ママが楽しいから、子どもも楽しい(1)


小さいから分からないだろう、と思ってしまうものの、実は子どもには全部筒抜けだと思った方がいいんです。
事情は分からなくても“感じて”いるんですね。

離婚や浮気、お金などの夫婦問題でお子さんがいらっしゃる場合には、どうしても子どもへの影響を気にしてしまいますよね。
旦那とケンカしたとしても、子どもの前ではしんどい顔ができないから、と頑張って笑顔でいるママはたくさんいらっしゃると思います。

だから、カウンセリングでも夫婦関係の修復(あるいは離婚)のご相談だけでなく、子どもへの接し方に関するご相談もよく頂くんですね。

まず、いつもお伝えすることは隠しても子どもには全部筒抜けだ、ということです。
幼い子ども(それが1歳児だったとしても!)は「離婚」という意味は分からなくても、パパとママが何か変だぞ、嫌な感じだぞ、ということはとっくにキャッチしています。
だって、24時間ずっとママ(パパ)の顔色を伺って生きてるわけですから、むしろ、当の本人たちより先に気付いている場合もあるんですよ。

意外でしょうか?


だから、「ママがパパと仲良くできなくて辛いんだけど、それを僕たちに気付かれないように頑張って我慢して、笑顔でいてくれている」というところまで、全部見通されています。

そんなママの頑張りを知っているから、「僕も笑顔でいなきゃ」と振舞ってくれるんです。

でも、そんなこと子どもにとっては苦痛でもなんでもないんですよ。
ママが笑顔になってくれるならば、平気で何でも我慢します。
パパとママが仲良くなるんだったら、命だって平気で差し出しちゃいます。

それくらい、全力で、パパとママを愛しているのが、子ども、という存在です。

だから、隠さなくてもいいですよ。
辛いときには辛いって遠慮なく泣いてください。
それを踏ん張って引きつった笑顔を見せる方が子どもは辛くなります。

泣いてくれたらその分子どもは「ママを助ける!」って強くなります。

そもそも、子どもが弱い存在なんて誰が決めたのでしょうか?
肉体的にはそうだけど、精神的には最強の存在だと思いますよ。

だから、安心して弱さを出してくださいってお伝えしています。

また、子どもは自分が世界の中心にいます。
だから、何があっても自分が悪い、と思っちゃうんですね。

あるお母さんがこんな話をしてくれました。
旦那さんとの関係が本当に辛くなって、今まで我慢してきたんだけど、どうにも耐え切れなくて、息子を寝かしつけた後、布団をかぶって一人で泣いていたんです。
もちろん、彼を起こさないように声を押し殺して。

ふと気づくと、お布団を揺らしながら「ママ、だいじょうぶ?」って舌っ足らずな声が聞こえるんです。

はっとして起きようとすると、続いてこんな声が聞こえるのです。

「ママ、ごめんね。ぼく、いいこになるからね。ママ、ごめんね。いうこときかなくてごめんね。」

その瞬間、あたまが真っ白になってしまいました。
この子は、自分が悪いと思っている・・・自分のせいだと思ってる・・・。

もちろん、その後、「あなたが悪い訳じゃないのよ。あなたは私の大切な子。ほんといてくれてママは助かってるの」って何度も伝えたそうです。

この話は私も聴きながら本当に辛くなってしまいました。

子どもは自分中心の世界にいる、ということは、パパとママが仲良くできないのも「僕のせい」なんです。
例え、夫婦の価値観がずれてケンカばかりしているとしても、「僕がいうこときかないから?ぼくがジュースをこぼしたから?ぼくがお片付けをしないから?僕が・・・僕が・・・」となってしまうのです。

だから、「あなたなんか産まなきゃ良かった」と言う言葉は、子どもの全人生を否定する、重たい、重たい、言葉です。
大人になれば、それもママが本当に苦しい状況で絞り出した言葉で、決して本当の気持ちではない、と理解することもできるのですが、それまでの間は子どもを苦しめる、辛い辛い言葉になってしまいます。

・・・続きはまた明日。

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