100点目指してませんか?60点でも10点でもいいんですよ。



完璧主義な人は100点の自分しか認められません。
でも、100点なことってありえません。
だからできてるところを見つけましょう。
比較対象は他人ではなく過去の自分です。

頑張ってる人。
優等生をしてきた人。
ちゃんとしなきゃって頑張ってきた人。
いい子をしてる人。
完璧主義な人。

そして、
成長意欲が高い人。
早く何とかしたい人。

いつも100点目指してませんか?
100点取らなきゃダメだと思っていませんか?

ま、私もそういうところ、あるんですけどね。
だいぶ、諦めた(?)手放した(?)けれど、また多少は残っています。

ある女性の話。

「せっかくセミナーを受けて楽になって前向きになったのに、何日かしたら前みたいな後ろ向きな自分が出てきちゃったんです。それからも前向きな日もあるけれど、うじうじ悩む日もあって、全然良くなってないんです。すいません!」

それ、かなり優秀ですよ!!

「根本さんに自分を大切にすること、自分を人生の主人公にすることをせっかく教えていただいたのに、何事もなかったように過ごしてる旦那に腹を立ててついつい嫌味を言っちゃうんです。そんなことしたら彼の気持ち、ますます私から離れちゃいますよね?」

いや、大丈夫ですよ。
それくらいのミス、全然OKです。
むしろ、そうじゃない時間が増えてきたってことでしょ?
それって、めっちゃ優秀ですよ!!

「根本さん。出していただいた宿題、半分くらいしかできなかったんです。すいません。」

信じられないくらい、あり得ないくらい、ものすごく優秀です。
おそらく私のクライアントさんの中で3本の指に入るくらい優秀です。
そもそも「え?宿題???あはっ!あ、出てましたね(^^)なんでしたっけ??」という不埒な奴がものすごく多いんです。

「私、ずっといろいろな人のブログ読んだり、セミナー行ったりして頑張ってきたんです。でも、まだいい恋愛が見つからないってことはやはり何かが足りないんでしょうか?」

いえいえ、今でも十分魅力的ですよ。
足りないところを探すよりも、今あるものに目を向けてみませんか?
それに気づいておくだけでも余裕ができていますよ。
「できない」って前提が手放せるようになりますよ。

「いつも仕事でミスばかりしてしまうんです。もう入社していい年数経つのにできないことがいっぱいで。後輩たちにもバカにされてると思います。」

やっぱりついついダメなところばかり目を向けてしまうのよね。
何も考えなくてもできてる仕事ってありません?
それに仕事ができないのって悪いことじゃないんですよ。
色んなメリットもあるんですよ。

「もう彼には連絡取らないって根本さんと約束したのに、ついつい気になって連絡しちゃうんです。ごめんなさい。」

前より全然少なくなったじゃない~!
我慢できただけ偉いと思わない?
祝杯、祝杯。
ワイン買ってこようか???あ、ダメ???(笑)

まあ、そんな感じです。

理想の自分像、というのを作ります。
100点満点の自分。
その自分に少しでも近づこうとするのは素晴らしいことです。

でも、その自分と今の自分を比べたら自己嫌悪するのは当たり前ですよね?
だって相手は理想の自分ですもの。
まさに自作自演。自分をいじめるための演出なんですね。

それなのに、理想の自分に全然慣れていない、と否定して、自分で自分を傷つけてしまいます。

100点満点中、60点も取れたら合格です。
60点を取る、ってことは40点分はミスをしています。

でも、知ってます?プロ野球のバッターってもっと失敗多いの。
あのイチロー選手でも、10回に6~7回は失敗してるんですよ。
失敗の方が多いんですよ!?

100点満点中、仮に10点だったとしたら、その10点分を素晴らしいとほめてあげましょう。認めてあげましょう。
それでいいんです。
いや、その姿勢がものすごく大事なんです。

完璧主義や自己嫌悪は「できていないもの」を意識させます。
そして、それができるようになったら愛される、必要とされる、認められる、という“錯覚”を私たちに抱かせます。
ところが、それができるようになったら「別のできていないもの」が目に付くんです。

その繰り返し。

実は自分が優秀であることをどこかで知っているから、できないことで自分を責めるんです。
ほんとうはできることを知っているから。

・・・なんてことを書くのは意地悪ですね~

そこでちょっと謙虚になったら・・・そのできてるところに価値が見えてくるんです。

他人と比べるのは無意味ってよく言います。
比べる相手は昔の自分。

3か月前の自分、1年前の自分と比べて、今の自分はどう成長しましたか?
どんなことを学びましたか?

そこに意識を向ける時間をぜひ作ってほしいな、と思うんです。

あなたはとても頑張れる人。
周りよりも秀でたものを持っている人。
ふつうにしていてもちゃんとしている人。
優しい人。
芸術家?職人?そんな素晴らしい才能を持った人。
成長した人!
夢を持っている人。

言い換えれば全部、魅力になるんです。

できていないところを責めてしまうのは癖かもしれないから、時々意識的に思い出してみてください。
「私ができてるところって何かな?」

そこに価値を見出せるようになったら、あなたは自分のことをもっと信じてあげられます。
そう、自信が付くんです。

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