私は強いから大丈夫だと言い聞かせてきましたが、仕事も恋もついにピンチに陥っています。



強がりを手放して素直になると、どうしても認めたくないもの(お母さんとの関係等)が出てきます。
でも、そこにフォーカスしていくことで自由になっていくことができるのです。
そして「今ある幸せ」が意外にも解決のヒントになりそうです。

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根本さんのブログを片っ端から見ています。
結局、私にとってのラスボスは母だと思い知りました。仕事や恋愛や結婚で悩んでるつもりだったのに、蓋を開けてみると中学生くらいの私がいて「私はお母さんの人形じゃない!」かつて放った言葉。
ただいま失業の危機。会社の奴隷になっていたことに気づき「私だって人間です。ないがしろにされると傷つきます」と訴えた時、あれ?前にもこんな発言したな…

はじめて交際した人は家族思いで面倒見がよく、彼に理想のお父さんを重ね、奥さんやお母さんに憧れるよりも、彼の元で子ども時代をやり直したかった。

私の親は熟年離婚で母が出て行き、父は去年亡くなり、遺産は家を相続した姉に譲りました。私は強いから大丈夫だと言い聞かせて来ました。まさか、失業の危機になるとは…
ここ数年、うまくやってきたはずの職場でいじめられたり、友達と価値観が合わず疎遠になったり、片思いの彼を心の支えにしても進展はなく…
母に相談し、ちょっと距離が近くなったらダメなんです。
手料理とか重くて大量で、いらないって言えなくて受け取り、感謝よりも押し付けられてる感じ。
離婚した時、「これからはお母さんの人生だから。自由になってね」と言いながら、私は捨てられた…と思いました。
お母さんとの癒着があるから、決別しないと前に進めない。わかってるのに、お母さんをひとりにしたくない!お母さん、こっち向いて。
最後まで聞かずに結論出していなくなっちゃうところ、片思いの彼と似てて…私、お母さんのこと大好きなんだなって恐ろしくなりました。
生きてるうちに親孝行がしたいです。

手始めに自分磨き(外見も内面もいい女!目指して)と、根本さんのワークを続けています。
紛れもなく奴隷マインドで助けたい症候群ですし、問題は自分で作ってるとしたらドM過ぎますけど(笑)
10月のセミナーが楽しみです。
傷口にレモンしぼって、泣きながらメモ取りますね!お会いできたら、ぜひツーショット写真お願いします☆
(Mさん)
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この畳みかけるような言葉の量、頭の回転が早いことをうかがわせる表現、さらには、的確に状況を説明できる文章力、そして、

・私は強いから大丈夫
・紛れもない奴隷マインド、助けたい症候群
・親孝行がしたい
・傷口にレモン絞るのが好き
・自分磨きは自衛隊。
・夢は出家。

随所に散りばめられているこんな証拠(一部筆者の想像も含まれます)。
間違いなく自立系武闘派女子であられますな(笑)

サイン本はちゃんと額に入れて飾ってますか?
もしくは友達10人に自慢してその分の本を購入してあげてますか?

サイン本もらった人のノルマです!!よろしく!!!(←ということを書くと時々ほんとうに信じちゃう人がいますが、皆さんは大丈夫ですか?)

お母さんがラスボスで、かつ、大好きだってことに気付けたことがほんとうに素晴らしい。
そして、そこを何とかしようと悪戦苦闘しているのもまた素晴らしいです。
なんか、まさにラスボスにたったひとりで向かっていく勇者という感じがしますよね。
ハリウッドが映画化したそうですよ。

自分磨きから始める、というのは素敵なことです。ほんと。

「親孝行」って何だろう?て考えるんです。
あれこれと年老いた親の面倒を見てあげるのも親孝行だし、旅行や食事に連れて行ってあげて労うのも親孝行だし、生活費を送ってあげるのも親孝行だし。

でも、それだけじゃないよね、と。

親は子どものことを愛してることがほとんどで、そして、子どものためにあれやこれやとしてくれます。その結果が過保護・過干渉になることもあり、また、放置プレイになることもあり。

