問題をねつ造してでも作る会。~罪悪感、そして、自分を許す方法~


罪悪感があると平和で穏やかな生活を自分に許せず、問題を創り出してでも自分を苦しめようとします。
過去の自分に共感すること、あるいは、十分役割を果たしたと承認することで、自分を許していきます。

 彼とラブラブで毎日メールのやり取りをして電話して、毎週末はデート。
 インドアもアウトドアも色んなところに2人で出かけて行ってますます親密になっていきます。
 穏やかで優しくて、私のことを何でも受け止めてくれる彼。
 でも、決めるところはきっちり決めて、弱い私をちゃんとリードしてくれる彼。
 幸せってこういうことなんだなあって感じてたら最近、将来の話が出てきて、いよいよ結婚!?ってことに!
 仕事だってソツなくこなして順調で、職場の人間関係も良好。お局様は厳しいって聞いてたけど、とてもいい先輩で、ミスをして怒られるときだって決して感情的にならないから、私も先輩には素直に謝れる。業績もいいようで今度のボーナスは期待できそうって社内のもっぱらの噂。
 お母さんとは友達みたいな関係で、ショッピングに行ったり、彼のことをあれこれ相談に乗ってもらったりしてる。以前は大変なこともあったみたいだけど、最近はお父さんとも仲良しみたいで、私の理想の夫婦像だなあ。。。。

・・・なんて人生はおもんないやん?つまらんやん?あたしには無理無理!そもそも似合わんもん。そんな平穏でふつうの人生よりもあたしみたいな山あり、谷あり、もっと谷あり、たまに小山があって、さらに谷ありって人生の方がおもろいやん?という情熱の女の皆さん。おはようございます。
そんな「問題はねつ造してでも作る会」会員の皆さんには、上記の女の子のような人生は全然選びませんよね。

むしろ、

「彼とうまく行きそうになったら、大問題を作って別れの危機を演出」
「婚活もしているけれど、どうしてもこいつとは幸せになれないだろ?って男ばかりを引き寄せるのが得意」
「仕事先にはいつも敵(性格の合わないお局or上司)がいて、油断ならない緊張感の中、業務をこなす」
「よくよく思えば、ダメンズじゃないと私のやる気スイッチが入らない」
「平和で穏やかな生活、というのが想像できない」
「悪い女じゃないどころか、むしろ、いい女の部類に入ると思うし、モテなくもないのだけど、男運がない」
「友達とわいわいお茶してしゃべってる時間が何だかんだ唯一の幸せな時間」

という人生の方が「私にふさわしい」とお感じのことでしょう。

情熱の女が全員当てはまるわけじゃないんですけどね、ほんとうに。
ただ、情熱の女は情熱的に幸せを求め続けるので、一つの課題がクリアすれば次の課題を見付けちゃうのも上手なんですけどね。
「年末の大掃除。ガスコンロをぴかぴかに磨き上げたら、あ、お風呂!」みたいな。

でも、そこに「罪悪感」という感情が横たわっていると、ほんと「ねつ造」してでも、無理に「演出」してでも、問題を作ってわちゃわちゃしたくなるんです。

幸せになりたい、って心底思っているつもりなんだけど、自分にはその資格なし、って思ってるみたいな。

罪悪感って自分を罰しよう、傷つけよう、とする心理です。
だから、幸せになっちゃいけないって思っています。

分かりやすく言えば、殺人者の心理なんです。
人を殺めてその家族を苦しめた自分のような人間は幸せになっちゃいけない、って。

もちろん、そんなひどいことはしてないはずなんだけど、ほんとひどく自分を責めてしまうんですね。

その罪悪感。思い当たるレベルもあれば、そうでないレベルのものもあるんです。
例えば、恋愛・結婚で「問題はねつ造してでも作る会」に入るには次の入会資格を一つ以上満たしてる必要があるんですね。

「昔、付き合ってた彼をボロボロにしてしまったことがある。」
「彼氏ができると散々テストをして、彼を苦しめてしまう」
「前に不倫をしていたことがあって、自分もされるんじゃないか?と思ってしまう」
「風俗で働いたり、援交したりしてたことがあって自分は汚れてると思ってる」
「かつてイトコのお兄ちゃんに性的ないたずらをされたことがあって、すごくいけないことをしちゃったと思っている」
「昔、何度か彼を裏切って浮気したことがある」
「今から思えば、オトコゴコロをもてあそんだりしてたかもしれない」
「性格もよく、ちゃんと仕事している人は自分には相応しくないと思う」

