言っていました。

会社の人もそれなりの立場に居ますし、母も職人で他の同世代の女性よりも随分稼いでいて、しかも無駄遣いばかりしているのに、先に書いたようなことをよく言っています。

会社の人の言葉にイラつく自分に気付き、こういうことを言う人は何故なんだろう?と思い、その心理(理由)を知りたいと思いました。

その心を教えていただけると幸いです。
(Rさん)

>夫婦関係や自立系武闘派女子のテーマが多い中なので、根本さんのブログにふさわしいか分かりませんが、リクエストします。

ご配慮ありがとうございます。
そうですよねー、いつもカチコミだの斬った張ったの話ばかりでは一方的になっちゃいますよねー。

そもそも私のブログは何でも屋なので、夫婦や武闘派以外のテーマも随時募集しております。

ということで「お金」のお話ですね。

たとえば、Rさんは会社の人やお母さんが言ってるような「お仕着せがましいお金の話」とか「お金がないない話」などの話ではなく、「貯金が1000万越えたんだ~!」とか「お金儲けの話」とかを聞くのはどんな感じでしょうか?

つまり、「お金」そのものに抵抗があるのか、お金の背後にある感情が嫌なのか、どっちなんだろう?と思いまして。

ここでネチっこく彼らの話を引っ張ってきますと、

<恩を着せる系>
「私は家がもう1件建てれるくらい医療費を払ってきた」
息子の教育費を「金がかかる、金がかかる」「大学の受験費用が馬鹿にならない」
「あんたには塾通わせたりして、2人子供を学校に行かせたくらいお金がかかった」

<嫉妬系>
会社で同僚に向かって「いいね○○財閥は、余裕があって」
「良いわね、○○さんは、ご主人稼ぐでしょ」

<愚痴系>
「たまるはレシートばかりなり」

みたいに分類ができると思います。
っていうか、お二人、結構似てますねっ!(笑)

で、この方々は「お金」に限らず、この系統のお話をよくされてると思うんです。
例えば、

「あんたの受験の時、私まで早起きしなきゃいけなくて大変だった。感謝しなさい」
「いいわね、あんたはヒマで。私はあれこれしなきゃいけないことがあって大変だわ」
「うちの嫁はこんだけしてやってるのに感謝がない」

みたいな感じ。

そういう話を聞いてもいや~な感じがするなら、「お金」の背後にある彼らの「感情」にダメージを受けてる証です。

でも、「あ、別にうちのおかんは愚痴を言うのが趣味だから、しょっちゅう愚痴ってるけど、あたし、そういうのは別に平気やねん。お金の話だけが引っかかるねん」という場合は、「お金」の方の問題となります。

ま、こういう人、よくいますよね~。ほんと。

で、当然、こういう疑問が出て来るんです。

>会社の人もそれなりの立場に居ますし、母も職人で他の同世代の女性よりも随分稼いでいて、しかも無駄遣いばかりしているのに、先に書いたようなことをよく言っています。

なぜ、そうなのか?って言うと、彼らは「お金に価値がある」と思っているんです。
つまり、価値基準が「お金」なんですね。

だから、必然的に「お金を稼ぐ人=偉い」「お金を使う人=ダメな奴」みたいな基準で見ている、ということです。

また、物事の判断材料が「お金」とも言えます。
金額の多寡で物事を決定したり、お金でモノの価値を判断したり。

それだけお金に苦労されてるのかもしれませんし、お金にしか頼れなかったのかもしれませんし、それぞれ事情はあると思います。

私のブログの読者にも「男は裏切るが、金は裏切らねぇ」と仕事に精を出しまくってる方もいらっしゃいますね。あ、また武闘派の話をしてしまいましたが(笑)

つまり、物事を「お金フィルター」を通して見ている方たちで、「お金に支配されてる人」とも言えますし、「お金に依存してる人」という風にも見えます。

「それ、ナンボしたの?」
「こんなことにまたお金使って」
「きっとあれ、かなりお金かかってるわよ」
「よしなさい、そんな貧乏くさいこと!」
「ああ、またお金が出て行くわ」
「やりたいのはやまやまなんだけど、お金がないのよね~」
「お金稼いでる人はきっと悪いことしてるのよ」
「貧乏ヒマなしね」

そんな言葉が口癖になるくらい、頭の中が「お金」になってしまうんです。

そして、お金に支配されてるし、お金に振り回されているので、稼いでいても使い込んでしまうし(使うことで自分の価値を感じられる)、同時にお金に嫌悪感もあるので、ついつい使途不明金が出て来て「お金がないわ!」という状態になりやすかったりします。
あるいは、お金にかっちり鍵をかけて一切使わない!という人も同じです。

