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うまく行かないことがあると「自分のやり方がダメだ」と判断して「正しいやり方」を探そうとするのですが、果たしてそれが自分に合っているかどうか?やりたいかどうか?という点がもっとも大事なんです。
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こんばんわ
いま些細なことがきっかけで今までの我慢が爆発して、彼の連絡を一切無視してます。他にも母と姉と親友にも同じように連絡がきても無視を半年してます。
自分でもなぜ我慢を知らず知らずのうちにしてしまって、言えずに自分の殻にこもり無視をするのかを考えました。
ケンカが苦手なんです。しても中途半端しか出せないので、こちらが迫力負けしてしまい、あっちの言い分が理不尽に思えてふつふつと根深く恨みをもちます。
根本さんのブログにケンカは思い切りやれと書いてありましたが、例外はありますか??
子供の頃、兄妹同士や親との喧嘩で思いきりしましたが、いつまでもその時の喧嘩の文句をネチネチ言われたりして、スッキリする喧嘩を知りません。なので喧嘩をさけてしまいます。
喧嘩すると疲れるし相手に対する幻滅がすごいするので、なるべくしたくないです。
ですが、いま色んな人を拒絶している私に問題があるとしたら喧嘩ができないことでしょうか。もうしんどいです。
お時間ありましたら喧嘩のススメ的なお話を頂けませんでしょうか。
もう拒絶せず絆をつなげられる関係をつくりたいです。お願いします、、
(Yさん)
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Yさんってここまで考えられるから賢い方だと思うんですが、自己分析ってやっぱり危険がいっぱいだなあ~ということを考えさせられます。
特に、情熱女子の自己分析はその他の選択肢が目に入らない可能性が高いのでますます危険だな、と思うんです。
>いま些細なことがきっかけで今までの我慢が爆発して、彼の連絡を一切無視してます。他にも母と姉と親友にも同じように連絡がきても無視を半年してます。
これが「Yさん流ケンカ術」なんですよね。
だから、何がいけないのかなあ?と思っちゃうんですね。
Yさんの場合
「あたしは怒ってんねーん!!ふんふんふんふんふんふんふんふんふーん!!!」
という気持ちの表し方が、
【無視】
というわけです。その無視の度合いと期間によって怒りの量を知らしめているわけです。
周りからすれば、
「今回のYさんの無視はかれこれ半年ですか。相当なお怒り様ですなあ」
「ほんとですなあ。過去にそういう記録は滅多になかったんじゃありませぬか」
「いや、意外とあってのぅ。以前も1年という記録が残っておりますぞ」
「そうでしたか。いやはや、今回もいつまで続くのでしょうねえ」
という風にYさんの怒りについて推量することができるわけです。
そうした怒りの表現方法は他にも
【暴言吐きまくる】
というやり方もあれば、
【おらおらおらおらおらおら~(と相手の襟首をつかむ)】
というやり方もあれば、
【超冷たく言い返す】
というやり方もあれば、
【モノに当たる】
というやり方もあれば、
【嫌味を込めて言い返す】
というやり方もあります。
他にももっといろいろあって、ミックスもあります。
すなわち、無限にあると言っていいんですね。
そして、たいていがその人のオリジナルであり、また、そのやり方も数種類程度はお持ちかと思うんです。
Yさんの『殻にこもるやり方』というのは古来から日本にある伝統的かつ王道なやり方でまさに『天照スタイル』と呼ばれる怒りの表現方法なんです(今、私が名付けました)。ほら、彼女、天岩戸に長いこと引きこもったでしょ?
でもさー、「あら、あたしの怒り方って天照スタイルなの??神様と一緒じゃなの???なんか、オシャレー。じゃ、いいかも?」って思えませんか?(笑)
>根本さんのブログにケンカは思い切りやれと書いてありましたが、例外はありますか??
たぶん、これ、文脈を見れば分かると思うんですが、怒りをぶつけたいのに我慢してるんだったら思い切り出した方が良うござんす、という話だったんじゃないでしょうか。
基本的に「出せる人は出す、出せない人は出せないなりにいいやり方を考える」なので、思い切りできないならほかの方法を当たればいいと思います。
答えはひとつじゃないですから。
そもそもYさん、今だって思い切り【無視】してるんでしょう?
だから、今だって十分思い切りケンカしてる状態なんじゃないでしょうか??
