誰も悪くない、という見方をすると愛と繋がり、そして、問題が解決する。



善悪や正誤という見方は対立を作るのでつながりを切ります。
どっちも悪くないという見方は愛と繋がることができます。
だから問題も解決するのですね。

昨日のブログの続き、かな。
リクエストにお答えしているときでも「誰が悪くて、誰が良いって見方はしないですよ」とか「何が正しいか、間違ってるかって基準では見ないんですよね」なんて話をしているわけです。

「旦那が浮気をしている上に私に暴言を吐き続けるんです。」という話を聞けば、そりゃ、悪い旦那だなあ、と思うのが自然かもしれません。
「そんなひどい旦那、別れちゃいなよ」って思う人だっているでしょう。

ただ、それで問題が解決するか?っていうとどうでしょうか・・・。

もし、善悪をはっきりさせたい、白黒つけたいって言うなら、それは例えば弁護士さんに依頼されるのが良いかと思います。

もし、旦那さんと仲良くなりたいって言うなら、また話は別。
ただ、むかつくものはむかつく、悲しいものは悲しい、で全然OK。

感情は感情。
行動は行動。

感情は大事なもの。
天気と一緒。
嫌な雨だと思ってもそれに付き合うしかないもの。

ウンコと一緒。
出てきたものはしょうがない。出すだけ。

雨降ってるのにそれを認めたくなくて「いやあ、今日はいい天気だ!」てやるの、おかしいでしょう?風邪引くし。

超絶便意が来てるのに「全然ウンコしたくないし、全然大丈夫だし」てのも苦しいでしょう?さっさとトイレ行けよ、すぐそこじゃないか!って話になるでしょ?

でも、それと思考は別。
だからって否定していい、自分の正しさを主張していいってことにはならないと思うのです。
というか、そういう風にすると関係は悪くなる一方だと思うのです。

浮気してる旦那さんと浮気されてる奥さん。
世間は奥さんに同情的。
証拠さえ見つければ法律だって奥さんの味方。

よっしゃ!奥さん、完全勝利!慰謝料だってゲット!

それが幸せだったらよいのですね。

でも、旦那さんと別れたくなくて、もう一回仲良くしたいんだったら、その方法はどうでしょうか?

あなたが正しいってことは彼は間違っている。
あなたが良い人ってことは彼は悪い人。

間違っている人と正しい人は一緒にいられる?
悪い人って決められた人は良い人のことを愛せる?

逃げたくなりません?
壁、溝、できません?

浮気の問題とか見ていくとこんなケースも多いんです。
「ふだんは大人しい旦那をサンドバッグがわりに感情の処理させて、わがままし放題、女帝のように暮らしていて彼の気持ちなんて考えたことがなかった。そんな時に発覚した問題だった。」

「実は私の方が先に浮気してて。彼は気付いていなかったと思うんだけど、その頃は旦那にすごく冷たい態度を取っていて。」

「子どもが生まれてから全然旦那のこと放置プレイで寂しかったんだろうなあ、と思います。私も彼のことを気遣う余裕もなくて。」

どっちもどっちだよね~って感じですね(笑)

でも、だからって奥さんが悪いってこともないし、旦那さんが悪いってこともありません。

そんな奥さんにはこう話をしていくんです。

「なんでそんな旦那をサンドバッグにしたの?やっぱり殴りやすい形してたから??いい音出してました??」

「なんで浮気してたの?退屈な男だった?それとも超魅力的な男が現れちゃったの?」

「そら、子どもは手がかかるからねえ。うちの子も自分で服着れるのに、パパに着せて~ってくるんですよ。仕事中に。つい5分前のことですけどね。」

それも悪くない。
あれも悪くない。

良いとも悪いともなく、ただ、その事実がそこにあるだけ。

そうしてニュートラルな目で見ていきます。

そういう意識になって行ったときに素直な心が出てきます。
そしたらこんな話をしていきます。

「好きだから悩むんだよね。めっちゃ愛してるんでしょう?それに気付かなかった、胡坐をかいてた、そんな自分が許せないかもしれないけれど、それだけ幸せだったんだよね。
旦那さんのこと、嫌いになれたらいいのにね。
ほんとに憎めたらいいのにね。
そしたら、もっと楽になるのにね。
自分の愛情に気付いた?こんなにも愛してるって思い知った?
だから、苦しいんだよね。愛する人がこっちを向いてくれないわけだから。
しょうがないけど、しばらくは片思いでいましょうか。屈辱的だけどさー。
それでね、自分を磨きましょう。今できることしましょう。
この問題分かってからきれいになったと思わない?
ほら、不幸が女をきれいにするとか知らない?
嬉しくはないけどね~。
でも、女ってこと思い出したでしょ?それは素晴らしいことね。」

誰も悪くないってことは自分も悪くないのね。
だから、自分を責めるのは遠回りね。
責める暇があったら、今できること、自分を輝かせること、した方がいいよね。

責めてたって何も起こらないから。

誰も悪くない。
ただただ起きていることは起きていること。
感情には素直に。
苦しいのは愛があるから。

そんなことを意識すると楽になります。
おそらく、それが真実だから。

そうすると愛と繋がれるのね。
愛と繋がるとどんな状況でも人は幸せを感じて安心して喜びを感じられるのね。

そうなったときがきっと問題解決。
起こったことすべてが受け止められるようになります。

だって浮気してる旦那が戻ってきたのが問題解決じゃないでしょう?
ただ戻って来ただけなら「また出ていくかも」って不安になるもの。

それが愛と繋がっていたら彼のことを信頼できるからさ。
「必要なときに戻ってくるし、そんな彼を私は愛するし」と思えてるので、彼がどんな行動を採ろうが影響されなくなるんです。
そして愛を感じてるから苦しくないんです。
それが問題解決って言うんじゃないかなあ、と思います。

ただ、そういうのができちゃうともう悟りみたいなもんで後ほどの人生が面白くなくなるからね。
だから、やっぱりむかつくし、苦しいし、嫉妬もするし、地団駄も踏むし、悔しいし、、、って感情は出てくると思います。
波があるものでして。

だから、悲喜こもごもあるんだけど、誰も悪くないってところを分かっているのであればより安全で楽しいんじゃないかな、と思うわけです。

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