自立系武闘派情熱女子の私がふつうの恋をするために、あの大嫌いなお父さんを許したい。


なぜ、お父さんに似た人を恋人に選んでしまうのか?というお話から、お父さんを許すプロセス、そして、自分を癒す方法までを網羅してみました。
ところどころぶつぶつ声に出してみると有効なセリフもありますので、人気のないところでお試しください!(笑)

***
根本さん、こんにちは。いつも楽しく拝見させていただいております。
日々のコラムを読むとホッとした気分になるので、感情が乱れた時によくお世話になっております。
初めてリクエストさせて頂きます。
宜しければお付き合い下さい。

現在28歳になるのですが初体験の相手から、お付き合いした方、遊ばれて終わった方まで、お相手は複雑な家庭環境なニート、幼少期の事故で傷を抱えた絵描き志望、ナイーブ過ぎるフリーランスのクリエイター、セクシャルマイノリティを持った方等の男性経験しかした事がなく
共依存的な関係や、他の女性に乗り換えられたりと散々どんちゃん騒ぎを起こしてきました。
そんな私ですが友人達には本当に恵まれており手厚過ぎる介抱して貰い今まで生きてきました。
ですがもう精魂尽きてしまい、本当に普通の恋愛がしたい!
負の歴史を繰り返し過ぎて友人達に申し訳がたたない!と思い自身で解決に奮闘しておりました。
中々本音が言えない、頼れない等の根本さんの仰る情熱の女の部分が凄すぎたり、自身の女性の部分をぞんざいに扱い過ぎたなと自身で感じました。
そして辿り着きましたのは私と父親の関係でした。
自身も複雑な家庭環境で育ちまして
母はかなりの高齢出産で私を産み、8歳下の父とは籍を入れず事実婚でした。
母は私を育てながら働き、父は働かず母の名前で借金をし、自己破産に追い込まれ、母が働けない年齢になると他の女性の元へ行き、我慢ならなかった私は父に怒号を撒き散らし絶縁しました。絶縁したのは24歳ぐらいだったと思います。
幼少期の記憶を辿ると父が大嫌いで憎んでいた事を思い出し、私は本当は男性が嫌いなんじゃないか?と思えてきました。
しかしながら私の父は世界で一人しか居ないのにと考えると絶縁の後悔や、母や私を苦しめた記憶で愛憎渦巻き許したくても許す事が出来ず、苦しんでおります。この様な場合どうすればよいでしょうか?
乱文、失礼致します。読んで頂き有難うございます!
お忙しいとは思いますがお体ご自愛くださいませ。
(Eさん)
***

Eさん。面白い人ですよね~。うん。楽しい文面です。
けっこうハードにも書けることをお笑いに持っていく才能がありますね!(笑)
まさに自立系武闘派情熱女子の匂いがプンプンします。
これからは感情が乱れないときにも読んでもらえると嬉しいですけど・・・(笑)

でも、本当に普通の恋がしたいの???
そんなの退屈するんじゃないの???(笑)

ま、それは良いとして本題に入っていきましょうか。

どうしてお父さんのことが嫌いになったのか、覚えていますか?
お父さんの所業が嫌で嫌いになったんじゃないんです。
だって小さい子供にはお母さんの名前で借金したり、自己破産したり、働かなかったりってことの意味は分かりませんから。

その理由は大好きだったお母さんが苦しんでいて、その原因がお父さんにあると思ったから。
お父さんがお母さんを責めてる姿を何度も見たのかもしれないし、お母さんが泣いているのを見たのかもしれません。

でも、本当は大好きだったんですよ。
大嫌いになるくらいに。

だから、よほどのことがあって嫌いになっていったんだと思います。

物心がつくまでの記憶はほとんど思春期に書き換えられてしまい、それがあたかも子ども時代からずっとお父さんのことを憎んでいたような記憶として今に通じます。

以前、こんな方がいたんです。
お父さんに遊んでもらったこともなければ、愛されたこともないと思っていた方が実家に帰ったときに子ども時代の写真を見つけたんです。
そこにはにっこにこの自分がお父さんに高い高いされてたり、お父さんとくっついて笑顔の自分の写真が何枚も出て来て驚いたそうです。
そして、お父さんもまた見たことがない笑顔で。