これもまあ、自己否定の一種でね。
自分のやり方が良くない、という前提にあるから、無視がダメだの思い切り感情をぶつけ合うのが良いとか思っちゃうんです。
感情出すのが苦手な人がいきなり感情だしたら、そら、失敗しますよ。
それでうまく感情出してすっきりできるケンカできるんなら、その人、ケンカの達人、ていうか、天才ですよ。
『今まで泳いだことなかったんですけど、初めてプールに飛び込んだら自然に体が動いて50メートルですか?すーっと泳げちゃったんです。しかも、泳ぐってすごく気持ちがいいですね。ハマりそうです』
ってすごくないですか?
もう、日本水連とか来ちゃうレベルですよね??
だから、Yさんに衝撃の一言。
『お前はもうすでに思い切りケンカしている』(かなり字余り)
さて、自己分析が危険だな、と思ったのはYさんの中にそもそも
>もう拒絶せず絆をつなげられる関係をつくりたいです。お願いします、、
というテーマがあって、それは自分がいつも恋人や家族との連絡を絶って殻にこもってしまうってところが問題だと思っているんですね。
それで、そんな自分を「否定」するので、
「殻にこもらず、その感情を表に出すのが本来の姿で、そうすればうまく行くだろう」
と思い立つんです。ところが、
「かつて散々感情を出したこともあるけれど、何一つスッキリしなかった」
という過去の体験が思い出され、そこで葛藤が生まれます。
問題ってのは思考と感情の葛藤か、感情と感情の葛藤から生まれます。
だとすると、そこで
「自分が感情をスッキリ出せるようなケンカができれば人を拒絶せずに絆が繋がれれる関係が作れる」
との結論を出せるわけです。
ご覧のように、この結論は自己否定の塊なんです。カウンセリングとかで根本大先生にそうお願いしたら、即座に
「え?ほんとにそれしたいん?っていうか、できるん?」
って返されるレベルなんです。
すなわち、
「根本さんが前にブログでホームパーティを開くといいって書いてあって、そうしたらみんなに喜んでもらえるかな?って思うんですが、私、料理も好きじゃないし、人を部屋に招くのも得意じゃないし、オモテナシとかできないんですけど、やっぱり友達といい関係築くにはホームパーティが一番なんですよね???」
という質問みたいなもんなんです。
「他にもいっぱいあるやろー???」って思いませんか?
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「拒絶せず絆をつなげられる関係をつくりたい」という方法は他にもいっぱいあるんです。
「我慢を知らず知らずのうちにしてしまって、言えずに自分の殻にこもり無視をする」のを否定せずにできる方法探しませんか??
そもそも「我慢を知らず知らずのうちにしてしまって、言えずに自分の殻にこもり無視をする」って大切なYさんの個性ですよ。
こういう個性があるからこその長所もありますよー。
自分の殻にこもってしまう場合、怒りも不満も抱え込んでしまうし、一度殻にこもってしまうと意外とその中が居心地良くて出にくくなったりしてしまうんですよね。
その感情を相手にぶつける以外の方法で外に出しちゃえばいいんです。
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よくお恨み帳を作ることをお勧めしていますが、そういう記事はご覧になったことあります?
あるいは、恨み辛み憎しみ怒りの手紙を和紙に筆ペンで書くのがいい、という話は聞いたことありませんか?噂ではそういうワークショップもあるとか?(笑)
一番シンプルな方法としては、そうして自分が思っていることをただただ紙に書いていくのがいいです。
あと、例えば、こんなところもあります。
>http://www.eonet.ne.jp/~piat-thor/index.html
>http://yatsuataridokoro.com/
これもかなりスッキリしますよね~~~
感情は外に出してあげればすっきりするシステムになっているので、怒りの感情なども、
・運動する
・歌う
・踊る
・しゃべり倒す
といったスタンダードな方法に加え、
・怒涛の皿洗い
・怒涛の掃除機
・怒涛のアイロンがけ
・怒涛の拭き掃除
などの、怒りも処理出来て、家事も進む方法もあります。
OLさんならば
・怒涛のシュレッダー
・怒涛の大量コピー
・怒涛のデータ入力
・怒涛の伝票処理
などの方法もありますが、入力ミスは覚悟しなければなりません。
感情を解放するのも許しのためです。
そうして、感情をすっきりさせてあげると余裕も生まれるので再び相手に近付きやすくなるでしょう。
そうして、お互いの距離が離れても「自分なりのやり方=自分に合ったやり方」で近づく意欲を持つことで絆は強くなっていきますね。
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