カウンセラーに相談するときはあまりまとまってない方がいい!?

よくカウンセリングに来られた方で

「すいません。うまくまとまってないんですけど」

っておっしゃる方がとても多いんですね(社交辞令も含め、ですけど)。逆に、

「めっちゃまとまってますので、どうぞ、お読みください!!」

ってアンケート用紙を差し出す方はものすごく貴重です。(私のカウンセリングでは事前に皆様にアンケートをお配りしてご相談内容等を書いてきて頂いています。)

でも、私の経験から言うとまとまってない方がいいんです。
むしろ、全然まとまってなくて、とっ散らかってるくらいの方がいいんです。

「うまくまとまってなくてすいません」っておっしゃるクライアントさんに「いえいえ、いいんですよ。それはこっちの仕事ですから~」なんて言うのはリップサービスでも社交辞令でもなくれっきとした本音なのです。

例えば、今の夫婦関係修復のことを相談しようと思うとするでしょう?
そうすると効率よくちゃんと修復できるようにきちんと話をまとめてお伝えして、それで何かアイデアを出してもらおうとするでしょう?

それは悪いことではないのですが、その話をまとめる間に大事な情報が抜け落ちちゃうことがよくあるんです。

クライアントさん自身はあまり大事じゃないな、と思うけれど、カウンセラーからするとそれはおいしい情報というのがあるんですね。

だから、きちんとまとめてくださると話は聞きやすいのですが、とっ散らかるくらいで情報をバーッと出してくださった方が案外重要情報が見つかりやすいんです。

また、纏めていく間である程度「自分なりの考え方」ができることってありません?
いわゆる自己完結って奴です。

そうすると、きっとこうだろうな、ああだろうな、って判断が働いて、それが思考のブロックとなっちゃうんです。
そうすると、新しいやり方や考え方に抵抗を感じやすくなったり、「まあ、相談するほどのことでもないか」って問題を軽く見始めたり、「どう考えてもダメな気がする!」ってなんとなくテンションが下がる結論を自分で出しちゃったりしやすくなるんです。

纏まってない状態だと、本音があちこちに見えるんですね。

特に私のカウンセリングは「感情を見る」ということをしていきます。
かっこいいでしょ?
何が起きたか?ではなく、そのとき感情がどう動いたか?に注目していきます。
だから、「そのとき、それを聞いてどう思ったの?何を感じたの?」って質問を良くします。

感情を見るにはあまりまとまってない方がいいんです。
その結果、いろんなものが見えてきます。

あと、こういう仕事を長くやっていますので、必要なことは質問させていただきます。
「え?それってどういうこと?」みたいに。
だから、分からないことがあれば何でも聞いちゃいますので、全部を説明されなくても大丈夫です。

とりあえず、「旦那が離婚したいって言ってきて困ってます。私は離婚したくないんです。」の一言がしゃべれたら、あとはこっちにお任せ下さい。
オートマティック・カウンセリング・マシーンの根本が質問したり、提案したり、いろいろと勝手にやらせていただきますので。

すなわち、私のカウンセリングのイメージは・・・

皆さんは農家さんか漁師さんで、新鮮な食材を料理人である私の元に持ってきてくださるんですね。
で、それを一緒に見て「これってどんな魚なの?赤身?白身?けっこう大きいけど脂身も多いの?」みたいに質問して、「じゃあ、どんな風に料理しようか?とりあえず刺身か。煮付けも良さそうだね。カツオみたいにタタキにしてみる?どんな風にしてほしい?」なんて会話をしながら料理していくんですね。

だから、漁師さんがあれこれと切ったり煮たりした上で食材を持ち込まれるとかえってやることなくて拗ねるわけですな、料理人は。
できるだけ食材は生の方が良いもので・・・・。