初金沢は24時間半という短い滞在でしたが、なかなか充実した楽しい旅になりました。



意外に思われる方が多くて意外でしたが、初金沢。初サンダーバード。
旅好きの私はあらかじめルートをGoogle Mapで調べてどちらの窓側の席が景色がいいのかを調べて予約をします。
で、行きは金沢方面に向かって右側。すなわち、湖西線を通るため琵琶湖が見える席を確保したのでした。
夕暮れに佇む琵琶湖。大きいですよね、琵琶湖。そして、雄琴を過ぎるあたりから田舎の田園風景となり、あまり見たことのない景色が広がっていきます。
淡水ですから、琵琶湖の際まで田園が広がります。そして、海と違って高波もないので湖面ギリギリまで家や農地が広がります。

そんなこんなで金沢駅。2時間半の旅はあっという間でした。途中、テキスト作りに没頭していたから!というのもあります。

兼六園口に広がる壮大な建築物。新幹線開業に伴い出来たそうですが、それにしても圧倒的な迫力。そして、駅前の整備のされ方がとても近代的で、ああ、これが新幹線効果なのかー、と考える間もなく、セミナー主催者のじゅうちゃんの車に乗せられて地元の居酒屋へ。

「要するに根本さんには美味しいものを食べさせておけば何も文句は言わない」という事前通告がなされていたようで(笑)、地元のコスパが抜群な居酒屋さんへ。この時点で金沢の土地勘はまったくありませんから、なんか綺麗な新しい街だねえ、と感想を述べる間もなく到着。
そして、穴が開くほどメニューを見つめた結果、オーダーした品々。

フグの白子焼き。こういう食べ方は初めて。

「金沢地の物3種」として、写真の下から治部煮、のど黒の切り身、そして、蓮蒸し。金沢はレンコンが名物何でしょうか?レンコン好きとしては嬉しいです。煮物に焼き物に蒸し物なのにこれだけ品が良く並べられるのが古都のセンスということでしょうか。

バイ貝のぬた。こういう風に出て来るぬたは人生初ですな。上品です。

そして、刺し盛6種。赤いか、水タコ、しめ鯖、鰆の昆布〆、カワハギ(肝付)、甘エビ。

当たり前のように美味いので、この時点で、金沢に通いたい、足繁く行きたい、だから、ぜひ、また呼んで!という思いに駆られました。
危険な街です。金沢。

そして、胃袋をがっつり掴まれた上に、町並みでもガッツリやられるのが金沢。
空襲を受けていないので町並みの保存率が高く、ホテルのすぐ近くに武家屋敷が広がっていました。このセリフ何度呟いたか分かりませんが、ほんと京都みたい。このずーっと古くから続いてる街が持つ、独特の安堵感や安らぎ、落ち着きがこの街には広がっていました。
実は最近の私は朝、ランニングしてるのですが、この武家屋敷をあれやこれやと走ってきました。
そのルートを記録したのが下の図。

行き当たりばったりであちこちさ迷ってるのがよく分かりますね。

こちらが武家屋敷の様子。小川(運河)が流れていて、高塀にほんと雰囲気が良くて落ち着きます。走っていてもすごく気持ちがいいですね。
それに京都みたいに観光客であふれていることもありません。
     

さらにこの長町武家屋敷のすぐ横には歓楽街である片町・木倉町が広がっています。
朝ですからすっかり静かですが、この風貌は私の心をそそります。

古い店が歓楽街の中に今も現役で残っているのも嬉しいですし、魅力です。

狭い路地の両脇には民家しかありませんでした。こういう路地、大好きなんですよね。東京でも大阪でも狭い路地があるとついつい引き込まれてしまう私。生活感があり、どう見たって100年以上は生き続けてる道に出会える喜びがそこにはあります。

ホテルに戻って汗を流しながら窓から景色を眺めておりました。ちょうど金沢駅方面が見渡せる部屋で、本当は遠くに山々が見えるはずですが、北陸特有の曇り空によりこんな感じです。でも、それもまた落ち着く要因かもしれません。初めて訪れる街だと興奮しすぎて眠れないことが多いのですが、今回はとてもぐっすり眠れました。それだけいい街、確定です。

今回のセミナー会場は何と尾山神社の中の結婚式場。よくこの時期に予約できたなー!と思うのですが、長いセミナー講師人生でも神社でやるのは初めてです。

そして、神社とは思えない門構え。

前田利家公夫妻を奉る神社だけに、本殿はとても迫力があります。

そして、セミナー会場はこんな上品な雰囲気な上に、金屏風!金屏風!いやあー、緊張しました(笑)(嘘)

さて、セミナーの様子はまた後日お伝えするとして、アドリブで2時間、レクチャーとワークをして、ひたすら笑いを取りに行き、楽しい時間を過ごさせていただきました。

そして、食事に連れて行っていただいた後、中座して金沢駅へ。
忘れちゃいけない大事なこと。サンダーバードは車内販売がない、ということ。行きはそれを知らずにほぼ手ぶらで乗車しましたが、帰りは準備に怠りはありません!笑

ということで、駆け足で走り抜けた24時間でしたが、それでも十分魅力を堪能できたんじゃないかと思います。
人との出会いも濃厚で、懐かしい話もしつつ、「また誰か金沢に呼んでください!」という思いを込めてしゃべり倒してきました。

よし、また行くぞー!!


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