さて、良くも悪くもお父さんは男性の見本ですね。
Eさんもすでにお気付きのように。

小さい子供は大人のような判断ができませんから、その状況をそのまま自分の心にインストールします。

お父さんがそういう人だったとしても「それがお父さん」であり「それが男の人」という認識を持ちます。

よく自立系武闘派情熱女子たちが「あの男さー、安定してるし、優しいし、穏やかだし、私のこと大事にしてくれるし、すっごくいい奴なんだけどさー、男を感じないんだよね。やっぱりミュージシャン志望とか転職繰り返すとか浮気症とか借金癖とか暴言吐く奴とか、そういう奴じゃないと男って思えないんだよね~」って自慢げに語ってくれるわけですが、そこで出てくる【男って感じる】基準の大本が、お父さんなわけです。

だから、Eさんの歴代の男たちがそういう人たちってのは分かると思います。

ただ、これは違うレベルからも言えることがあって、ひとつはお母さんへの愛情がそうさせるという説もあります。

お母さんのことが大好きだった分、お母さんと何でも一緒が良かった自分がいるとしましょう。
だから、Eさんは日本語を話すんですよね。誰にも習ってないでしょ?お母さんの言葉を真似て日本語を話すようになったでしょう?
でも、真似するのは言葉だけじゃなくて考え方や心理パターンも全部なんですね。

そうすると男の趣味もやっぱり似ちゃうんです(笑)
それで、お母さんと一緒がいい!と思って、似たタイプの人を選ぶ“癖”ができてしまうんです。

お母さんのことが大好きだから、お母さんと同じ苦労をしたくなる・・・わけです。
ここではお母さんの愛と繋がってみると心が穏やかになると思います。

また、違うレベルの話をしましょう。
案外カウンセリングではこれがスタンダードなんですが、実はお父さんのことが大好きで、助けたかった説。

大嫌いになる前は大好きで、このお父さんのことを幸せにしてあげたいと思った自分がいるんです。
そして、そのためにいろいろ頑張ってお父さんを助けようとしたんです。
ところがそのミッションは残念ながら失敗してしまいます。
そうすると、お父さんに似たタイプの人を選んでその人を幸せにしようとするんです。
お父さんの代わりに、そうした男たちを選ぶ、わけです。

これもまたピンと来にくい話ですよね~

でも、そこに愛がなければ・・・とっとと両親を捨てて家を出てると思うんです。
24歳まで関わらないと思うんです。
「自分には親なんぞ、いねえ」と15歳で家を飛び出す人だっているんですから。

自分の心のどこかにお父さんへの愛がある、そういう風に思うだけでもいいと思います。
最初はすごく気持ち悪いかもしれませんし、信じられないかもしれませんが、そんなエピソードがふと蘇ってくるかもしれません。

昔、あるクライアントさんがこんな話をしてくれました。
「お父さんは仕事もあまりしないし、お母さんに暴力を振るうし、嫌いだったんだけど、時々すごく優しくなって私と遊んでくれたことがあったんです。その時はすごく嬉しくて、ニコニコしていたのを覚えています。」

そういうケースもあるわけですね(^^)

>しかしながら私の父は世界で一人しか居ないのにと考えると絶縁の後悔や、母や私を苦しめた記憶で愛憎渦巻き許したくても許す事が出来ず、苦しんでおります。この様な場合どうすればよいでしょうか?

許すことができないことは今まで受けた仕打ちを考えれば当たり前のことだと思いませんか?
難しいなあ・・・と。
だから、すぐに許そうと思わない方がいいんです。

私が時々やっている「許しのワークショップ」では次の3つのプロセスを経ます。
それを宿題形式にするとこんな感じなんです。

1.感情の解放

・お父さんへの恨み辛みをお手紙形式にして書き出す。
・お父さんの許せないできごとを100個書き出す。
・お父さんにしてほしかったことを100個書き出す。

2.感情的理解

・お父さんがなぜ、そんな人になってしまったのか?を考える。(お父さんの生い立ちや人間関係、性格などから)

