私にはこうなりたい姿があり、それを叶えている人に出会うたびに激しく嫉妬してしまうのです。

それだけ情熱の女ってことですよね!
そして、それだけの実力と価値を持った人ってことですよね。
競争を手放し、自分にできることに意識を向けてあげましょう。

***
根本さんはじめまして。
CS時代からずっとブログ拝見しています。間空いたりもしますが、行き詰ったら「困った時の根本さん」とばかりにブログを読みまくり、助けて頂いています。ただ、今回読めば読む程こんがらがってきたので、思い切って送らせて頂きました。

嫉妬についての、質問です。
「嫉妬の心理学講座(11/19東京)は奥が深くて難しい、けど、気付きがいっぱい。」で、<本当に手に入らないものには嫉妬なんてしないんです。
手に入ることを知っていながらも、手に入れられない、となぜか思っているから「嫉妬」になってしまうのです。
でも、それが欲しい、それが手に入る!ということを知れば(確信すれば)たちどころに嫉妬は消えていき、応援の気持ち、承認、賞賛の気持ちへと変わっていきます。>と書かれています。

http://nemotohiroyuki.jp/event-cat/11313

でも、「[196]会社のマドンナ風の女の子に・・・。」の記事では<その気持ちに素直になる、つまりは、このジャンルでは負けを認めてしまうことがぎこちなさの解消方法です。>と書かれていました。

http://nemotohiroyuki.jp/manwoman-psychology/7296

「このジャンルでは負けを認めて」ということは、今嫉妬を感じているジャンルでは手に入らないということなのではないんですか?
そして、最初の記事と矛盾しませんか??(この間、かなりタイムラグがあるので、並べるのは適していないかもしれないですが)
私の理解力がないのかもしれないですが、また、二番煎じなので面白くないかもしれませんが(笑)、今のしんどい状態をなんとかしたいので、どうするのがいいのか解説がてら教えて頂ければ嬉しいです。

ちなみに、私の今のしんどい状態とは、こうなりたいと思っている事があり、それを叶えている人に出会うたびに激しく嫉妬してしまっていて、しんどいのです。
趣味でも仕事でも、いつも「なんであの人ばっかり!!」ってしょっちゅう思って「ぐぎぎ…」ってなっています。
特に趣味は創作活動なので、なおさら比較も激しく、ずっと「もっと見て欲しい」とか思いながら、実際、技術の向上にも自分なりに取り組んできたりして、頑張ってきました。
でも一向に望む様な状態にならず…。
もう諦めるしかないんでしょうか…。そう思うとなんともいえない虚無感みたいなものを感じてしまいます。抜けがらになりそうです。
話が前後してしまいましたが、いつかの折にでもネタとして取り上げて頂けたら嬉しいです。
(Nさん)
***

心理学って別名「ああ言えばこう言う学」というの、ご存知でしたか?
マニアなNさんとしてはもちろんご理解なさってるかもしれませんけど。

故に、「あれ?この記事では○○って言ってたのに、この記事では××って言ってる。」ということが頻繁に起こり得ると思います。

矛盾してるんじゃないの?と言われると「ああ、確かに矛盾してますね」ってなっちゃうことも多いんです。
それを「相手によって言い方変えますからね~」という風に言うんですけど、要するに「その時の気分によって言い方変わりますよ~」というのが正解かも知れません(笑)

とはいえ、その人の状態によって言い方変えてるのは間違いはないです。

例えば失恋して苦しくて悶絶してる人に「もう一回チャレンジしなよ」って言うこともあれば、「次に行った方がいいんでないかい?」て言うこともあります。

その違いはもう直観というか感覚(単なる思い付き)というか、その人の状態を見て判断する(私の気分次第)というか、難しいところです。

さて、嫉妬についてですが、実は引用していただいた文章はどちらも正しいことを言っています。
私から見るとあまり矛盾は感じないのです。

整理してみましょう。

・手に入らないものに私たちは嫉妬しない。
・情熱の女(男)は嫉妬深い。
・自信のなさ、自己肯定感の低さ、無価値感の強さから嫉妬は生まれる。
・競争心が嫉妬心に油を注ぐ
・嫉妬は人生に彩りを添える濃い感情の一つ。
・競争を手放すことで嫉妬心は消える。
・負けを認めることが競争を手放すこと。

競争を手放す(負けを認める)というのと、手に入らない、というのは別なんですよね。

創作だったら「あんないい作品作りやがって!!」というのは、本来自分もそのレベルの作品を作れることを知っていながらも、まだ技術、経験、やる気、タイミング、許し等々のタイミングで、その本来の実力を発揮できていないときに激しく嫉妬心が生まれます。

あるいは「なんであの人ばかり評価されて」と思うのは、もう分かりますよね。
「あの人と自分はほんとうは同じだけの実力がある」ということを知っているからこそ、生まれるんです。

「私だって超魅力的なのに、なんであの女ばっかり恋愛がうまく行くのよ!」てな風にね。

でも、そこでややこしくなるのは「人(立場)」と「要素」とがごっちゃになるからなんですね。

私たちは「その要素」を手に入れることはできるけれど、「その人」にはなれませんよね?
例えば、あなたが「Aさんのかわいらしさ」に嫉妬してたとすると、「かわいらしさ」を手に入れることはできますが、「Aさん」にはなれませんよね?
この違い、分かってるようで分かってないことで、すごく重要なこと。

