感情は○○と同じ~負の感情、怒りとどう付き合えばいいの?~


出てきちゃったものはしょうがないんです。
出してあげるしか。
出て来てるのにないことにするのはそれこそ大人として悲惨な状況を招きますよね?

***
こんにちは。
ブログ拝見しております。
今回、どうしてもわからない事があり、ご質問させて頂きました。機会があればネタとして取り上げて頂けたら嬉しいです。

わからないというのは、負の感情の扱い方、付き合い方です。
よくカウンセリングでは、怒りや悲しみは表に出しましょうといいますよね?
私は喜怒哀楽の感情を出すタイプなのですが、怒りを表にだすと、当たり前ですが、場の雰囲気も悪くなり周りとの関係が悪くなります。それに、子供じみてみえますよね。
そこで、怒りを出さないよう、怒りを内にもったままでいてみると、自分がとても苦しくなってしまいます。それに、内に怒りを隠したまま相手にニコニコしていると、裏表があり、とても不誠実に感じてしまうんです。。
でも、人間が出来てる人は感情をコントロールすることができるってよく聞きますよね?それとも、心から怒りを消化できてるのでしょうか?
よく、プラスの方に考えようという考え方もありますよね。してみるんですが、心の奥底では思ってないので自分が二人いるような、自分をだましているような、偽善者のような気がしてくるんです。。
一体全体、どうしたらいいんでしょうか。。?みんなバランスをとってうまくできてるんでしょうか?本当にわからなくなってしまいました。
今は、イライラすること、腹の立つことがあると、表に出さず、本人にも言わず、匿名で投稿できる愚痴アプリで吐いて、気持ちをすっきりさせて、なんとか周りと何事もなく済ませています。ただ、客観的に自分を見るとかなり根暗でイタイのでは…と感じます。。。
負の感情の扱い方、付き合い方を知り、周りとうまく付き合う方法をどうぞ教えてください。
また、怒りが早く消滅、消化する方法があれば併せて教えてください。
アンガーマネージメントの本を読むと数を数える、深呼吸するなどあるのですが、全く怒りがおさまりません。下手をすれば数日ずっと心の底で怒ってる事もあります。
私は怒りを溜めやすいのでしょうか?また長く抱えてしまうタイプなのでしょうか?
よろしくお願いします。
(Tさん)
***

怒りって負の感情でしょうか?(笑)
感じちゃいけないんでしょうか?
感じちゃいけないのに感じちゃうのはなぜなんでしょうか?

なぜ、ここで怒りが出てくるのかを、正の面から考えてみたことってありますか??

うまくやろうとするとうまくいかない、のが人のサガでありまして。
セミナーでよくこんな例えをするんです。

「あ、あなた、ペットボトルのお茶飲んでるよね?それさ、うまく飲んでくれない?上手に飲んでよ」

って言われたら、どうです???
なんか変な感じがすると思うんですよね。

「人間関係をうまくやりたいんです」という相談多く頂くんです。
そういう時、こんな答えをしちゃうんです。天邪鬼ですかね?

「うまくやろうとするとうまくいきませんよ」って。

そもそも「うまく行く」というのはどういうことなんでしょうか?
場の空気を乱さず、お互い気分が良く、言いたいことが言えて、お互い理解し合おうという意欲を持ち、もしすれ違いがあっても前向きにそこと向き合えること?

そんな風に思うでしょう?
でも、「うまく行く」ってのは誰にとって「うまく行く」ということなのかを考えると、それはほんとの正解じゃないことが分かるんです。

「うまく行く」=「自分の思い通りになる」

恋愛でもそうですし、仕事でもそうです。

だから、「人間関係がうまく行くようになりたいんです」というのは「人間関係が自分の思い通りになるようにしたいんです」というのと同義なんです。

「違う!全然違う!!そうじゃない、そうじゃない!」って叫びたいでしょう?(笑)

「今まで人間関係でトラブル抱えたからそう思うんです!」って言いたいのかもしれませんが、そもそもそのトラブルって何でしょう??

やはり「相手の気分を害してしまって自分の気分が悪い」「ちゃんとコミュニケーションが取れなくて場の空気が悪くなり自分の気分が悪い」「なぜか相手に嫌われてしまってぎくしゃくして相手の気分も悪いかもしれないけれど、自分の気分も悪い」んじゃないでしょうか?

当たり前のことなんです。

今「問題とは何か?」って講座を各地でやってます。今までにない好評ぷりなので、またあちこちでやろうと思ってるんですけど、そのセミナーの中でこんな話をするんです。
ネタバレです!!大サービス!

「問題とは自分の思い通りに行かない状況のこと。例えば、彼氏が欲しい、という思いがあるけれど、できないから、それが問題になる。そもそも彼氏が欲しくない人ができなくてもなんの問題も起きない。」

逆に言えば、問題の解決=自分の思い通りになる、ということです。

でも、それが本当の解決なの?それが本当の問題なの?という視点から見ていくのがカウンセラーってお仕事です。

だから、「彼氏が欲しいけどできない」という現状から、
「かつて家庭内でお父さんが権威を振りかざして家族を支配しており、その時のお父さんに対するネガティブな感情から男性不信・嫌悪が生まれ、その後の生活でそれが強化されていて、今の彼氏ができない状況を作ってるんじゃないか?」
という本質的な問題を見出すわけです。

話題が逸れまくってる気もしますけど(笑)

Tさんは基本、自分を否定しまくってるのが文面からも伝わってくるんですけど、お気付きでしょうか???