その方法は分かりにくく、不器用かつ一方的だったとしても、親なりに愛情を持ってくれているんだな、と思えば、もう一つの親孝行の姿が浮かび上がってきます。

「私が幸せであること」

幸せになること、ではなく、幸せであること、がとっても大事ですよ(笑)
日本語って難しいですね!(笑)

自分が幸せでいて、そして、親に感謝の思いを持っていて、そして、その感謝の表現として面倒を見てあげる・・・理想論でしょうか???でも、この理想は追っかけていい理想だと思うんですよね。

「癒し」の世界では「親から愛を受け取る」というのが一つのテーマとなります。
愛情がないように見えたあの親から愛を受け取る、というのが成熟さの一つです。
私たちは「欲しい愛」を相手に求めます。
でも、その「欲しい愛」を的確に与えられる親は少ないです。

というのも私たちは「もらっている愛」については鈍感になりやすく、「ないものねだり」をしやすいからです。

だから、「あなたの親はどんな風にあなたを愛してくれましたか?」という質問をよくします。
前提が「愛された」ってことなんです。

これはどんな方でも熟考してみる価値のあることです。
それこそ半年~1年くらいはテーマに持ってみてもいいくらいです。
それくらい壮大なテーマなんです。

親はどんな風に自分を愛してくれていたのか?
親はどんな風に人を愛する人なのか?

そこにフォーカスしてみます。

もちろん、すべての親に愛がある、ということを私は言いません。
時には「愛することのできない親に愛を教えに来た私」という物語が展開することもあります。
ただ、いきなりその結論に至るのではなく、最低でも1年くらいは考えてほしいな、と思うくらい深いものです。

それくらい時に親の愛し方は分かりにくいものなのです。

私なんかも父親から愛されていたのか?という疑問をずっと抱えていました。
今でこそ、あんなに愛情深いオヤジはいないと思っていますが、表面的な態度からはなかなか掴み取れなかったんですね。
なんせ、家にあまりいませんでしたし、愛情表現もほとんどできない人でしたし。
ただ、私の場合はその横に超情熱的母殿が鎮座していたので「パパはあんたたちのこともすごく愛してるのよ!」と欧米並みの愛情表現を受けていましたから、「知ってはいた」んですけどね。

ということで、Mさん。
まずはあのお母さんの愛し方、亡くなられたお父さんの愛し方から、その愛を受け取りましょう。
お仕着せがましいと感じたり、重たいと感じてしまうのはそこに「ニーズ」を感じるからでしょう。
そのニーズをきれいにはぎ取ってその中にある「愛」に目を向けてみましょう。

お母さんの愛を受け取ったときに大きな支えを感じられることと思います。

そして、お母さんのために「幸せでいる」ということを決めましょう。
「決める」というのが大事なポイントです。

癒着を切るのも無暗に切っていいわけではありません。
ちゃんと愛を受け取ったのち、切り離す感じ。

まあ、ちょっと難しい話になりますが、受け取ることで癒着も切れます。
だから、まずはお母さんの愛にフォーカスしてみましょう。

そして、その後で切り離していくんですね。
「私は私、母は母」って。

それと同時に「幸せでいる」ということに意識を向けましょう。
これが一番大事と言っていいもの。

さて、Mさんにとっての幸せって何でしょうか?
やっぱり男?(笑)
それも素晴らしい!ね。

「私の幸せのイメージ」をあれやこれやとイメージしてみてください。
それだけで大丈夫ですよ。

「幸せでいる」と「幸せになる」の違い。
それは「今ある幸せをちゃんと感じなさい」ってメッセージです。

今、幸せを感じられることってありませんか?
寒くなってくると一杯のあったかいお茶に幸せを感じやすくなりますよね。
毛布にくるまっているとホッとして幸せになりますよね。
街のイルミネーションは幸せになる?それとも寂しくなる?

そうしたことに意識を向けていくんです。

お母さんと日々の幸せ、2本立てですけど、取り組む価値のあるテーマだと思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。

※ちなみにこのMさんのネタはさらに話を膨らませられるので動画付き有料メルマガのネタになる予定です。
え?どんなの?読んでみたい!見てみたい!という方はこちらから登録ください!って言うとかっこいいんですけど、まだ登録フォームもなんもできてないので、しばしお待ちくださいね(笑)

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