例えば、ある人が創った素晴らしい創作が評価されて賞を取ったとしましょう。
そうすると「私」は「なんであの人ばかり賞が取れるんだ!」と嫉妬します。
その時「私」には、
1.その人と同じレベルの作品を作ることができるのに、自分はできなかった!!
2.自分だって賞を取りたい(人から評価されたい)のに、私は評価されてない!理不尽だ!!
という気持ちが芽生えます。

それがくそーっ!!なんで!!!うらやましい~~~!!!!!という感情になると、人はそれを「嫉妬」と呼ぶんです。

そして、当然ですけど、そこには競争心も隠れてます。
「あいつが私より優れてるなんて!!認められん!!あんな足の臭い奴に負けるなんてありえへん!!」という風に。

「私」は「あの人」になりたいんでしょうか?
「あの人みたいに」なりたいんだろうと思いますが、足臭くなりたくないですよね?(笑)
でも、感覚的には「あの人になりたい」と思っちゃっているんです。
それが苦しいんです。
なれないですから。
どうしたって「あの人」にはなれませんから。

嫉妬心や競争心が強い時って特に「2」しか見えません。
「1」も負け惜しみが入って「私の作品の方がもっと優れてるのに!」って思えたりします。

だから余計に「良い作品を作る」「賞を取る」という“要素”と、「あの人」という“人”がごっちゃになってしまうんです。

そこに線を引きましょうってことです。

負けを認める(競争を手放す)というのは、あの人はあの人、私は私、と明確に線を引くことです。
また、相手の価値を素直に認める、ということです。

それは同時に自分の価値や才能を認める、ということでもあります。

>ちなみに、私の今のしんどい状態とは、こうなりたいと思っている事があり、それを叶えている人に出会うたびに激しく嫉妬してしまっていて、しんどいのです。

そりゃ、そうですよねえ。
それはふつうのことだと思いますよ。
もっと激しく嫉妬しても良いと思います(笑)

>趣味でも仕事でも、いつも「なんであの人ばっかり!!」ってしょっちゅう思って「ぐぎぎ…」ってなっています。

叫びましょう!感情は解放してよいのです。ウンコは早く出した方がすっきりするのです!(笑)

でも、そのぐぎぎぎぎ・・・が新たな創作意欲に結びついていますか?

>特に趣味は創作活動なので、なおさら比較も激しく、ずっと「もっと見て欲しい」とか思いながら、実際、技術の向上にも自分なりに取り組んできたりして、頑張ってきました。
>でも一向に望む様な状態にならず…。

その望む様な状態ってどんな状態なんでしょうか。
明確に作品のイメージができているんでしょうか?
それとも人の評価されることを望んでいるのでしょうか?

頑張ってきたことってすごいことですよね。
1、2年前に比べたら自分でも成長を感じられるんじゃないでしょうか?(もし、感じられないのであれば、成長ポイントを是が非でも探してください)

創作活動ってやっぱりその人の才能を見せつけられることっていっぱいありますよね~
私の仕事もそんな職人的、芸術的な部分があるので、あちらこちらですごい才能の人に出会うんですね。
私のお師匠さんはほんと天才的な人で、ずっとこの人には叶わないと思ってましたし、そんな自分はダメだと思ってました。
ほんと昔は「なんで僕のところにカウンセリングに来るんだろう?師匠のところに行けば早く解決するのに」と思ってたわけです。

私の中に競争心があったわけです。

でも、自分にできることをやろう、自分ができることにベストを尽くそう、と思うようになってからその思いはスーッと消えていきました。

師匠と同じでなければいけない、という思いが嫉妬や競争に繋がってたわけですね。

自分には自分ができることがある、という意識はとてもNさんを救ってくれると思います。

さらに人からの評価を判断基準にしてしまうと、それはもう虚無感しか出て来ないと思います。
人の顔色を伺って作る作品って面白いと思います?
評価されるために作られた作品ってどう思います?

創作が何が怖いって自分をさらけ出すところですよね。
もう「これが私!」って裸で街を歩くようなもんですよね?(笑)
逆に言えば「これが私」って意識を向けて行かないと納得できるものもできないと思うんですよね。
だから、創作って他人の評価と逆方向に向かった方が満足感が高まるものだと思うんです。

ただ、これって創作に限らないんですけどね。
仕事でも、結婚・恋愛でも同じことだと思うんですけどね。

Nさんにしかできないこと。
Nさんにしか出せないもの。
Nさんにしか創り出せないもの。
きっとありますよね~

そこに意識を向けてあげてはどうでしょうか。

私は私、人は人。
私は私にしかできないことをすれば良い。

次にぐぎぎぎぎぎ・・・となったときはぜひ、この文言を何回も唱えてみてください。

それと同時に自信を付けるプロセスを。

・私の作品の素晴らしさを100個挙げてください。
・私が創作に込める思いを文章もしくは音楽もしくは絵等で表現してください。
・私が求める理想の作品とはどんな要素を持ったものなのか30個探してください。
 (例:人を感動させる、笑わせる、記憶に残る、等)

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