自分はダメなんです!ってメッセージが随所にあります。

とても優しさがあり、人のことを考えられる人だと思います。
また、平和主義で、場を乱したくない、いい雰囲気を作りたい、というのも分かります。
でも、そのために自己犠牲しては何も意味がないと思うのです。
しかも、喜怒哀楽の激しい(?)、情熱女子なんでしょう???
それってTさん本来の姿なの?って思っちゃうんですけどね。

周りの空気を乱さないために感情を我慢するのはとても不健康なことですよね。
苦しいし、周りの人のためにもなりません。

>でも、人間が出来てる人は感情をコントロールすることができるってよく聞きますよね?それとも、心から怒りを消化できてるのでしょうか?

感情ってコントロールできないってのが私の学んだ心理学であり、持論なんですけどね(笑)

感情て天気と一緒って言うんです。

晴れてほしいけれど雨が降るし、いい季節なのに曇天が続くと憂鬱になるし。
(ま、その前提では雨がめんどくさいって思い込みがあるわけですけど、その話はちょっと横に置きます(笑))

怒りを早く消化したい、という思いは自然なことだと思います。
怒りを感じて気分がいい!という人はいませんから。
でも、それは、早く雨がやんでほしい、と思うのと同じレベルのことだと思うと良いです。

沖縄の人たちは台風が来ると「スーパーに行って食料を備蓄し、大人は酒をしこたま買い込み、子どもたちはDVDを借りて、台風が過ぎ去るのを遊びながら過ごす」そうです。

でも、感情をコントロールしようってアプローチは「台風よ、逸れろ!!!」って叫び、「いや、台風何て来てないし」って表を傘もささずに歩くのと同じことかもしれません。

いやあ、生命の危機に結びつきますよね。

>でも、人間が出来てる人は感情をコントロールすることができるってよく聞きますよね?

これって私から言わせると、感情と上手に付き合ってるってことだと思うんです。
で、器の広さ!

色々な体験をしてきて、感情と向き合ってきた結果、どんな感情に対しても“受け入れることができる”って意味だと思うのですね。

つまり、いろんな感情との付き合い方を体得してる人、なのかもしれません。

感情って意味のないものってないんです。
怒りが出てくるってことは怒りが出てくるのが正しい状態なんです。

それを「ないんです。怒りなんてないんです」ってやりたくてももう手遅れなんです。

私の師匠の偉大なる格言に「感情とウンコは同じ」というありがたい言葉があります。
「出ちゃうものはしょうがない。出ないと言ってひっこ込めると体に悪い」のです。

そこはお尻を押さえながらトイレを探すのがベストです。

じゃあ、そのトイレって何か?っていうと感情を吐き出せる場所です。

思い切り叫べる場所。
泣ける場所。
話を聞いてもらえるところ。

私のセミナーに出たことある方はミミダコだと思うんですけど、「お恨み帳」とか「お手紙作戦」なんかは有効ですね。

つい昨日も「元ダンナにむかついてしょうがない!!」って人がいたので「御恨み帳作って、思うこと全部書き出してみたら?」って提案したら「めっちゃ泣けたし、すっきりしたし、良かった!ありがとう!」って返事が来てました。

感情って引っ込めるものじゃなくて、出すものなんです。
そう、偉大なる師匠の格言を思い出しましょう。

怒りについて補足しましょう。
これ以前も書いたことありますね。

怒りを出す、というのを、誰かにぶつけることだと思っちゃうんですけど、それは怒りから逃げてることになるんです。

何がきっかけで怒りが出たとしても、その怒りを感じているのは自分自身です。
昨日も書きましたけど、自分の怒りが誘発される理由が“自分自身”にあるんです。

たいていは「傷」があります。
傷に触れて、その痛みから自分を守るために怒りを使います。
とすれば、その傷が癒されなければまたその怒りは発動します。

逆に言えば、そうして怒りという感情は自分自身を守ってくれてるんです。
そういう目で見れば怒りって悪い感情ではありません。

悲しみを感じる。
理不尽さを感じる。
気を遣う。

どれも理由があってのこと。

感情って「結果」なんですよね。

だから、出てしまった結果をどうこうするのって難しいんです。

「この間のテスト、なんと62点だった!あり得ない!」と思い、どんだけ念力を使っても62点が85点になることはないんです。

それよりも、なんで62点だったのかを考えた方が前向きだと思いませんか?

感情を否定する、というのは、ウンコ理論でも、テスト理論でもやっぱりおかしなことなんです。

「こうあらねば」という理想の自分と戦ってませんか?
感情をコントロールできる人が素晴らしいから、そういう人にならなければ。そういう人でない自分はダメなんだって。

それって自分を型にはめる生き方なんですよね。
窮屈になりませんか?

「私」の個性を活かす生き方を探しましょうっていつも言うてるんです。

それは自分を愛するってことなんです。

喜怒哀楽の激しい自分を愛してあげる、ということ。

それを受け入れると世界は変わりますよ。

職場で怒りを出して一瞬は変な空気になるかもしれないけれど、別にだからってどうこうなるわけではありません。
それが「私らしさ」であれば、周りは受容可能です。

だって何とかなっちゃってるでしょう?
人の器の大きさも信頼してあげたいですよね。

それが自分らしさであれば、味方は増えます。
あなたをよく思わない人も出てくるかもしれないけれど、守ってくれる人、味方してくれる人も必ず出てきます。

大切なのは「私らしさ」
感情をコントロールする前に、その出てきた感情をまずは受け入れましょう。

「感情は天気と同じ」
「感情とウンコは同じ」

どちらでも好きな方を採用ください(笑)

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