理想過ぎて近づけない人に近づくには?


何を怖れているのか?を見つめていきます。
そして、どうなりたいのか?そのために、今、何ができるのか?を掘り下げていきます。
怖れは過去と未来の感情で、「今」のものではありません。
「今できること」が見つかると、怖れは消えていき、近づきやすくなります。

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初めまして!悩みを検索すると何度も根本さんの記事にたどり着きとても丁寧な記事で、記載されているワークもとても効果が出たので、カウンセリングサービスにいらっしゃる頃からブログ記事をほぼ全て拝見しています。
最近今までに無い気持ちが出てきたのでご相談したくメッセージ致しました。
自分から見ると探し求めていた理想のメンターの様なカッコイイ男性経営者の方が身近にいる事に気づきました。面識ができ、その方も私を気にかけてくださっている感じはします。
ですがとても理想すぎて、色んなイベント等接触する機会を立てていらっしゃるのに、自ら参加して行けないのです。
まるで恋愛での片想いの様です。行こう、飛び込もう、お誘いしてみようと思うのですが、相当な抵抗があります。近づく事が怖くて仕方が無いのです。
そして自分の理想の人生を歩んでいるその方の投稿を見ると、自分がとても惨めな気持ちになっている事に気づいたのです。理想化しすぎている気もしますが、勇気をどうしたら出せますか?惨めな気持ちは一体なんなんでしょうか。
(Tさん)
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長らく私の長い文章をご覧くださいましてありがとうございます~!

理想過ぎて近づけない、近づくことが怖くて仕方がない、、、そういう人に出会えたのは素晴らしいことなのですが、確かに理想過ぎると近づきにくいですよね。
私も飲み会などを企画すると、必ず両隣の席が空くんですよね。ははは。みんな、私に憧れすぎてきっと近づくのを遠慮してるんでしょう。
「ほら、先生の横、行ってあげなさいよ」「ええ、なんかめんどくさそうだし」「でも、先生一人ぼっちじゃない?かわいそうでしょ?」「う、うん。分かった。頑張る」・・・なんて会話を3メートル先でするのはやめた方がいいですよ。
意外とね、聞こえるんですよ。はははは(涙)10メートル先でやってね。

さてさて、Tさん、「彼に近づくと何が怖い」のか分かりますか?

・嫌われること?
・勘違いされること?
・失望させること?
・ちゃんと振舞えなくて自己嫌悪すること?
・期待に応えられなくて自分にがっかりすること?
・今より距離が空いてしまうこと?
・好きになってしまうこと?
・より自分が惨めになってしまうこと
・相手の嫌なところを見付けて自分が幻滅すること

もちろん、答えは一つじゃないし、いくつもあって可、です。
こういう風にね、掘り下げていくといいんです。

「怖れ」って実は「壁に映し出された子猫の像が、化け物みたいに見えて、それを見て怖がっているに過ぎない」って言われるんです。分かります??

つまり、「何が怖いのか?」ということを突き詰めていくと、意外とその原因はちっぽけなものだったり、対処可能なものだったりする、というわけなんです。
そして、そのちっぽけな原因をなぜか大きくしてしまって、身動き取れなくしてしまうのが私たちなんです。

それくらい理想の人に出会うと近づくのはものすごく勇気が要ります。
それはふつうのこと。

そして、その人を理想化すればするほど、自分が惨めになるのも自然なことなんです。
だって自分のネガティブな部分がその人の輝きによって強調されてしまうんです。
理想的な生き方をしてるって感じる裏には、強い自己否定がありますよね。私はそうじゃないって。

だから、その自己否定が怖れを生み出して、そして、近づくことを阻止すべくブレーキをかけ続けているんです。

逆に言えば、Tさんもお気づきのように、彼を理想化しすぎてるところもあるんじゃないかな?と思うのです。
その先に待ってるのは幻滅です。

「え?こんな人だったの?」という思い。
私のクライアントさんの88.9%が体験される「なんや、この人、ふつう以下のおっさんやな」というのと同じです(涙)。

でも、幻滅した分、近づきやすくなることもあります。
今からそこを見付けるのは難しいかもしれませんが、「このメンターさんもふつうの人間だしなあ。きっと何かあるんだろうな」くらいに思っておくと、怖れを少し外してあげることができるでしょう。

さて、どうしたら近づけるのか?ってお話をしたいと思います。

どうしても「怖れ」を見てしまうことは理解できたと思います。
怖れに近づくなんて誰もしたくないですからね。
でも、ワクワクするものにはみんな近づきたいんです。

だから、「怖れ」を「ワクワク」に昇華させていきます。
実はどちらも同じエネルギーなんですよ。

ワクワクに昇華させるには、もっとそのメンターさんとどうなりたいのか?という喜びの方にフォーカスしていくことです。

・近付いて、どうなることを自分が望んでいるのか?
・どういう関係性になることを目指していくのか?

これもやっぱり具体化していくんです。

近付いてどうなりたい?
→対等に話ができるようになりたい。
→対等に話ができるためには自分はどうなればいい?
→一つはもっと仕事の情報量を増やして話題が豊富になる。もう一つは聞き上手になって彼の言葉をたくさん受け止める。
→そのために自分は何ができる?
→情報量を増やすためには業界紙を隈なく読んだり、ネットを調べたり、アンテナを張って同僚や他者の社員からも有益な情報を得ることが可能。また、聞き上手なことには前から自信があるから、聞きたい質問項目をたくさんリストアップしておこう。

みたいに、今できることがいっぱい見つかってきます。
上の例は簡潔にしてますけれど、もっとたくさんの可能性が見て取れます。

で、「怖れ」という感情は「今できること」をすると消える傾向があるんです。

「怖れ」という感情をよく見ていくと、実は「過去に起きたことを原因として、未来に起こるであろうことを想定して起きている」ことが分かります。
「今」起きてることではないことに「怖れ」を抱いているんです。
もちろん、怖れを感じているのは「今」ですけどね。

だから、「今」に意識を向けてあげて、「今」できることをしていけば、「怖れ」は感じなくなります。
逆に言えば、怖れを感じてるときって「今ここ」にいないんですね。

ということで、具体化しつつ、「今」を見つめていくと、その勇気も出せるようになるでしょう。

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