子ども進化論



突然進化する子ども。
徐々に傾向を表すんじゃなくて、ある日突然に“その時”はやってくるのです。

今日も寝る前になって急に「うんこする」と言い出して、今までは怖がって絶対座らなかった便座(子供用、しまじろうの絵が描いてある)に腰掛け、踏ん張るまでに。

まだ放出するには至りませんでしたが、その変化についていけない親は一瞬、
「ほんとうにうんこだと思う?なんか違う意味のことを言ってるんじゃないか?」
「寝たくないから親をかく乱する作戦に出てるんじゃないか?」
などと色んな疑いをかけてしまうのです。


でも、その後にも「子どもの方もジョークのつもりで言ったのに、親に本気に受け取られて引くに引けずに便座に座ったのかも・・・」と再び深読みする親。

子育てとは、こういう駆け引きの元になりたつ思慮深いものなんですね。
こういう親とのやり取りが、大人になったときの人間関係に結びつくことがよく分かります。

うちの奥さんは「お説教するときは、ちゃんと心理学使ってるよ!」と言ってました。
「○○したら、こう感じるでしょう?嫌でしょう?でも、××だったら嬉しいよね?だから、××にしようね」という感じで。
(これを優しく言うか、諭すように言うか、脅しか?はTPOによるそうです。そうして娘は「世の中は怖いところだべ」ということを学ぶわけですねっ!)

そして、どこで覚えたのか流暢なイントネーションで「いややなあ~」「いらん」「ちやう(違う)」と大阪弁を話す娘。
反抗期で、図書館の床でも、公園の芝生の上でも平気で寝転び、ぎゃーぎゃー叫ぶ娘。
そして、対抗する親。
子育ては徐々に“大阪プロレス”化しているようです。
パパはもっぱらリングサイドです。

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