「ふつう」「常識」の恐怖。


「ふつう、○○だよね」
ついつい自分を基準にして使ってしまうこと、ありませんか?
これは無意識に相手を否定するコミュニケーション。とってもリスキーです。

また、そういう風に言われたときはどうしたらいいのか?をレクチャーします。

私たちはついつい「ふつうは○○でしょう」とか「○○って常識でしょ?」って判断をしちゃうことがあります。

「ふつう、メールしたら返事くれるよね?」
「あんなひどいこと言うなんておかしいよね?」
「悪いことしたんだから謝るのが常識だよね?」
「社会人だったらそれくらいのこと知ってて当然だと思ってた」

そんな会話、ふだんから交わしていませんか?

この「ふつう」「常識」という見方は人間関係を築くうえではとっても危険。

だって、この「ふつう」というのはあなたの周りの人たちの平均値であり、あなたが知っている世界の中での常識ですから。

「えーっ!?○○って芸人さん、知らないの??あんだけテレビ出てるのに?えーっ!おかしいよー」

これ、あなたがテレビをよく見てるから言えること。
テレビを置いていない人、テレビを見れる時間に活動していない人にとっては「知らないことが常識」です。

「だって俺、そんなテレビ見れる時間に家に帰れねーし。だいたいネットニュース見る程度だし。」

お正月のお雑煮、西日本では丸餅を、東日本では角餅を入れるのが「常識」とされてます。
西日本出身の奥様が東日本出身の旦那様を結婚して初めて迎えるお正月。
その常識で新年早々ケンカが勃発するかもしれません。

でも、どっちが正しいのでしょう?丸餅と角餅。

「だって私の家ではそれが当たり前だったんだから」
「私の周りの家もみんなそうだったよ」

そうして私たちは「ふつう」という曖昧な概念を取り込み、その自分の説が正しい、と思い込んでいます。
私が正しいし、ふつうだし、常識なんだから、間違っているのは、あ・な・た♪と決め付けてしまうのです。

こうした「常識」「ふつう」と思い込んでいることは何千、何万、何十万とあると言われています。

でも、「ふつう」だと思っていることは実は「私の思い込み」に過ぎないのです。

それが理解できないとコミュニケーションは一方通行になります。

「ふつう、こういう言い方したら私の気持ち伝わるよね?分かるよね?」
「うん、絶対分かるよー。カレ、ほんと鈍いのかもしれないね!」
「うんうん、鈍い鈍い。ちょっと面倒だなあ。いい人なんだけどなあ」

自分の常識で「ふつう」を作り出し、そして、相手がおかしいと「判断(ジャッジメント)」し、そして、心にちょっとした壁を作ります。
一つ一つの壁は薄いけれど、それを積み重ねていくわけです。

「あなた、ちょっと鈍いところあるからねー。私の気持ちなんてなかなか分かんないよねー」

そんなさりげない一言で地雷を踏んでしまうようになるわけですね。

「ふつうは・・・」とか「常識では・・・」って思ったときに「あっ!」と思い出してください。

その「ふつう」「常識」は私が思っている現実だって言うことに。

「あ、そうか、それは私の常識なんだ」と気付いたら、コミュニケーションの仕方が自然と変わりますね。

もし、カウンセリングで偉大なる根本先生から「え?それって投影でしょ?そんなのも分かんないの?ふつう分かるでしょ?」って言われたら「氏ね!」って即座に思うでしょ?
武闘派の皆様はすぐに槍を持って立ち上がるかもしれません(笑)

「転職先のシステムになかなか慣れなくて・・・。今までと仕事内容はそんなに変わらないんですけど、事務手続きとか書式とかが全然違ってて。しかも、教育係の先輩からは『そんなの知らないの?常識でしょ?』とか嫌味言われる始末で。」

あなたが誰かを「常識」で判断するように、あなたも誰かの「常識」で判断されてしまいます。

その時、自己肯定感が低い分だけあなたは「傷つくこと」を選択します。
「ああ、すいません。知りませんでした。(超ショック・・)」となるわけです。

少し自立するとあなたは「怒り」を選択します。もちろん、言わないけれど。
「はい。すいません。(そんなこと言ったって知らないんだから教えてくれてもいいしょ!)」

でも、態度ではちょっとむすっとしてるのが出ちゃうかもしれません。
ここでの「怒り」は「痛み」の防衛として使われるので、「傷ついたこと」に違いはありません。

そして、自己肯定感が高くなると線引きができるので傷つく度合いが減っていきます。

「あ、そうなんですね~。知りませんでした!教えて下さってありがとうございますー!!」と言いながら、その人が振りかざした常識がその人個人(その会社内限定)であることを瞬時に理解できるので明るく流すことができます。
(でも、これが正解ってわけじゃないですよ。答えは無限にあります。)

パートナーに「そんなことも知らないのか!常識だろ?」って言われたときも実は同じです。
パートナーや家族は距離が近いから、思い切りグサッと来て、むかーって来て、第273回夫婦戦争が勃発するかもしれませんが、あなたの自己肯定感がそこで発揮されます。

「そんな言い方しなくてもいいでしょ!」
「どうせ私はものを知らないですよ!」
「そんなのあんたの常識でしょ?押し付けないでよ!」

ではなく、

「うん。知らないの~。でも、もっと優しく教えてくれたらうれしいな~。うふっ」と言えるわけです。

ま、要するにいつものように「自分を大切にしなさい」というオチになるのですが・・・。

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