「ずるすると関係を続けてしまう彼がいるんです。このままだったらダメだと思って別れようとするのですが、少し離れてもまたもとに戻ってしまって。別れた方がいいですよね?」
真剣な目でそう聞かれると…、ドキッとしてしまいます、、、と言うのは冗談ですが(笑)、そんな相談をよくいただきます。
ずっと葛藤が続いていて、自分でも疲れてしまっている様子。
もうしょうがないか、、、と開き直って付き合おうと思う反面、でもなあ、このままじゃ幸せになれないし、、と感情と思考にぶるんぶるん振り回されます。
私の答え、大抵の場合、期待外れです。
「どっちでもいいんですよ」
という。
やめた方がいいよね、という答えを待ってらしたのか、あるいは、どんどん行きなよって背中を押してもらいたかったのでしょう。
「え?でも、、、」って感じになります。
やめなよ、と言うときっと、続いちゃう理由を話したくなるでしょう。
どんどん行こうよ、と言うときっと、彼ではダメな理由を話したくなるでしょう。
その葛藤がまんまそこに出現するんじゃないかと思います。
「どっちでもいいんですよ。なぜなら、それを選んでるのは自分だから。」
苦しいから、切ないから、悲しいから、どっちかに決めたいのだけど、その勇気もなければ自信もない。
だから、ぐるぐると行ったり来たりする。
「まだ決めたくないのかもね」
って言うこともあります。
もちろん、「でも、早くしないと」って言いたくなるでしょう?
迷いたいし、考えたいし、1つに決めたくない自分がいます。
決めたら戻れないから、まだ戻れる余地のある、迷い、を選択しているんです。
だから、私はどっちにするか?なんて選択肢を見てません。
私が興味を持つのは、なぜ、その状態に居続けるのだろう?ということ。
どうして、選べないのか?
どうして、そこにいる必要があるのか?
自信ないんでしょう?
自分で選択する自信が。
自分の選択を信じる覚悟がないんですよね。
自己不信。
そんな言葉が浮かび上がってきます。
選べる自分になりましょう。
という提案をします。
だから、今すぐどうの、ではないのです。
どれくらい一生懸命だったのか。自分の頑張りを認めてあげましょう。
どれくらい自分が魅力的なのかをもっと承認しましょう。
どれくらい、彼への愛情を持っているのか、確認しましょう。
自分に愛されるだけの価値があることを受け入れましょう。
自分の愛に自信が持てるようになりましょう。
「どっちでもいいんですよ」
の真意。
「どっちを、選んでも、幸せになれますよ」
とお伝えしたいのです。