自信を付けるためのエクササイズ集。

子どもの頃から1人で過ごす時間が長いと、自己肯定感が低くなり、居場所が分からなくなり、自信が持てなくなります。
でも、そんな自分にも頑張ってきたこと、魅力、好きなことはきっとあるはず。継続することで習慣や意識を変えて自信を持つことができるようになります。

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私は現在就活活動中の大学生です。これまで根本さんのブログを拝見させて頂いていたのですが、この度ご相談したいことがありご連絡させていただきました。
それは自分に自信が持てないということです。自信というよりも自分自身を否定してしまいます。就職活動の一環で”自己分析”というものがあります。これまでの生活を振り返り、その時々で自分が何を感じたのか、それは何故なのか、を見つめ直すことで自分の軸を探し出す作業です。しかし私はこれが苦手です。理由は過去を振り返っている際、ある一定の時期になると涙が止まらなくなってしまうからです。自分でも理由はわかりませんが突然涙が溢れだします。また、面接でも自分の思いや考え方を伝えることに抵抗を感じる場面があります。
これまでは自分に自信が持てないことも”謙虚さ”だと思っていましたが、最近「アダルトチルドレン」というものを知り自分と重なる現象が多いことに驚いてしまいました。
もしもこの「アダルトチルドレン」に私が当てはまり、何か解決する策が見出せるならば、就活活動以外にも私がこれまで抱えてきた生きづらさ(彼氏依存、人に対する興味関心がわかず和に溶け込みにくい、自分に自信が持てず自己否定してしまう、人の目を気にしすぎてしまう、家族を家族と思えない…などが特に気になります)が少しは楽になるのではと思いました。
私の家庭の話をお話しますと、うちには長年借金があり、小さい頃からなぜうちだけこんなに貧乏なのだろう、と他人と自分を比較して嘆いていたことを強く覚えています。(今でも思い出せばすぐに泣いてしまいます)
父と母はお金を稼ぐために仕事をしていたので家にはあまりおらず、真面目な私とは対照的に不良グループとばかりつるんでいた妹とも他の家族ほど関わりはない気がします。
また、母親が度々大声をあげて怒っていたことは今でも嫌な気持ちがします。もしかすると母もまた祖母と上手な関係を築けていなかったのかも知れません。また妹は10年以上うつ病と過食嘔吐を患っています。しかし私も精神科を受診することはある種「負け」のような気がするのです。面接同様、心を開いてない人に自分の話をするのは苦痛に感じてしまいます。

気づけばこんなに長くなってしまいましたがまとめると自分に自信が持てないことが悩みで、それはアダルトチルドレンという現象が関係しているのか、もしそうであれば改善すべき点は何か、という事をお伺いしたいです。

お忙しいとは思いますが、もし何かアドバイスをいただけましたら幸いです。
(Yさん)
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新しい言葉をまたお伝えしてしまうかもしれませんが、「自己肯定感」ってすごく大切なものです。読んで字のごとし「自分で自分を肯定できる感覚」のことです。

自信を付けるには「自己承認」というプロセスが不可欠だと私は思っているんです。
自分で自分を認めてあげること、ですね。
そうすることで自己肯定感を高めることができるんです。

アダルトチルドレンって一説には日本人のほぼ全員が当てはまるなんて言われるんですけど、とてもこの自己肯定感が低いんです。
Yさんも感じていたように、ある意味それは謙虚さなんですが、謙虚過ぎて、自己否定になってしまうところが日本人の得意なところです。

この自己肯定感は幼少期からの家族関係で培われていきますから、Yさんの家のように、両親が不在で、お姉ちゃんとしてしっかりしなきゃならず、また、妹とも離れた生活をしていたとなると、どうしたって居場所が感じられなくなると思うんですね。
もちろん、褒められる経験だって少ないでしょうし、逆にお母さんから否定されることが多かったとすれば、自分の存在なんてとてもちっぽけに感じて来られたと思うのです。

