どんどん大人になって行く思春期の娘との正しいバトルの仕方。


ママにとって娘はまさに自分を映し出してくれる鏡に他なりません。
だから、むかつくし、ケンカにもなるし、辛いです。
そこでは本気でバトルしつつ、自分自身の痛みにも向き合っていくことです。

今日もリクエストにお応えしましょうね。
***
 根本先生
子育てしてるといろいろ新たな問題が出てきますね。
リクエストしたいのですが、3人兄弟の長女についてです。長女はまもなく11歳、5年生ですが、ずいぶん考え方が大人っぽくなってきたな~と思います。まだまだ子どもの部分も多いですが。

で、先日派手に長女とバトルしてしまいました(苦笑)たわいのない原因で、内容は忘れてしまったのですが、長女の大人(=私)をバカにしてるような言動に腹が立って、感情的に怒ってしまいました。

これって、この間講座で聞いた「投影」ですよね。私がまだ自分をバカにしてるから長女のそういう言動にイライラのスイッチが入ったのでしょうね。

幸いバトルは翌日の朝には何事もなかったように、また仲良し親子に戻れました。翌日の夜、改めてお互いにあやまりました。

私が思ったのは、これからこういうバトル、増えるだろうな…ということ。もしかしたら、私、大人気なく11歳の娘と競争してるのか?娘に負けたくない、という気持ちがあるのだろうか?
これからどんどん大人になっていく娘とどう付き合えばいいのでしょうか?
(Mさん)
***

そう、まさに「投影」です。
自分をバカにしてる分、長女の言動にバカにされてるように見えちゃうんです。

まだまだ自分を愛し切れてないなあ、と教えてくれてるわけです。

そもそもママにとって長女は自分の分身であることが多いです。
特に長女であるMさんにとっての長女はまさに自分。
だから、バンバン投影が起こりやすいんです。

そして、潜在意識レベルでは、11歳の娘には、11歳の頃の自分を投影しやすく、その当時に感じていた感情が出て来やすいんですね。
例えば、11歳の頃のMさんが親に言いたいことを言えずに我慢してたとすると、言いたいことを我慢せずに言う娘に無性に腹が立ちます。
「あたしが我慢してたんだから、お前も我慢しろよ!!」と半ば無意識に思ってしまってるんですね。

ただ、娘さんとのバトルはある意味、当時の自分の心を解放する手段にもなり得てるんです。
だからあながち悪いと言えないんですよね。

よく「子育て」は「自分育て」って言いますよね。
自分の娘を育てることによって、自分のインナーチャイルドも育てているんです。

で、11歳。そろそろ反抗期ってところですね。
「息子は肉体的に親を疲れさせ、娘は精神的に親を追いつめる」と私も思っているのですが(笑)、娘さん、ママの嫌なところを突くのが天才的にうまいですよね~
態度や言葉でママの怒りのスイッチを押してくれるんです。
それだけママのことをよく見てるし、知ってる証ですけど、同時に、ママがまだ許してないことを教えてくれていると思ってもいいかもしれません。

また、反抗期になれば、おっしゃるようにバトルは増えると思います。
もし、娘さんとの心理的がとても近いのであれば、娘さんは自立するためにお母さんをどんどん怒らせてケンカしようとするでしょう。

いわゆる「子離れ」「親離れ」の始まりとしての反抗期です。

野生の動物は子どもが大人になり始めたら虐待してでも家から追い出して自立させますよね。
欧米の子育ても自立させることが主眼になるようですが、日本はそういう環境ではないですよね。
だから、子どもの方が親を嫌って自立していくことが多いんです。

「くそばばぁ!!」って叫ぶのが大事!って子育て教室などでは言ってるんですけど、いわば、自立するために「親を嫌う」というプロセスを経るのです。

でも、そのプロセスがない(いわゆる反抗期がない)と、中途半端に自立できないまま大人になるので、自信のない、自分で何がしたいのかが分からない大人になっちゃうんですね。

親からの自立ってアイデンティティの確立には不可欠なんです。

だから、バトルは悪いことではありません。
むしろ、ケンカを仕掛けてくる娘を無視するのも良くないですよね。

さらには、無駄な競争だと分かっていても、無意味なバトルだと思っていても、どうしても避けられない場合は思い切りやってください。
何事も「本気」ですからね。
本気でムカついたら、過去の傷だろうが、大人になり切れてないだろうが、癒着だろうが、クソ喰らえですよ。
思い切ってケンカしてください。

本気でぶつかってあげることが最上の教育になると私は思っているんです。

そして、反省したら娘さんに素直に「ごめん」って謝ってください。素直に謝れる関係がすごく大事だと思います。
翌日に何事もなかったように仲良くできるのは最高じゃないですか~!
これが今の2人の在り方だと思えばいいんじゃないかな?

もちろん、ずっとママも機嫌が悪いわけではありませんから、ご機嫌な時には愛情も伝えていきましょう。

そして、癒着があれば手放し、子ども時代のトラウマが出て来たらそれを癒し、解放してあげましょう。

娘さんとの距離を取る言葉は「私は私、あの子はあの子。」

そうすると娘さんは娘さんで成長しますし、ママはママで成長していきますね。
その時期を越えると今度は女同士、ほんとうにいい関係を築けますね。

「反抗させてあげる」くらいの余裕が持てるよう、ママはママで人生を楽しむ必要もあります。
ママは娘の「人生の師匠」ですから、むしろ、楽しむことにエネルギーを注いでいけば、意外とムカッとさせられることは減って行くでしょう。

ただね、娘とのことで悩む、というのは愛がある証拠。
また、ムカつくことだって愛があるから。
それだけ娘さんに愛情を感じているからなんです。

何だかんだ言いながらも可愛いもんな、愛してるんだよな、好きだよな、なんて思いを確認してみてください。

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