自信がないから自慢する~補償行為のあれこれ~


自画自賛する人は、自分を褒めてほしいけど、周りは自分を褒めてくれないから、自分を褒めてくれるようにそれを求める態度を取ったりします。
だから、周りの人は気分よくないけど、ほんとは本人も気分よくないかも。

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いつもブログを楽しみにしています。
最近、「そういえば昔、こんなタイプの人が居たな~、あれは何でだったんだろう?」とフッと思ったことがあるのでリクエストします。

それは、自画自賛の人、です。

職場で出会う、「私は同じ職場の同性と、上手くやっている」と言ってくる女性同僚、
「私はこんなに仕事してる・仕事してきた」という人。
「私はこんなに姑と上手くやっている」と言ってくる人・・・。
どの人も、こちらが聞いてもないのに自分から言ってくるんです。

私から見ると、自分で言うほどそんなに上手くやってるのかな?というのが正直なところです。
職場の同性と上手くやってるって、褒めて煽ててモノとか渡して、ってだけなんじゃ・・・と思います。
褒めているのもワザとらしくて聞いていてイライラします。
こんなに仕事してるって、喋ってばかりなのに、とも思います。

姑と上手くやってるって、前夫との子供を自分の親に育てさせておいて、自分だけ現夫の方に行ってしまって、どこが上手くやってるの?って思います。
そもそも、その人たちが上手くやっているかどうか・自分で自分をどう思っているかなんて、私には興味がありません。

最近はこういう人は減ったなと思うのですが、何となく疑問に思ったのでリクエストしてみました。
なぜ「私は上手くやっている」なんて聞かれてもいないのに自分から言ってしまうのでしょうか?
(Rさん)
***

周りが「うまくやってる」って言ってくれないからでしょうねえ。
そら、うまくやってないですから。
でも、うまくやってないってことを認めたくない、否定したい、と思うから、「うまくやってるよ」ってアピールしなきゃいけません。
うまくやってないってことはまずいわけで、うまくやってることにしたいわけですから。

自画自賛って案外、自己満足の世界で、かつ、自己憐憫や自己弁護の世界だったりしますから。

ね?こう4文字熟語をさらっと並べるところなんて根本さんめっちゃ博学だと思わない???っていう感じね(笑)

セミナーでもブログでもちょくちょく言う話。

「自信家って自信のない人のこと。自信がある人は堂々と、毅然としているけれど、穏やかで地に足の着いた態度をしていて、自分の功績を自慢したりしない。」

「ほんとうに偉い人は自分から偉いぞ!なんて言わない。本人が言わずとも周りの人たちがそれを語ってくれるから」

本当は自信がないんだけど、自信のない自分を許せなくて、ダメだと思っているので、自信があるふりをします。虚勢を張るんですね。

自分は全然偉くもなんともない(と思う)んだけど、それじゃダメだから、もっと周りに認めてもらわなきゃと思って「俺は偉いんだぞ」って言います。

「ねえ、今日も家事サボっちゃった。最近、ちょっとバタバタしてたからいいよね?」ってママ友にしゃべるママ。
「いいよ、いいよ。あたしなんてほんとサボるのがふつうになっちゃってさー、今日も旦那に『ごめん、お昼、外で食べて』って500円渡したところだもん」
と答えるママ。

お互い「自分は悪い」と思ってるんだけど、慰め合うことで「悪いことしてない」という安心感、安堵感を得る感じ。
なんか許されるような感じ。

これも似た話ね。

こういうのも『補償行為』って言います。

「もうすぐ涼しくなるから秋用のコートを思い切って買っちゃった。10万もしたんだけどすごく気に入ったから。だから、今日のお昼はサラダだけにして節約する。」

お昼の節約分はせいぜい数百円。
散財した10万に比べれば全然少額。
でも、「あっちで使ったけど、ここで節約してるからこれでいいんだ」という思いで自分を納得させようとするのです。
金額の多寡ではなく、精神的バランスを求めるのです。

これも補償行為ですね。

こういう補償行為は愛から出た行動ではなく、怖れから出たものです。
そして、自己満足的な自己中心的な、相手のことを配慮した発言、行動ではありません。

だから、聞いている方は気分がよくありません。
イライラしてしまいます。

ただ、イライラしてるってことは自分にも余裕がないこと。
そうしたことは言わないけれどどこかで思ってる可能性もあります。

「認めてほしいけど、認めて!なんてあからさまに言いたくない。あいつらみたいになりたくない!」とするとイライラするわけです。

つまり、自分も何か引っかかるところがあってその人たちの行為を受け入れられないんですね。
まあ、それがふつうですけれどね。

だから、「自分の中にもそういうところってないかなあ?自分もそういう自己顕示欲ってないかなあ?」って内面を見てみるといいです。

「自分はしないようにしてること」を周りの人がやってるからむかつくわけでね。
「お前もそんなことするなよ!」って言いたくなるのです。

だいたいイライラするのは自分なわけですから、自分の何かに引っ掛かりがあるからイラッとするわけです。
たいていそこは自信のないところ、罪悪感感じてるところ、ダメ出ししてるところ、我慢してるところ、禁止してるところなどで、イライラきっかけで自分のホンネやパターンに気付くことができるんです。

人のふり見て我がふり直せってことですね。

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