子どもには自分のように「親に愛されてない」なんて思ってほしくないので・・・。


自分が傷ついてくると子どもも同じような傷を持ってほしくない、と思うものですね。
それこそ愛情だと思うんですが、傷つかないようにする、よりも、傷ついたときにどうするか?を考える方が実用的かもしれません。

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根本さんこんばんは。今日のセミナーで動く根本さんにはじめてお目にかかれたのでリクエストを。
罪悪感や無価値観の原因が多くの場合子ども時代の親との関係にあるのは理解できてきましたが、今度は自分の子どもにどう接したらいいのかわからなくなってきてしまいました。
子どもには自分のように「親に愛されてない」なんて思ってほしくありませんし、価値のない人間だと思ってほしくもありません。罪悪感から自分を傷つける生き方もしてほしくありません。
そう思えば思うほど子どもと自然に接することができなくなってきてしまいます。「私って愛情深い親ね(テヘッ)」と思いつつ、どこか心の片隅でどんよりしています。いつかどこかでブログのネタにでもしていただければ幸いです。
(Mさん)
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だいたい心理学を学ぶと子ども時代に傷ついてきたことが分かってくるので、親になることにすごく抵抗を持つことがあるんですね。

Mさんも感じていらっしゃるように
「傷つけてしまったらどうしよう・・・」
「無価値感や罪悪感を感じてしまったらどうしよう・・・」
みたいにね。

ただ、子育てされてる方は分かると思うんですけど、傷つけるな!って方が無理なんですよね。

だって、
「お腹を壊しているのにアイスを食べたがる。」
「一緒に買い物に行くとトミカを買ってもらえると思い込んでいる。」
「熱があるのにどっかに連れていけと騒ぐ。」
「明日幼稚園があるから早く寝なきゃいけないのにテンションマックスで家じゅうを走り回る。」
等々、1日で何個そんな事例にぶち当たるか分かりません。

それを「ね、今はお腹を壊してるでしょう?だから、冷たいものはやめにしようね」と優しく目線を合わせて教科書通りに言って、その時は「うん、分かった」とか言う癖に、ほんの2分後に「ねえ、パパ~、アイス食べていい~~??」って言うわけです。
「こらー、さっき言うたことが分からへんのか!!!!!」となるのも自然だと思います(笑)

親も余裕があればそういう声を受け止められるのですが、そうでないときも多いですよね。
天ぷら上げてるときに「わーきゃー」ってキッチンに侵入して来たら怒鳴り倒してしまうものです(笑)

それにそんな表面意識だけで傷つくわけではありません。
例えば、エディプス/エレクトラ・コンプレックスというのがあるんですね。

男の子は小さい頃にママに恋をします。
そして、ライバルであるパパに打ち勝ってママを手に入れようとします。
その時、パパに勝利してママを手に入れればエディプスの勝者となり、女性に対する抵抗はなくなります。
しかし、パパを負かしてしまった・・・ママからパパを奪ってしまった・・・という罪悪感を抱えます。
逆にパパからママを奪えずに敗北してしまうとなると、そこでは無価値感を得ます。

このエディプス/エレクトラを回避するってのは本能的に難しいとされています。

また、兄弟げんかや近所の子どもとの揉め事等も頻繁に起こりますよね~

だから、傷つけないようにする育て方、というのはあまり推奨していません。
そもそも無理だからです。

また、例えば家の中では乳母日傘に転ばぬ先の杖で可愛く、優しく、大切に、丁寧に育てられるとすると、学校始め、社会に出たときにそっちで傷つくことが多くなります。

だから、傷つかないようにする、とか、罪悪感や無価値感を感じさせないようにする、というよりも、傷ついてもそれを癒したらええやん、という発想を持つことをお勧めしたいんですね。

ママの気分のいいときだけでいいですから、愛情、感謝、価値を伝えてあげることや、ギュッと抱き締めてあげてください。

ほんとそれだけでいいです。
そしたら癒されるものがいっぱいあります。

ママに愛されることが子どもにとっては最大の恩恵なんですから。
きついこと言われたり、感情ぶつけられたりしても、別のタイミングで「愛してる、ほんとうに私の子どもになってくれてありがとう。大好き。(ぎゅーって)」ってしてあげればいいんです。

うちの奥さんは子育てに全然自信がないとか、うまく行かないって悩んでることが多いんですけど、ちゃんと子どもたちと対話しようとして何かあると目線を合わせて話し合っています。
だから、娘は100%ではないかもしれないけれど、ママにいろいろなことを話しています。
「最近、ママやパパに言いたいことが言えなくなってきた」ということを言えたりね。

また、うちの奥さんは予約の取れないカウンセラーが家の中をうろうろしているにも関わらず、相談事を娘に持ちかけるんです(笑)
「ねえ、こういう時どっちがいいと思う?」って大人な相談をするんです。

そうすると娘はまるで預言者か何かような真実を突く答えを返すんです。
我が家では彼女が「先生」なのです。

手前みそな話になっちゃいましたけど、Mさんが今できる範囲で愛情を伝え、表現してあげること。
そして、信頼を示してあげることなど、できることはいっぱいありますね。

罪悪感で自分を責めないような育て方もあるかもしれませんが、それもまた子ども自身の学びの一部です。
子どもがそうして苦しんでいるときに、自分はどうしてあげたいか?どういうスタンスでいてあげたいか?を考える方が現実的だと思います。

側にいて慰めてあげることもできれば、時には突き放すことも大切でしょう。

子どもが自分を傷つけているときにどうしてあげたいか?
親として、それもまた学びですよね。

>「私って愛情深い親ね(テヘッ)」

そう思っていれば十分だと思いますよ。

できることしかできませんから、できることをやりましょう(^^)

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