和歌山の友人宅へ遊びに来ています。
遊びに、と言っても農業をしてる彼らにとっては今は茶摘みに田植えに多忙な時期。
私たちも邪魔しない程度にお手伝いをしに来たのです。
それだけでなんかとても気のいい所に見えてしまいます(笑) 彼らの家はこんなところ。まさに限界集落だよって笑いながら言ってますが、ほんとに山の斜面に建っています。
実は・・・、私の育った家もこのような環境でした。だから、とても懐かしいような、帰ってきたような、そんな思いで満たされました。
しかし、友人家族の醸し出す空気のせいなのか、古来から続くこの村の空気なのか(すぐ近くを熊野古道が通っていて、とある王子も徒歩10分くらいのところなんです。)、とても居心地がよくいい場所です。
予想通り携帯の電波は届いてないのですが、Wi-Fiが繋がる!という現代的なおうちでした(笑)この記事もそのWi-Fiに乗っけて書いてます。
根本のTHE田植えスタイル。
なかなか似合うと好評(笑)
しかし、田靴を履いたのは人生初でした。
稲にはまだ早いので、この日は真菰筍(マコモダケ)を植えることに。稲の原種と言われるもので、食用にもなりますし、お茶にしたり、枕にしたりでき、パワーのあるイネ科の植物です。
私もうまく説明できないのですが、アメリカ先住民とも繋がりがあったり、とても生命力が強かったり、スピリチュアルな要素をふんだんに含んだモノなんです。
我が家も彼らが作ったまくらを愛用してるのです。草の香りが素晴らしく、よく眠れますね。
さて、泥の中にズブズブとマコモを植えるのはなかなか素晴らしく、疲れるけれど凄く癒される不思議な気分を味わえます。田植えはほんとグラウンディングにいいんですね。体感しました(^^)
しかし、この生活をしていたらそりゃあ精神的な病にはならないよなあ、としみじみ思います。
さて、泥の深さはざっと20センチくらいでしょうか?
油断してると足を取られてしまいます。
すると、こんなことになってしまうのです!!
(ネタのためにあえてコケてくれた(!?)妻に感謝です!)
マコモは間を120センチも空けて植えるので意外と早く終わります。
5月下旬に米を植えるらしく、その時に来てくれ~とラブコールを受けてます。彼らは手植えで自然農法で米を育てます。うちで食べてる玄米は彼らが作ってくれたものなんです。すごいでしょ?友人が植えて育てた米を食べられるなんて!ありがたいですね。
私も本格的な田植えをしたいので来年(!)はぜひ、その時期に来たいと思います。
親たちが泥と格闘してる間、子供たちは周囲を走り回ったりして遊んでます。女の子たちはごっこ遊びをしてるなあ、と思っていたら、母の日だからと妻に粋なプレゼントを作ってました。
そして、、、問題はこいつ。
ふだんも山の中で鍛えられてるため、畦道を走り回ることなどお手のものでした。
数時間、田んぼに入っていただけでしたが、それだけで飯が旨い、どんどん食える、よく眠れるのです。
山の空気に癒され、毎日、温泉に浸かっているせいもありますね。
とてもいい経験、しました。これは続けたいです。
しかし、数日後、筋肉痛で悶絶してるかもしれませんが。