東京ワークショップの一日



ワークショップの一日。
午前中は気持ちよく晴れていて、でも、夕方から雨が降るらしい・・・と聞き、おぉ、最近の晴れ男ブームも早くも終わりか・・・などと思っていたら、案外雨は降らずにパラッと来ただけで何とか面目躍如(?)である。


ワークショップではカウンセリング以上に、アレもコレもとアイデアが膨らんで、沸いて出てきて、何を話そうか?どういう実習をしたらいいか?みんなはどんな雰囲気なんだろう?などとずーっと頭が動いているような感じがする。
でも、それは考えているというよりは(考えたらとても神経がやられてしまうと思うんだけど・・・)、出てきたものをただひたすら垂れ流ししてるような状態で、そこで次のワークショップのネタが生まれたり、メルマガやホームページのネタが浮かぶ事も多いのだ。
だから、「あれ?何を話そうと思ったっけ?」とか見知らぬ言葉が口から漏れてきて「なんかすごい事を話されてる気がする」と他人事のように思ったりする。
ある意味とても摩訶不思議な空間だと思う(笑)

でも、ワークショップというのは参加してくださった皆さんと一緒に作っていくもので、僕にはどうしようもできない流れになってしまうことも少なくない。
・・・というか、最初からその覚悟がないとやっていけないとすら思う。
そのどうなるんだろう?というワクワク感が、この仕事の楽しみをかなり増幅させてくれている。
それはミュージシャンがコンサートでお客さんを乗せ、でも、それ以上にお客さんに乗せられていくのと同じようなものかもしれない。

そして、そのことに集中すればするほど、本当に自分が伝えたかった事、そして、学びたかった事がワークショップを通じてきちんと入ってくるから不思議なのだ。
今回も感謝の力がこんなに力強いということを改めて教えてもらったし、与える事、受け取る事の大切さと奥深さはやってみて気付いた事がほんとうに多い。

そのリアルさは自分自身ときちんと向き合ってくれる参加者の皆さんのお陰です。
ほんとうに。
(そう書くと「い、いや、あたしはそんなに向き合ってなかった」と感じる方がいらっしゃるかもしれないが、ワークショップに参加すること、あの場に居続けること、それだけで向き合っていると言えるのですよ)

そして、終わった後の皆さんの表情や雰囲気、話口調や声のトーン、あるいは打ち上げでの様子など、そういうところを見て、また喜んだり、反省したりするのである。
その打ち上げはたくさん飲んで、たくさんしゃべって、あっという間に時間が来てしまう。

ある方が「根本さんの講座って毎回どんどん磨かれていって深くなってるような気がする」なんて言ってくれて調子に乗りそう・・・と思った(笑)
それが真実になりますように・・・と僕は願うばかりだ。

お話できなかった皆さん、またお会いできることを楽しみにしています!
お話できた皆さん、また続きを聞かせてくださいませ。

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