(1/29)常識がぶつかるとき。その対処方法。



天気予報を見ていて・・・日曜日からめっちゃ寒くなるらしいですねー。
来週は福岡出張なのですが、木曜日の福岡の天気は雪マークがついてまして、「飛行機ちゃんと飛ぶかなあ???」と一抹の不安を覚えました。
時間的な余裕があるんで、飛ばなかったら新幹線でも間に合うし・・・って気分ですけど。

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僕が生まれ育ったのは温暖な静岡県は浜松地方で、1年名古屋で浪人した後住み着いたのが大阪で、西へ西へと移動してきてるわけですが、どこも雪にはあまり縁の無い土地でして、雪が降れば嬉しくなるのは小さい頃とあんまり変わってません。

冬はカラッと晴れている、のが僕の常識。
だから、カウンセリングなどで雪国の方とお会いすると、日常の一つ一つのお話がとても新鮮なんですよね。

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そんな常識がぶつかり合うことが対人関係、特に夫婦関係ではよく見られます。
自分にとっては常識でも、相手にとっては非常識なことがたくさんあるからです。
中でも「家庭内」については、お互いの育った環境が常識になるので、それが世間一般常識のように感じてしまいます。

例えば、しょうゆと砂糖を混ぜて作るタマゴ焼きを食べて育ったご主人と、プレーンなタマゴ焼きを食べて育った奥さんが「これはタマゴ焼きじゃねー」とケンカになったりします。

そんな風に自分にとっては常識でも、相手にとっては非常識なものについては、ついつい相手を否定したり、見下すような態度を取るようになります。
「なんで、タマゴにしょうゆと砂糖を入れるのよ?おかしいんじゃないの?」
ってな風に。

でも、否定された方は当然いい気分はしません。
そこでケンカができればまだいいですし、「いや、うちの家ではそうやってん」ときちんと違いを説明できるカップルならば良いのですが、中には内にその思いを溜め込んでしまう方も少なくありませんよね。
そして、溜めて溜めた思いは何かのきっかけに爆発して問題として浮上します。

ところが、そういう場合、なんでそんな問題になったのかが、お互いにまったく分からないんです。
特に価値観が似ていたり、趣味が似通っていて、そこに興味を惹かれて結婚した場合などは、本当に天変地異が起きたかのようにうろたえてしまうことだってあります。

これは夫婦でなくても、付き合ってしばらく経ったカップルならば、少なからずその常識の違いが火種になるものですから要チェックです。

違うもの、と知っていれば、言葉で分かり合える部分も多いので、自分の中の常識を疑ってかかってみるのも大切なコミュニケーションです。
「これって、あなたの家ではどうだったの?」
なんて風にね。

ロマンスがあったり、うまくやっていこうという気持ちが強い恋愛初期、結婚当初はまだ向き合うことも容易です。
ま、最初が肝心というのは、こういう部分でも言えることですね。

でも、その最初の時期を過ぎてしまった場合や問題が起きてしまった後は、とても根気良さが求められます。
ただ、その場合はお互いに過ごした時間が長い分だけ検討材料はたくさんあるわけですから、改めて二人の生き方や育った環境などに目を向けてみると、相手を受け入れていなかった部分、理解して上げられなかった部分が見つかるのではないでしょうか?

そういう時は心理学的な見方が役立つことが多いです。
「お父さんとの関係があんまり良くないんだな。じゃあ、なかなか社会的な自信を持てなくても無理ないよな」
なんて理解ができたりするんですね。

それが分かれば、今からでも遅くありません。
気付いたときがベストなタイミングですから、そこから相手を受け入れよう、理解しようと頑張ってみましょう。

ただ、その場合は、自分に余裕がある場合のみに有効です。
いっぱいいっぱいの時にそれをやってしまうと、今度は自分の方が爆発してしまいますからね。
余裕がなければ、その余裕を作るところが最初のステップです。

カウンセリングでも、そうした問題や常識がぶつかってることは1回お話を伺えば少なからず見えてくるものですが、いきなりそれを理解する、受け入れることを提案することはあんまりないんですね。
余裕がなくてカウンセリングに来られた場合などは特に、自分に意識を向けて、楽さや余裕を作ってからそこに向き合っていくようにしています。

最近、余裕が生まれ始めて、いよいよ旦那さんと向き合っていきましょうね!というカウンセリングを良くしてるので、今日はこんなお話をしてみました。


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