罪悪感が創り出す幸せにならない努力。

罪悪感は巧妙に私たちの毎日に影響を及ぼしてきます。
「ああした方がよかった」という後悔もそう、「今あるものへの不満」もそう。
それを手放す秘訣は「許し」と「今を生きる」ですね。

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ご無沙汰しております。
3年弱ほど前に、福岡で根本さんのカウンセリングを1度受けたMと申します。
婚約者に二股をかけられていたことが判明し、根本さんの所に駆け込みお世話になりました。その直後に妊娠が発覚し、結婚してアメリカに来て早一年が経ちます。

主人とは、上手く行ったり行かなかったりで、いつも根本さんのブログを読み希望をもらっています。

二股されていた恨みは、以前よりだいぶ克服してきたように思いますが、まだそのことで主人を攻めてしまったり傷ついた心が深い所で癒されていないと感じる日々です。

主人の女好きな性格(美しい女性をチェックしていたり、女の子に優しくしたり、二度と浮気しないと約束しようとしない…などなど)がどうしても許せなくて、いつも嫉妬ばかりしてしまい、喧嘩は元を辿れば嫉妬心や不信感が発端のような気がします。
喧嘩になると、離婚まで話が発展し、この人と生涯ともにするという気がしません。

離婚の話が出ると、お互い性格が合わないという結論になり、愛し合ってなくても子どものためにうまくやっていく人生を送るしかない、という話になります。
私自身も、夫のことを心から愛してるのかが分からず、元彼がやはり運命の人だったのではないか、と悩みながら生活してきました。「元彼だったら私だけを見てくれるのに、元彼だったらこんなこと言ってくれるのに、元彼だったら…」としょっちゅう考えてしまいます。

元彼は、大学四年のとき私が初めて付き合った人で、いわゆる燃え上がるような恋愛を経験しました。あれほど心から愛した人はいないと思います。
しかし一時の気の迷いで私から別れてしまいました。その後何度かやり直そうとしましたが、結局元サヤに戻れず今の夫と結婚してしまいました。今思うと、元彼ほど私を深く愛してくれる人はいないと思います。そう思うと、この結婚は間違いだったと後悔してしまうのです。

二股されたのになぜ妊娠し結婚したのかと考えると、仕事を早く辞めてアメリカに行きたかった、また一から相手を探すのが面倒だった、二股されたけどこんなに尽くしてくれる人(お姫様扱いしてくれる)はいないかもしれないと思った、もうヤケクソになって避妊せず、妊娠したら結婚すればいいやと思っていた、彼も渡米に際し支えてくれる人が必要で、私を求めてくれたのが嬉しかった?、などが挙げられると今では思います。

私は実の両親、特に母親のことがあまり好きではなく、母親の嫌いな所(被害妄想、思い込みが激しい)を自分がそのまま引き継いでいて、夫もそんな母親を嫌っています。この問題も夫婦関係に関係していると思います。

仲良くうまく行っていると思いきや、不信感や嫉妬心が湧き出してきて喧嘩になり、離婚の話が出、元彼への執着心や、母親の性格に悩む日々です。

しかしアメリカでの子育てはとても楽しいです。たくさんのママ友もできて、同い年のママ友とは悩みも相談できるようになりました。

嫉妬しないようにするには、夫を信頼するには、どうしたらいいのでしょうか。また、元彼への思いはなぜ整理できず手放せないのでしょうか?元彼と夫、どちらを愛しているのでしょうか…
このままだと、この先に離婚が待ち受けている気がしています。夫もそう思っているみたいです。

お忙しいなかここまで読んでくださりありがとうございました。いつも根本さんのブログ、福岡でのカウンセリングで言われたこと、根本さんの本が心の支えです。また日本でお会いできるのを楽しみにしております。
お時間がありましたら、ひとことアドバイス頂けますと幸いに思います
(ブログ題材にして頂いても構いません)
(Mさん)
***

何となく覚えてますよ~。
そのあとに「妊娠、結婚、渡米」って聞いて「ええーっ!?」ってびっくりした記憶があります(笑)

元カレとのこと、お母さんとのこと、ご主人との性格(相性)の問題など原因を挙げていくと色々と出てきますね~。
Mさんもいろいろとご自身と向き合って理解されていて、長文だけどとても整理されて読みやすかったです。
ということは、Mさんはとても人に気配りができる人ってことですよね。

ところで、Mさん、まだ浮気はしてないですよね???
おそらく次に出会う男性がいるとしたら元カレタイプだと思いますから。
そのときに本格的に今のご主人とのことが問題になるかもしれません。
それまでにぜひ、意識を変えておきたいですね。
(あ、その方がよいか???(笑))

お母さんとの関係も重要なんですが、今日は一番キーワードにないそうな「罪悪感」を中心にお話ししたいと思います。

「ざいあくか~ん!!!」ってよくセミナーで私が主張する感情で、このブログでも非常によく出てきますし、許しのワークショップだったり、罪悪感の心理学講座だったり、今後も企画が目白押しなのですが、それくらい私たちの人生に大きな影響を与える感情と言えるんですね。(長い一文でしたね)