ずっと寂しかったんじゃないでしょうか。
また、何とか家族をまとめよう、つなげようと、奮闘された時期もあったんじゃないでしょうか。
とても頑張り屋さんですしね。家族や周りの人のために尽力されたことが伝わってきます。

また、家が貧乏だ、ということで劣等感を感じていたのであれば、これもYさんの自信を失わせることになりますよね。
「貧乏」だけでなく、何かしら、周りの人たちよりも自分がダメな感覚へと繋がるでしょうから。

もし、そんな過去を振り返って涙が出るとすれば、それは浄化の涙であり、癒しの涙です。
遠慮せずにたくさん涙を流してあげてください。

最近は「涙活(るいかつ)」なんて言葉もあるそうですね~。
泣くことは心をきれいにすることでもありますから、涙が出て来た時はしっかり泣いてください!!

自信を付ける、というテーマでYさんのお話を伺っていくとき、「自信を付けることに反発する自分」も出てくると思うのです。
「自信を付けたくない自分」というか、「自信を持つことを怖れる自分」というか。

そこでは「お母さんが認めてくれなければ意味がない」とか「お母さん(お父さん)にしか自分を愛させたくない」という自分がいることもあります。

そういう自分がいると、自信を付けようとエクササイズをたくさんやっても、効果がないどころか、逆に自信を失ってしまうこともあります。

だから、「どうして自信を持ちたいのか?」とか「自信が持てたときってどういう感覚なのか?」って。
先日のブログ「自信があるってどゆこと?」って読まれました?

こちらも合わせてお読みいただけるとありがたいです。

自信を付けるセミナーってこの間東京でもやりましたし、大阪でも来週開催するんですけど、私にとっては長年取り組んでる一つのテーマです。

自信を付けるには「見方を変える」「習慣を変える」というチャレンジが大切だと思っているんですよね。

それは、

1.過去に対する認識を変える
2.ついつい自分にダメ出ししてしまう癖を変える
3.自分を褒める習慣を付ける
4.好きなことをすることを自分に許す
5.自分の魅力や価値を知る

なとの取組をしていくことでもあります。

1.自分なりに頑張ったこと、今から思えばよくやったな、と思うことを探して、その時の自分に「よくやったなあ」と褒めてあげる。若干、無理やり探さないと見つからないことが多い。

2.ダメ出ししてることに気付いたときに、キャンセル、キャンセルって自分に言って、そのダメ出しを取り消す。「ダメ出しした自分にダメ出ししない」のがポイント。「ま、そういうことしちゃうよね」と自分に寛容になります。

3.毎日5つ自分を褒める(褒め日記を付ける)。これも若干無理やりやってみないと出てこないことも多い。しょうもないことを褒められるようになったら合格。

4.Yさんが好きだな、と感じるものに常に接するようにする。服もアイテムも部屋の小物もお茶をする店も買い物するものも「好き」を基準に選ぶように意識する。そして、好きなことを思い切りする時間を必ず作る。ただし、何が好きか分からない場合は、何が好きなんかな~?っとあちこち探してみることがお勧め。

5.自分の魅力や価値を友達や周りの人に聞いてみる(就活中ならなおさらお勧めですね)。なかなか自分の魅力って自分では気づかないものなんです。だから、人に聞くのが勇気はいるけど一番の早道。あと「投影」を使う方法もありますが、ちゃんと理解しないと全然ピンと来ないのでここでは割愛します。

1~5全部やらなきゃいけないわけじゃないんですよね。
どれか1つを2か月続けてみてください。

「習慣を変える」にはどうしても時間がかかります。
人の習慣は45日以上続けると変わる、って言われますので、それくらい続けることが大事なんですよね。

それまでに何度かくじけそうになるかと思いますが、就活しながらでも並行してできることですので、ぜひ、取り組んでみてくださいね。

最終的には「許し」が必要になる可能性もあります。
両親を許す、妹を許す、そして、自分を許す、という。
どんなエクササイズを続けても効果がイマイチ実感できないなあ、という場合には、より深いレベルで取り組むこともできます。

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