ただ、そうでないレベル、というのは少し深い潜在意識の罪悪感なので、なかなか気付きにくい上に、自覚し辛い(したくない)ものでもあります。

「お母さんを笑顔にできなかった」
「お父さんを助けられなかった」
「両親を幸せにできなかった」
「自分が生まれたせいで、お母さんが不幸になった」
「妹を守れなかった」
「お姉ちゃんをいつも泣かしていた」
「親に反抗ばかりして、素直じゃなかった」
「同級生をいじめて喜んでた」

みたいな感じです。
ただ、このブログを読んで下さる方はこっちの方がピンとくる方も少なくないかもしれないですね。

「自分を許す」って究極の癒しです。
他人を許し、親を許し、そして、自分を許す、というのが癒しの王道。
実は私もこの世界に入ってずっと「親を許すことには同意するけれど、自分は許せないし、許したくない」と思っていました。

過去に自分が犯した(と思っている)「罪」に対しては、こんな風に向き合っていきます。

「なぜ、そうせざるを得なかったのか?」

許しの重要ステップの一つに「感情的理解」というものがあります。
頭ではなく、感情的に相手に寄り添う、という段階なのですが、これを昔の自分に当てはめます。

「今の自分」と「当時の自分」を切り離して見つめていくんですね。

「まだまだ世間知らずで、人の気持ちも考えられず、だから、彼を傷つけてしまったんだと思う。ほんとうに幼かったと思う。それに自分に全然自信がなくて彼の愛を信じられなかったんだと思う。」

その時に、そんな幼い自分をボコボコに殴る蹴るんじゃなくて、「そうやな。ほんとあの時はたしかにそうやったな」って「受容」してあげます。何度も何度も。

そうすると、そのお陰で学んだこと、成長したこと、すなわち「恩恵」が見つかって来るでしょう。

「彼と付き合ったお陰で、自分を愛してくれる人がいることを学んだし、大人として成長させてもらったし、人の気持ちを考えられるようになった」

そうすると「ありがとう」と彼に言えますし、また、自分にも「大丈夫だよ。これでまた成長できるから」って言ってあげられます。

もちろん、このプロセスを経るには何か月もかかる場合も珍しくありませんけどね~。

親子関係などの場合は、なかなか潜在意識と繋がるのは日常では難しいですね。
(つまりはあまりピンと来ないというわけです)

だから、当時の自分と向き合っていくために「子どもの私への手紙」を書くことをお勧めしたりします。もちろん、子どもが読むんですから平仮名で書くんですね。厳しい内容、励ます内容ではなく、やはり「受容」を心がけます。

そして、こんなアファメーションを続けてもらったりするんです。

「私は母のためにできることはすべてやってきました。
 私は母のために十分に、そして、完璧に役割を果たしました。
 もう母のためにできることは何もありません。
 だから、もうその役割を卒業して、私は自由に自分の人生を生きていきます。
 私にはその資格が十分あります。」

罪悪感は「癒着」を創り出します。
だから、癒着を切る目的でこのアファメーションを使うこともあるのですが、自分を許し、受け入れるためにも案外効果的なので、今、ちょっと言葉に出して言ってみてください。

もちろん、「母」を「父」に、あるいは「両親」に。もしくは「夫」「妻」に言い換えても構いません。

もし、気分がスーッとしたら、その時あなたは自分で自分を許せました。
涙が流れるとしたら、罪悪感が浄化されて流れていきました。
何も感じないのであれば、何度か繰り返してみてください。数日やっても心が動かない場合は、このアファメーションは今の自分には必要ないのかもしれません。(潜在意識に届くのに数日はかかるので何日間か続けてみてくださいね)
とても抵抗がある場合は罪悪感が出てきていますから、無理ないペースで2,3か月続けてみてください。だんだん、スーッとしてくると思います。

「問題はねつ造してでも作る会」という人生も楽しいかもしれないけれど、

「もう、幸せになっていい」

んじゃないでしょうか?

 

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