天の恵みと神様のテスト。



武蔵小山に清水湯という名湯がある。都内だというのに、黒湯のほかに、強塩泉まで湧き出しているという素晴らしい“銭湯”であり、あの大門が方向音痴であることを全く厭わない勢いでたどり着いた温泉なのである。

社長や村本など各方面からその素晴らしい噂を耳にしているのに、仕事や飲み会の都合により、なかなか足を向けることができなかった。しかも、武蔵小山は何度か友人を訪ねて飲みに来ている街であるにも関わらず、である。


それが今回、カウンセリング講座の後、気がつけば一人になっていたので、早速タクシーを捕まえて馳せ参じた次第である。

・・・天衣無縫の名湯であった。
この時期、強塩泉は効く。黒湯はあったまる。しかも・・・、感動的なのは、水風呂が黒湯なところである。
サウナ通いを趣味の一つとし、また、温泉では温冷入浴を主旨とする私にとって、水風呂は必須アイテムなのである。しかも、それが黒湯ともなれば、まさに葱が鴨を背負ってきた状態とも言え、その時点で昇天は約束されたも同然なのである。
また、このナトリウム塩化物強塩泉の効くこと、効くこと。即座に、友人宅に宿泊予約を入れていなかったことを後悔するほどであった。

温泉に入るたびに、これは奇跡だよな・・・と実感するのである。
まさしくこの温泉は天恵であり、今後は足繁く通うであろうことは予想に難くない。

さて、天は同時に試練をも与えるもののようである。

まずは、下の写真をご覧頂こう。ひと目でどこか分かった人はなかなかの“通”である。

1

これはとある場所を収めたものであるが、この黄色い看板、何が分かるだろうか?
近くに寄ってみよう。

2

どうも有名なチェーン店であり、ニンニクラーメンが名物なのか、看板にもでかでかとその文字が躍っている。(豚骨醤油の店とも聞いている)

さて、1枚目の写真に戻る。
黄色い看板の手前に別のシルバーの看板が見える。そちらに寄ってみよう。

3

そう、我が東京カウンセリングルームである。

なんと、カウンセリングルームの1階に、ラーメン屋ができてしまったのである。

何を隠そう、私はラーメンをこよなく愛している。
しかし、いっぱしの大人であるからして、好きだからと言って毎食のように食べてしまえば、体に支障をきたすことは重々理解している。
事実、私の友人はラーメン(と酒)を摂り過ぎた挙句、この夏の健康診断で痛風を疑わせる数値を見事にたたき出し、現在はラーメン断ちの日を余儀なくされている。

よって私は4泊5日の福岡出張も最低3回までとラーメンの上限を定め、地元大阪にいるときも「朝から何も食べなかったときに限り許す」との限定条件を付け、自身を律しているところである。
さらにラーメン天国である東京出張中に至っては「同志を伴う場合以外は禁止」という一層の厳しい条件を課し、来るべき病の予防に努めているのである。

その私のすぐ足元に、ラーメン屋がオープンする。
(この例えは嘘でも比喩でもない。私は今、ラーメン屋の真上の部屋でこの記事を書いている)

これは神様がテストをしているようにしか思えないのである。

昨日から店主と思しき人が中で準備に余念が無く、また今日は試食会が行われたのか、非常にかぐわしい匂いが2階の部屋まで流れてきていた。

禁断症状も著しい次第である。

願わくば、まずい店であることを祈る。
私は何ぼ飢えていたとしても、まずいラーメンは決して口にしない。

その店も、いよいよ、11/1。オープンである。

さて、味の方はいかがか、とても楽しみである。

#とはいえ、その日は心理学ワークショップの日なので、食することはできない(涙)


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