これはある意味、コンプレックスとも言えますよね。
これが「お金」ではなく、「胸」て人もいるわけです。

「やっぱりモテるのは胸がある女よね」
「ああ、やっぱり彼が好きになってくれないのは胸がないからだわ」
「彼がもっと愛情を示してくれないのは貧乳だからだわ」
「いいわよね~、○○ちゃんは巨乳で」
「胸がある人は性格悪いに決まってる!」
「この服、絶望的に胸が小さく見えるから着れない~」
「ああ、やっぱり男たちは友達の胸ばっかり見てる~」

どう?
ムカついた?
根本死ね死ね団に加入したいと思った?(笑)

ただ、問題は彼らが「お金に支配されてる」ということではなく、「その話を聞いてイラついてる私」なんですな。

そう、根本さんにあれこれ質問すると、結局自分の話になっちゃう、という恐ろしい話です(笑)

例えばね、さっきの話、「お金の話はスルーできたけど、胸の話はスルーできん。根本コロス」みたいに思った人もいるだろうし、その逆もいるでしょう。

「イラつく」というのは「他人事ちゃうで。あんたもなんかあるねんで」という神様からのメッセージなんです。

自分の中に何ら引っかかるものがなければスルーできます。
しかし、何か引っかかるものがあるからイラッとするわけです。

さて、Rさん、どうして彼らのお金の話にいちいちイラついてしまうのでしょう??

よくあるケースとしては、特に「恩着せがましい話」に強く出て来る「罪悪感」って奴です。

その背景にはいつものように「愛」があって、それゆえに苦しんでいます。

「ああ、お母さんに苦労をかけてしまった・・・。幸せにしてあげたいのに」
「お母さんを苦しめてしまった私ってダメな奴。笑顔にしてあげたいのに」
「私がたくさんお金を稼いでお母さんを楽にしてあげたいのにできてない!」

そして、その罪悪感が元々あったところに常務の話が乗っかってきて、同じように嫌な気持ちにさせられるのです。つまり「常務にお母さんを投影している」と心理的には見ることができます。

そこで「お母さんに対して罪悪感はありませんか?」という話をすることになるのです。

また、これはちょっと嫌な話なのですが、「同じ穴のムジナ」論です。
何で嫌な話か、というと、「イラつく人ってたいてい自分と同じタイプ」という法則があるからなんです。同族嫌悪って言いますよね。

つまり、同じ問題を持ってるんです。
まあ、このお母さんに育てられたらやはりそうなりますけどね。

よく「反面教師」って言うでしょう?
「お母さんがよくお金のことを言ってて嫌な気持ちがしたから、私は言わないようにしてるの」みたいな。

でも、これ、お母さんを基準にして、その反対のことをしているだけで、結局は「同じ」って分かります?

自分もお金のことを言いたい!けど、言うとお母さんみたいに誰かを不快にさせるから言わない!みたいなもんなんです。

だから、お母さんや常務はお金の話でRさんをイラつかせてくれてるんです。
そう、偉大なるボランティア様なんです。

そのメッセージは「Rさん自身がお金から自由になること」ですね。

こういう話、想像できません?

「ずっと彼がいないことがコンプレックスで、友達の恋バナを聞くのも本当は嫌だったし、街で見かけるカップルからは自然と目を逸らしてたし、オシャレな服を着るのも抵抗があったんです。
 でも、今の彼と出会ってすごく幸せになったら、全然そんな話が気にならなくなって、オシャレもしたいし、一緒にでかけたいし!って思うようになったんです。」

彼氏ができないコンプレックスが解消されたら、今まで気になっていたり、イラッとしていたことが平気になるんです。気にならなくなるんです。

だから、誰かの話にイラッとしたら、自分にも似たところがある、ということに気付いて、自分を見つめ直すのが賢い生き方なんです。

また、この部分では「正しさの争い」や「比較競争論」が渦巻きます。
つまり、「お金のことをあれこれ愚痴るのは良くない、間違ってる」と思って、その人を攻撃することを正当化していたり、「あの人に比べたら私はお金の話なんてしないから、全然マシ、勝ってる!」という感覚を持ったりします。

だから、なかなか自分の中に同じものがあるということは認めたくないんですね。

とはいえ、ホントになかったら気にならないわけですから、そこは素直にお縄を頂戴した方がいいですぜ、ってことです。

ということで、今日のRさんのシェアを読んで「ああ、いるいるーそういう人!ムカつくムカつく!」と思った方はぜひ自分を振り返ってみてくださいね。

似た記事がありますので、参考になさってくださいね。

「イライライライライライライライラの理由と対処方法。」
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/15347

「できの悪い上司にイライラが止まりません!」
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/14666

「イライラする、ということは、我慢してる、という意味。」
http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/14098

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