2ヶ月前の自分との対話



何を思ったのか根本的休日の朝なのに、8:30のフライトを予約していたために、7時前にごそごそと起き出して準備をし、いそいそと御殿山のカウンセリングルームを後にすることになってしまった。

カウンセリングルームから羽田は比較的近く、だいたい40分を見ておけば良いのでマシなのだけど、何でこんな時間に・・・と予約した自分がちょこっと恨めしい。


最近は石垣旅行のお陰で八重山タイムを少し学び、のんびり生活を送っているので、このスケジュールはちと辛いものがある。
それで、スローなペースで荷造りをしたため、結構ギリギリな出発になってしまったのだ。
しかも、奥さんにはシンジラレナ~イと言われそうだが、最近の僕は歩く速度が以前に比べてだいぶ遅くなったようで、けっこう人に抜かれるのである。
よって、10分と計算してたところを15分かかって品川に着き、更にきちきちになってしまった。
(しかし八重山タイムの素晴らしいところは、それでも「まあ、何とかなるだろうなあ」と鷹揚に構えていられるところである。)

なんで、こんなことになっちゃったのかを考えてみる。
僕は窓側の席で眺望を眺めるのが好きで、かつ、せっかちなのでほぼ発売開始と同時にフライトの予約をする習性がある。
つまり、今日のフライトは約2ヶ月前の僕の心理を反映していると言えるわけである。
2ヶ月前の10月上旬といえば、家族旅行もあり、スペシャルイベントのスタート時期でもあり、けっこうテンションが上がっていた頃である。
いつも以上にせっかち度があがり、あれやこれやと頭を回転させてちゃきちゃき動き回っていたに違いない。

つまり、今とは真逆と言っても良い。

思い返せば、その頃の僕はいつもの11:30ごろのフライトまで待ち切れずに、早い時には9時過ぎに羽田入りして時間を持て余していたので、きっと「もっと早い時間に予約を入れよう」などと思ったに違いない。
ところが9:30や10:30のフライトはビジネスユースが多い路線のため、値段が高く設定されている。
よって更に時間を早めて8:30を予約した・・・んだと思われる。

もちろん、当時の僕には2ヶ月後には昼下がりの便でビールでも飲みながらのんびりと帰りたい・・・と思っているとは想像できなかったに違いない。
人は2ヶ月で随分変わるものだなあ・・・と改めて気付かされた。

・・・というどうでもいい、というか、下らないことを三菱関東閣の延々と続く石垣沿いをスーツケースを引きずりながら、通勤客で混みあう京急に揺られながら、ボーっと考えていた。

そして、空港の待合室で手帳を開いて来週の福岡出張の日程を確認し、そのどうでもいい推論の正しさを確信した。
来週は8:05のフライトで福岡入りする・・・。

そして、今夜は来年2月の福岡出張のフライトを予約する。
今の感覚でスケジュールを組んで、それを2ヶ月後の僕がどう受け取るか・・・そう思えば、楽しみではある。

日々のミニコラム


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