インナーチャイルドがかつてのストーカーを熱烈に推薦してくるんだけど?



起きてることは必然って見方をすれば、それもまた「良きこと」。
そういう意識で見ていくと、未処理のままの感情の存在や、その先のラスボス「パパ殿」に行き着くものです。

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 いつもブログを楽しく拝見しております。
ネタとして取り上げていただけると助かります。

【個人的背景】
・幼稚園のときに両親が離婚
・父は典型的なだめんず(母に対する暴力あり。無職でギャンブル三昧)
・私はファザコン(自覚あり)
・生まれてこの方、様々な敵相手に闘い続けてきて、数年前に終戦。人生初で平和になったのを機に婚活開始。

【現状】
以前ホ・オポノポノを試していたせいか、その後インナーチャイルドと思われる小さな女の子から、夢の中でほぼ毎日アクセスを受けるようになりました。
婚活で「すごくいいな!」と思っていたAさん(容姿が何となく父似)にフラれ、諦めがついた頃、女の子が「B君に会ってください。B君が可哀そうだから。B君が大好きなんです」とおかしなことを言い始めました。
Bは同級生で、学生時代のストーカーです。
通学時の待ち伏せは当たり前。私の好きな男の子がC君(親の転勤で他県へ引っ越した)であることを調べ上げ、わざわざC君に会いに行きあれこれ言ったり。当時はストーカーという言葉も概念もなく、私のつらさを分かってくれる人はごく親しい女友達だけで、男子からは「つきあってやれよ」とか言われていました。逃れるために女子校に進学。その後はつけられたりすることもなく、ようやく安心して暮らせるようになりました。
あれから四半世紀以上たって、夢の中で女の子がBのことをあれこれ言い出し、参っています。「B君、B君、B君、B君……」と念仏のようにBの名前を連呼します。「平和になったんだよ。もう戦場に戻らなくていいんだよ」と言っても効果ありません。これが数ヶ月続いており、消耗してきました。何かアドバイスをいただけると、ほんとに助かります。よろしくお願いします。
(Kさん)
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ホ・オポノポノって分かります?
Kさんがかつて所属していた東南アジアの傭兵部隊とかじゃないですよ?
ハワイ発祥のおまじない(?)ですね。
ありがとう、ごめんなさい、ゆるしてください、愛しています。
この4つの言葉を言うことで、内面も場もクリーニングができる、と言います。

以前、私が通っていたある心理学のセミナーでは毎日セミナールームをホ・オポノポノを唱えながらクリーニングしてるとおっしゃってました。
椅子を一つ一つ拭くときにホ・オポノポノを唱えるんだそうです。

実は私もしばらくこの言葉を唱えながらぶつぶつ通勤していた時期がありました。
私の場合はしばらく経つと表情が柔らかくなったり、笑顔が自然になったり、心が明るくなったり、そんな変化がやってきました。

さて、インナーチャイルドご推奨のB君なわけですが、ちなみにそのB君がいい!って主張してるインナーチャイルドはだいたい何歳くらい何でしょうか?
3~4歳の小さい子?
それともストーカーされまくりだった頃の子?

なんでインナーチャイルドがB君の名前を連呼するのか?って言うといくつか考えられることがあります。

一つ目は「ほんとうはB君のことが、どこかで気になってたんじゃない?」というたいへん素人情緒にあふれた意見。

ただ、案外これも無視できなくて「気になってる」ってのがポイントなんですよね。

皆さんの中にも「あまりタイプではなかったが、何度も告白されるうちに気になってきて付き合ってみた」なんて経験ある方いらっしゃるでしょう?

ストーカーって言うと気持ちが悪いんだけど、それを薄めにするとけっこう女子には喜ばれる作品に仕上がったりするんです。
待ち伏せも「偶然を装って週に1,2度」とかだとちょっといい感じじゃない?(笑)
それを毎日やるから気持ちが悪いだけで。

で、ま、結局B君は気持ちの悪い、怖い奴だったのですが、当然ですけど、日々の中でB君を意識していた時期は長いと思います。
それは苦痛だったんだけど・・・でも、なんだかんだB君のこといろいろと考えてましたよね?

