うちの子(2歳半)の近況。



お客さまや身内、家族から子どもネタが読みたいと熱望して頂いていたのにお待たせしてしまって申し訳ない。

最近2歳半を過ぎたうちの子はすっかり饒舌になっている。
言葉が使えるようになるというのはとても素晴らしく、ひたすら会話が楽しい毎日である。(まだ会話というより一方通行な時も多いけれど)
これが流暢に話ができるようになると「普通にむかつく」ようになるそうだが、今なら多少気に障ることを言われても笑って済ませられることも多い。


そして、単語の羅列ばかりだった会話が徐々に文法に従っていくのは成長というより、進化のような驚きがある。
例えば、「パパ、がっこ、おかち」だったのが、「パパ、がっこちて、れいぞうこ行くよ。キティちゃんのおかち、たべる」(意訳「ほら、パパ、そんなところぼーっとしてないで早くあたしを抱っこして冷蔵庫まで連れて行って。で、この前買ったキティちゃんのお菓子を出して。いつもサービスしてあげてんだから、ママに内緒よ。」)になるあたり、感動ものである。

他にも、リトミックは楽しかっただの、(友達の)しゅうくんと遊んだだの、ジュースをこぼしてママに怒られて、頭をごちんと打ってえーん、えーん泣いただの、しまじろうと散歩しただの、夜には一日の報告を欠かさないのも素晴らしい。(この辺はママそっくりである)
しかも、それが全て正しいわけではなく、途中、妄想?嘘?が混じったりするので油断ならない。
例えば、上の報告を聞いて「そうかー、えらかったなー」とか言うと、すかさずママが「しゅうくん、今日休みだったじゃないの!また嘘付いて!」とツッコミを受けることも多々ある。

更に最近では罪の無いしまじろう(パペット)を捕まえてよく説教している。
「しまじろう、ダメでちょ!(怒)何度いったら分かるの?(怒)ダメでちょ!もう知らないからねっ!」
ママに叱られたのを受け売りしているのだろうが、意外にその怒り方が堂に入っていて鬼気迫るものがあり、ママの方が「あたし、そんな怒り方してる?ねえ、そんなあたし怖い?」と気にするくらいである。
(もちろん、僕は夫ならびに父親の立場から、そのママの疑問には威厳を持って「いや、そんなことは無いよ。君はよくやっているよ」と答えるようにしている。膝を震わせながら。)

そして、まだちゃんと言葉を発音できないくせに、その音にも一定の法則があるのだ。
「たちつてと」は「かきくけこ」に、「だぢづでど」が「がぎぐげご」になり、「さしすせそ」はお約束どおり「ちゃちぃちゅちぇちょ」に、そして、なぜか「お」は「い」になっている。

よって「おてて」は「おケケ」となってすっかり意味が変わってしまうし、「抱っこ」は「がっこ」に、「お水」は「い水」になり、寝る前には「パパ、いちみー(おやすみ)」と走ってきて僕にチューをしてくれるのである。
(そうして、一日の終わりにパパのハートをしっかり鷲づかみにする習慣を身に付けさせた奥さんには一生頭が上がらないだろうと思う)

また、「きつね」と言わせて見るとどういうわけか堂々「つくね」と言っている。
本人は「きつね」と言えてるつもりのようで、「こぶた、たぬき、きつね、ねこ」のしりとり歌は、きつねのところだけが「つくね」となっていて、嬉しそうに何度も歌っている。
2歳児を息子・娘ならびに甥・姪として身近に持つ方は是非試してみて欲しい。
世紀の大発見のような感動を味わえるに違いない。

そんな風に意味不明ではあるが、そうして一生懸命しゃべる様子や、その舌足らずな声がまたかわゆい。非常にかわいい。

他にもいい間違い(?)は多々あって、「ひこうき(飛行機)」は「おこうき」、「しんかんせん(しんかんせん)」は「へんかんちぇん」と意味不明な発音もある。
ほんとうに外国語を学んでるのと同じような気がしてくる。

そして、その時々のブームがあって、現在は「~でしょ?」という念押しが流行っている。
「ママは、おふろに、行ったでちょ?パパはてぃーびー(TV)をみるでちょ?ご飯まだでちょ?なんか、食べたいな~」(たいていの話の尻尾は食べ物で終わる。さすがは女の子である)

また、パパへの愛情表現も巧みになり、先日も出張中、奥さんからのムービー写メールにて「パパに会いたかったな~」という心の叫びが送られてきて、真剣に最終の新幹線の時間を調べたものである。
そのメールを受け取ったのが夜の11時でなければ、即効荷物を纏めて帰ってしまったかもしれない。

そして、極めつけは「パパが一番かっくい~」と叫んでくれることである。
例えそれが一時の気の迷いだったとしても、僕はその言葉で3杯は飯が食える・・・。

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