(1/4)与えるエクササイズ



T.L.C.をかけると喜んで踊る乳児はもうすぐ10ヶ月になります。
はいはいの姿勢で腰を上げたり下げたり、相当な運動量です。
そんなご機嫌乳児を
「これを一緒にやったら運動不足解消になるんやろなあ・・・」
と見てみない振りをする今日この頃です。

そんな僕のお正月の僕の楽しみの一つはスポーツ中継です。
そう、やるんじゃなくて、観る方です(笑)

サッカー、ラグビー、アメフトなど、高校生から社会人に至るまで色んな大会が真っ盛りで、テレビ欄を見ながら迷うこともしばし。
時々、ゴールデンタイムにサンテレビ(神戸のローカル局)やKBS京都(同じく京都のローカル局)で、高校ラグビーやサッカーの録画中継をやってるんですけど、キー局の特番を素通りして観てしまいますもんね・・・。

今日はアメフトのライスボウル(社会人vs学生)に続いて、高校ラグビーを観てました。
冬の花園ラグビー場はとても寒そうなんで、毛布をかぶって温かくしながら(笑)
マラソンとかはしんどそうに見えてしまうんですが、こういう球技は力技だけでなく、色んなフォーメーションやテクニックも散りばめられているんで、わくわくしてとても楽しいです。

妻に言わせると「ルールがよく分からない」とのことで、サッカー以外はあまり興味示さず、一緒に観られないのが難点かなあ・・・。

そういえば、福岡のホテルのバーテンさんが高校時代はラグビー部だったそうで、「啓光学園はめちゃくちゃ強かった」とか「東福岡に負けてめちゃ悔しかった」なんて話を交わしたことを思い出しました。
今日観てたのはその啓光vs東福岡で、ほんと手に汗握る大接戦でした。

ライスボウルの松下電工といい、啓光学園といい、ディフェンスの強さが際立った試合だったように思います。

って興味ない皆さん、つまんない話してすいません・・・。

無理やり心理学につなげると、時に耐えること、守りの姿勢も大切ですよ・・・ということになるんですけど、強引過ぎるような気がするんで止めます(笑)

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リクエストいただきました。
「自分よりも他人に意識を向けすぎてしまう」というお話をここいら辺でさせていただいていたのですが、その逆のパターン「人よりも自分に意識を向けてしまう場合はどうしたらいいのでしょうか??」というご質問です。

B型ですか?(笑)

まずは、それが出来るということは素晴らしいことだと思います。
職場や周りの人からマイペースと言われようが、自分をきちんと持てるというのは本当に素敵なことなんです。

で、そういう方の場合は、逆。
どうやってそこから人に意識を向けていくのか?がテーマになりますね。

自分を見つめられた後に続くのは、そこから再度、人を見つめる意識です。

他人ばかりに意識を向けすぎると足元が疎かになりますから、そこでは「自分」に意識を向けることが大切で、それができるようになると、今度は「自分を見て、続いて人を見る」ということがテーマになるんです。
で、最終的にはバランスよく、その場にあわせて自分も他人も両方見られるようになれば、良好な対人関係、男女関係を築きやすくなります。

そのバランス感覚がとても難しいんですけどね。

で、本題に戻ります。
他人よりも自分に意識が向いてしまう方は、けっこう職人気質の方が多いように思うんです。
自分の技を磨くタイプ、孤高なわが道を行くタイプ。

それで問題なし、の場合はそれでよいのかもしれませんが、寂しさや不安を感じたり、もっと人との繋がりが欲しいな・・・と感じられるとしたら、それは問題ですよね。

そういう場合は「与える」ということを学ぶ時期に来てるんです。
自分を見つめられるわけですから、自分の気持ちの動きや感じ方にはすぐに敏感になれます。
その意識を他の人に向けるコツは「どう喜ばせてあげようかな?」「何をしたら喜んでもらえるかな?」という意識ですね。

職人気質の方がこれに取り組むと、「与え上手職人」の道を自然に歩み出したりします(笑)

でも、その時に自分本位な部分が出すぎると、自分の利益を優先させてしまい、単なる自己中になってしまいますし、それでは与えることになりません。

「相手の人に何かをしてあげて喜んでくれた!」という成功体験を積み重ねてみましょう。
一日一善ではないですが、一日一回誰かを喜ばせてあげよう!というテーマを持ってみてはいかがでしょうか?

どんなことでもいいです。
目に見える善意をしろってわけではないです。
誰かが探してるハサミを取って上げることでもいいですし、ちょっと誰かの仕事を手伝ってあげることだけでも構いません。
メールのやり取りしてる友達がいらっしゃったら、返信にちょっと優しい言葉を一言入れてあげてもいいんじゃないでしょうか。
ちょっと「サブッ」と思うかもしれませんけど(笑)

これもやっぱり1日5分くらいそういう時間を作ってみるとやりやすいのではないでしょうか。

「与える実習」というのはワークショップやカウンセリングでも時々やるんですが、心がぽかぽかしてきて繋がりや温かさをたくさん感じられます。

日常的なエクササイズとしては、周りの人を見て「何をしてあげたいかなあ?」って勝手に想像することです。
電車通勤の方は通勤の最中、周りにいる人を見て、その人に何をしてあげたいかな?って考えてみるだけでもいいですね。
満員電車だと苦しいですけど。
ちょっとした時間の合間にヒューマン・ウォッチングよろしく、道行く人を見ながら、同じように「あの人に何をしてあげたら喜ぶかな?」って考えてみるんです。

こういうのは利害関係が少ない相手の方がやりやすいんです。
ほんと、勝手な想像でいいんです。
「ああ、あの人、疲れてそうだなー。肩揉んであげたら喜ぶかなー」
とか
「あの人は何かニコニコしてるな。いいことあったんかな。話を聞いてあげたら喜ぶかも」
とか
「何か難しいこと考えてるなー。笑わせてあげたらちょっと和むんちゃうかな」
とか。

実際にやったり、じーっとその人を見てたら怪しい人って思われてしまいますから(笑)、さっと見て何だろう?って考えてみるのが良いですね。

繋がりというのは、自分から働きかけて初めて感じられるものですから、まずはこうしたエクササイズを通じて、与える練習をしてみられたらいかがかな、と思います。

それではまた~


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