弱さを受け入れる、ということ~あなたの弱さが誰かの強さになる~


自立している人は弱さを嫌い、拒絶します。
それは自分自身がそれを受け入れていないから。
では、それを受け入れるにはどうしたらいいのでしょう?
そんなお話をさせていただきます。

自立した人ほど「弱さ」が嫌いであり、苦手であり、受け入れがたいものです。
くじけたり、弱音を吐いたり、甘えて来たり、やたら頼ってきたり、泣いていたり、引きこもっていたり、人のせいにしたり、意気地がなかったり、頑張らなかったり、すぐに諦めたり、泣き言を言ったり、行動しなかったり、言い訳ばかりしていたり、決できなかったりする姿を見るのが苦手であり、嫌います。

当然それは「投影」。
自分の中にそんな弱さがあることを知っていて、でも、弱くてもどうしようもなくて、その自分の弱さを嫌って自立したからなおさらです。

だから、自分の周りの人が弱さを見せた途端、かつて自分自身にやっていたようにその人を責め、ダメ出しをし、コントロールをし、そして、嫌悪し、離れていこうとします。

自分が弱さに蓋をしている分、人の弱さにも蓋をします。
すなわち、見ないようにし、否定し、距離を置くのです。

でも、だからと言って弱さがなくなるわけではありません。
視界から外れただけです。

だから、そうして自立した人の周りには不思議とそんな弱さを持った人たちが集まってきます。
まさにバランスの法則ですね。

そうしてその弱さを嫌悪している分だけ、周りの人が自分が抑圧した弱さを見せてくるのです。

そして、身近な人が弱さを見せることを最大に嫌悪します。
だから、パートナーの弱さを、自立的な人は到底受け入れられないのです。

 お前、もっとしっかりしろよ。
 ちゃんとしなきゃダメじゃないか。
 それくらい何とかしろよ。
 もっと頑張んなきゃダメだろ。
 情けないな、そんな姿をさらすなんて。
 お前、ほんとダメな奴だな。呆れるよ。
 なんでそんなこともできないんだ?
 すぐに弱音を吐くな!すぐにあきらめるな!

かつて自分自身に投げた言葉をパートナーに投げつけるわけです。
自分の弱さを受け入れられない分だけ、愛してるパートナーの弱さも嫌ってしまうのです。

だから、パートナーの弱さを受け入れることが、相互依存への近道となります。
でも、それがなかなかできないのです。

パートナーの弱さを受け入れることは自分がかつて傷ついた自分自身の弱さを認め、受け入れることになるからです。

そこでは猛烈な葛藤が生まれます。
聡明な頭脳はそのことに気付いていて、パートナーの弱さを許すべきだ、と警告します。
しかし、分かっていてもどうしても口をついて出て来るのは相手を攻撃する言葉であり、態度なのです。

ありのままの自分でいる、ということは完璧な自分になることではありません。
また、自分の長所や才能だけを受け入れることではありません。
自分の弱さを受け入れることも含まれるのです。

自分を否定して何者かになろうとするのではなく、弱いままの、弱さを持った自分に対してOKと言うのです。

自分の素晴らしいところもダメなところも情けないところもすごいところもすべて受け入れることを「ありのままの自分でいる」ということなのです。

パートナーシップはそんな「ありのままの自分でいる」ためのレッスンの場にもなりますね。

このブログでも何度もお話している通り、パートナーは鏡です。
パートナーが弱さを見せるのであれば、それはあなた自身の弱さです。

そもそも、あなたが弱さを受け入れているのであれば、パートナーが見せる弱さはもう弱さには見えません。
愛すべき一つの要素、としてしか感じられず、むしろ、よりパートナーを愛するチャンスとしか映らなくなるのです。

否定するのではなく、受け入れて愛することができます。

弱音を吐くパートナーの言葉に耳を傾け、理解したり、励ましたり、応援したり、承認したりできます。
それが喜びになります。

頑張れないパートナーを責めることはせず、その選択(行動)を支持し、そして、その存在を許します。
そもそも頑張ることが正しいことって誰が決めたのでしょうね?

自分の成功法則を押し付ける必要もなく、パートナーが成功する方法をパートナーの価値、魅力、長所を通じて見ることができます。
だから、「大丈夫だよ!」って本気で思い、伝えることができるのです。

自分の弱さを受け入れる方法論はたくさんあるでしょう。ケースバイケースですし、自分に合った方法があります。

例えば、自分の弱さは誰かの強さになる、という法則を知ることもその一つでしょう。
あなたが自分の弱さを受け入れたとき、誰かにあなたを助けるチャンスが生まれます。
つまり、弱さを与えることで、相手の強さを引き出すことができるのです。

だから、パートナーシップが相互依存レベルに昇華するために自分の弱さを差し出すプロセスはとても効果的な方法となります。

「自分は○○がうまくできない。だから、助けてほしい」とコミュニケーションすることは自立している人ほどものすごい抵抗と、拒絶・否定される怖れを感じます。
まるで命を差し出すような、そんな恐怖に苛まれることもあります。
「もし、受け入れてもらえなかった・・・見捨てられたら・・・離れ行ってしまったら・・・」という怖れから震えてしまうかもしれません。

でも、パートナーの愛を受け取り、信頼することができれば、自分の弱さを相手に委ねることができます。

だから、信頼も委ねることも弱さを受け入れる方法なのです。

でも、勇気が要ります。
コミットメントが要ります。
そして、覚悟が要ります。

でも、それを乗り越えてそのコミュニケーションができたとき、相手の反応に関わらず、弱さを手放した(委ねた)安堵感、安心感にその身は包まれるでしょう。

自分の恥ずかしいところ、情けないところをパートナーに見せることもその方法です。
同じように信頼と勇気とコミットメントと覚悟が要りますね。

でも、もし、あなたがその勇気を示せずに縮こまってしまうとしたら、あなたの潜在意識がきっと助けてくれるはず。
それが「自分ではどうしようもできない問題」としてやってくるんです。

どうしたってパートナーを頼らなければならない状況を潜在意識が作り出してくれるのです。

昨日の記事でもそのような話を紹介しました。
事例で紹介した奥さんは仕事での失敗を抱え込み、弱くなることで、幼い頃から望んでいた「愛する人に甘えること」を許せるようになったのです。

また、病気やケガ、リストラなどの問題があなたにパートナーに頼るチャンスを与えてくれるかもしれません。

ここまで見て来て分かるように、弱さを受け入れることは実はとても偉大なことなのです。

また自分の弱さを受け入れる方法として「笑いに変える」という昇華の仕方もあります。
自分の弱さを笑いに変え、誰かを楽しませるのです。
芸人さんたちが自分の失敗や情けないところやダメなところを笑いに変える姿がお手本となります。

笑いに変えることができれば、その弱さは許されたも同然。
しかも、その弱さが誰かを楽しませる(笑わせる)ことになるのですが、素晴らしいことです。

パートナーに差し出しても、笑いに変えても、その弱さはあなたの元からなくなりません。
でも、弱さを責めることも、否定することも、拒絶することも、何とかしようとする必要がなくなります。

だから、あなたはとても「楽さ」を手に入れ、同時に「自信」や「愛」や「楽しみ(笑い)」を受け取ることができるのです。

誰もが弱さを持っています。
それを隠すのではなく、与えること。差し出すこと。すなわち、許すこと。

それが自立を手放し、次のステップに進む方法でもあるのです。

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