Mさんは「私は幸せになどなっていけない」と固く誓っているんですね。
夫のことを元カレ以上に愛してはいけない。
夫からの愛も元カレ以上に受け取ってはいけない。

そんな風に思っているのかもしれません。

だから、うまく行っていると潰したくなるし、旦那さんとのネガティブな未来を一生懸命イメトレしちゃいますし、かつ、元カレへの執着を後生大事に抱いているんですね。

これ、【大好きな彼を傷つけて振った極悪人の私は一生幸せになんかなっちゃいけない刑】なんです。

今のご主人ともはじめは「ヤケクソ」だったり「アメリカに行くことが目的」だったり、素直に愛せなかったわけですが、それもまた罪悪感(と元カレを喪失した痛みなど)からそうせざるを得なかったのかもしれません。
二股されていた痛みだって罪悪感が動けば「それくらいの刑は当たり前」なんて思ってしまうかもしれません。

罪悪感が強ければ、愛することを拒否します。
そして、関係がうまく行かないように努力します(もちろん、そんな意識はありませんが)。
すなわち、幸せにならない努力をするんです。

だって、自分は極悪人で罪な存在で罰せられるべきなんですから。

>今思うと、元彼ほど私を深く愛してくれる人はいないと思います。そう思うと、この結婚は間違いだったと後悔してしまうのです。

実際そういう気持ちが強いと思いますが、逆にこう思うことによってご主人を愛さなくても済むし、また、ご主人との関係にコミットせずに済みますよね?

>しかし一時の気の迷いで私から別れてしまいました。その後何度かやり直そうとしましたが、結局元サヤに戻れず今の夫と結婚してしまいました。

私から見るとね、そうなるってことは、ここまでの関係だったんだな、と思っちゃうんです。
「お互い深く愛し合っていたのかもしれないけれど、結婚せずに、こういう形で終わるようになっていたんだろうな」って。

その一方、二股もあり、妊娠が先だったけれど、すーっと結婚まで行った今の彼が真実なんじゃないかなあ、と。

お母さんとの関係が悪く、お母さんを否定すると、女性であるMさんは自分を許せなくなります。
今あるものを、今の自分を許せなくなります。

元カレのことが大好きで、彼が真実のパートナーだったんだ!と思うことは、今の彼を愛さないためには格好の思いですよね。
そうすることで、かつてお母さんを否定したように、夫を否定できます。
そう、こういう見方から行けばご主人にお母さんを投影してると言えるんです。

「今を生きる」
「目の前にあるものと向き合う」

この辺がキーワードになってきそうです。

◎元カレとは別れる運命、うまく行かない運命にあったとすればなぜでしょう?

◎私が幸せになっていい理由を30個以上探しましょう。

◎夫と結婚してよかったことを100個、見つけましょう。

まずはこの辺から着手しましょうか。

そして、自分を許すステージに入っていきましょう。
よく使うのは「感謝」という魔法です。

お母さんに感謝したいこと、元カレに感謝したいこと、今のご主人に感謝したいこと、それぞれ100個以上探していきましょう。

元カレとの関係では手放しが大切なカギになりそうです。
元カレに感謝の手紙を書いてみましょう。
とりあえず7回くらいは(週に1回くらいでいいので)。

そして、罪悪感を癒す、よく私が使うアファメーションはこんな感じです。

「私はもう十分に自分を責めました。
 私は十分に罪を償いました。
 もう私は無罪です。
 私は今日、私自身を釈放し、自由の身になります。
 私はもう十分に自分を責めました。」

これを毎日言っていただけますでしょうか?1日20~30回くらい。

こうしたエクササイズとは別に「今」に目を向けられる方法も必要ですよね~

「今の私ができる最大限に夫を愛してあげよう」という意識を日々持ってください。
この言葉をカードに書いて目に付くところ(でも夫は見えないところ)に貼っておくのもありです。

「今の私ができる・・・」ですから、理想を求めちゃダメですよ。
あと罪悪感が巧妙に罠を仕掛けてきますから注意が必要ですね。

今の私ができること、ですから、日々、瞬間瞬間に変わります。
ご飯を作ること、かもしれないし、自分が笑顔でいること、かもしれません。
洋服を選んであげること、かもしれないし、愛を言葉にして伝えるってことかもしれません。
夫にも感謝状を書ける日もあるかもしれないし、愛情深いセックスを与えることができる日もあるかもしれません。

元カレという刺激物があるとどうしたって「たら、れば」の世界、過去の世界の住人になりやすいんですね。
「今」から目が背けやすいと思いません?

今、できること。
これがMさんを過去の束縛から離れさせてくれるカギとなります。

ご主人のことだけではありません。
一番大切な自分自身についてもぜひ意識を向けてあげましょう。

「私が笑顔になれることを今やってみる」
これもぜひカードに書いてどっかに貼り付けておいてください。
旦那に見つかると怪しまれるのでご注意です(笑)

そんな風に、

・自分を許す
・今を生きる

これを意識してみてはいかがでしょうか?

幸せにならない努力を手放せますように!!
(その結果が離婚だったらそれはそれで素晴らしいですよ)

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