 今頃どうしてるかなあ?
 もしかしたら近くにいるのかなあ?
 明日もあそこで待ってるのかなあ?

当然、その後には「嫌だな」とか「むかつくな」とか「処刑しようかな」とか「この豚野郎」とかいろいろと続くわけですが、単純に彼のことを「気にしてる」のは嘘ではなかったと思うんですね。

で、潜在意識ってさー、その辺が分かんないわけよ。

恋心に発する「失敗したらどうしよう」という「恐れ」も
ストーカー被害者心に発する「付きまとわれたらどうしよう」という「恐れも」

同じ「恐れ」だからさー、区別がつかないわけよ。

DVやモラハラの問題でもそうなんですが、「ずっと彼が頭の中にいて、ずっと心を占めている」というのは、恋愛してるときと似てる感覚ですよね?

そりゃあ、恋心は全然違うんだけど、ただ、彼のことを「気にしてる」という点ではまったく同じなんです。

そうするとインナーチャイルドがB君のことを好きだと勘違いして、その当時のことをいろいろと思い出させてくれるのです。

ただ、これは案外悪いことではなくて、B君と付き合うかどうか?っていうのは全然別次元で、いよいよ平和になった今、B君とのことを向き合うにはいいチャンスじゃね?というサインであることは間違いないでしょう。

長い傭兵生活を終えてシャバに戻ってきて平和を実感するKさんですが、そうするとむくむくとかつての戦場での傷が甦ってくるのです。

これは皆さん、経験あると思うんです。

「その時は気付かなかったけど、あとから振り返ったらめっちゃひどいことされてた!処刑!」みたいな。

だから、KさんにとってはB君との間に何らかの「未処理な感情」があるのは間違いないのでしょう。

だから、ひたすらお恨み帳にB君への怨念を書き綴ったり、
アマゾンや楽天で藁人形を買って深夜に5寸釘を打ち込んだり、
そんな風に感情を解放するといいですよ。

でも、さすがに今の時期、深夜2時とかめっちゃ寒いですから、薄手の白装束だけだと風邪ひくかもしれませんね。
ヒートテックなどをちゃんと仕込んでから出かけてくださいね。

その未処理な感情をインナーチャイルドが教えてくれてるとしたら、「まあ、ありがとう。かわいい。(ぎゅっ!)」てなるでしょう?

だから、B君に対して今ある感情をひたすら書きなぐったり、しゃべりまくったりして開放していくといいですよ。

ああ、別にB君を許せってことを言いたいわけではありません。
内に込めたB君への感情を吐き出すだけでOKです。

さて、そもそもKさんにとってB君とはどんな存在か?

そう、Kさんの人生に現れた何番目かのダメンズなわけです。

とすると、B君が意味するもの、分かりますよね?

お父さんってことです。

いよいよ、ダメンズのお父さんを許すときが来ましたね。

そして、ダメンズパターンを手放すときが来ましたね。

おめでとうございます!!

パパがダメンズってことは、ママはダメンズメーカー(or コレクター)ってことですよね?
そして、もしかするとママも立派な自立系武闘派女子として名を馳せた方かも知れません。

しかも、パパはまた選りすぐりのダメンズ。
ということはママはおそらく、今の時代に30代だったら、間違いなく私のブログを熟読し、セミナーに参加してガヤを連発してるでしょう。

ということで、B君の呪いを吹き払った後はお父ちゃんと向き合いましょう。
ダメンズなのにファザコンという私の読者にとてもありがちなパターンではありますが、それゆえに、恋愛対象もダメンズ一筋になりやすいですからね。

ぜひ、パパを手放して、恋愛の自由度を上げて参りましょう。

「パパはママのもの」ってパパをママに返します。
そして、パパとママに見送られて実家を旅立ちます。
寂しいけれど、でも、その寂しさはパートナーと一緒に埋めていくもの。

もうパパを助けなくていい。
もうママを助けなくていい。
私は自由に生きていける。
パパとママもそれぞれ自由になる。

そんな意識を自分に与えてみてください。
(両親が離婚してる、してないはこの場合関係ありませんので)

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