3.感謝

・お父さんに感謝できることを100個書き出す。
・お父さんへの感謝状を書く。

これ、全部やってみてください(笑)
3か月~半年は余裕でかかりますが、けっこう効果的だったりしますよ。

まずは怒りの解放から始める、というのがポイントです。
この宿題を完遂した方は「簡単だと思っていたけど意外と恨み辛み100個が書けない」とおっしゃってました。
感謝100個はもっと難しいですね。
でも、必ずできますよ。

許しってのは最後は「お父さんがお父さんでよかった」と思うところに行きつきます。
だから、ちょっと長い目で見てあげてほしいのですが、でも、意外や意外、ひどいお父さんの方が案外、自分もさばさばしているので淡々と進められたりするようです。

さて、Eさんはとても人に恵まれてる人ですよね?
ここまで手厚く看病してくれる友達に巡り合えてるんですから。

なぜだと思います???
誰のおかげだと思います???

Eさん、人気者(?)というか、人に好かれたり、人望厚かったり、何かと集まりに呼ばれたりしませんか?
面白いな~、Eといると元気になるよ~、とか言われませんか?

それは誰のお陰なんでしょう???

許しのプロセスには「4.恩恵を受け取る」という項目も出てきます。

「お父さんがああだったからこそ、得られたもの」がいっぱいあるのかもしれません。

Eさんのその社交性や情熱ぶりがお父さんのお陰かどうかは分かりませんが、きっと恩恵もあるはずです。

これは「3.感謝」と一緒に進めていくといいかもしれませんね。

そして、許しの究極は「5.自分を許す」こと。

「こんな私でごめんなさい」という罪悪感は感じられますか?
こんな娘でごめんなさい、という。

もし、私がすごくイイ子だったらお母さんをもっと笑顔にしてあげられたのに。
もし、私がもっと賢かったらお母さんを幸せにできたのに。
もし、私にもっと力があったら、お父さんやお母さんをこんなにも苦しめなかったのに。

愛は時に罪悪感を作ります。
情熱女子はそんな愛をふんだんに持った女性でもありますね。

その愛の分だけ、助けられなかった、救えなかった、笑顔にできなかった、と自分を責めるのです。

だから、まずは自分を笑顔にしてあげましょう。

女性であることをぞんざいにしてきたなあ、って気付かれたのなら、今は女性である自分を大切になさってますよね?
自分が笑顔になれる服や下着を身に付けましょう。
自分が笑顔になれる香水やアクセサリを身に付けましょう
自分が笑顔になれる食べ物を選びましょう。
自分が笑顔になれる趣味を持ちましょう。

そうして自分を大切にすること、自分を愛することで、この問題もまた解決していきます。

世界で一番大切な人=自分、でいいんですね。

そしたら、そんな大切な人には悪い男は似合いませんから、自分を傷つける恋は選ばなくなります。

罪悪感を癒す簡単なアファメーションがあります。

 私は十分自分を罰しました。
 私の罪はもう許されています。
 私は今、この瞬間に釈放されて自由になります。
 私は無罪です。

この短いセンテンスを毎日20~30回呟くと罪悪感が少しずつ減っていくのが感じられるでしょう。

インナーチャイルドって知ってます?
内なる子ども。
その子に愛を贈るのも素敵な方法です。

小さいころのEさんはどんな表情していたと思います?
不安そうな感じ?
無表情?
それとも怒ってる?

そんな小さな私を自分で抱きしめてあげるんです。
大丈夫よ、偉かったね、がんばったね、あなたは何も悪くないよって声をかけてあげるんです。

どんなパパが欲しい?
どんな服が着たい?
何して遊ぼうか?
一緒に遊ぼ。
ずっと一緒にいるからね。
もう大丈夫だよ。

そんな言葉を自分にかけてあげます。
その子が笑顔になるように。
その子がすやすやとかわいい顔して眠れるように。

方法やアプローチは無限にあります。
私が今お話しした以外にもたくさんあります。

だから、許したい、という思いがあれば、それは達せられます。
なぜならば、どんな事情があるにせよ、許したい、と思うことは愛だからです。

私は愛の人。
傷ついた人を放っておけない。
だから、そういう人に恋をする。
そして、全力で助けようとする。
でも、もう幸せになってもいいんじゃないかな?
もう自分が笑顔になれる恋をしてもいいんじゃないかな?

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