不登校の子どもに対する過干渉やコントロールを手放したい。


問題は学校に行かない子どもにあるのではなくて、それを問題視しているママ側の方にあります。つまり問題は自分で作っているのです。
では、どうしたらそれを手放していけるのでしょうか。

***
根本先生
いつもブログを楽しみに読んでいます。
特に今日は「愛の量と罪悪感の量は比例する」という言葉にハッとさせられました。
>http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/13546

3人の我が子のうちの次女は本当に自由人で、理解に苦しむと同時にものすごく嫌悪感を感じる私です。カウンセリングを受けて、まだマシにはなりましたが、なかなか手強い感情に手こずっています。
でもさっきのブログで、まぁそれだけ私もあの子を愛しているんだよなぁ~(^ ^)と思いました。

ところで、その次女が去年から不登校気味で、行ける日とすごくぐずる日があり、気が重い毎日です。
不登校関係のサイトには、親の過干渉が原因であることが多いと書いてありました。
確かに私も子どもたちに対してコントロールばかりしている…と反省しています。今の次女(3年生)は過干渉な私の態度に大反発中です;^_^A
どうしたらこの過干渉を緩くしていけるのでしょうか?なかなかこれも手強い相手のようです。ブログのネタにしていただけると嬉しいです。
(Mさん)
***

不登校の問題は過干渉も確かに要因の一つですが、それだけではないですよね。
・パパの無関心
・夫婦関係の破たん
この辺も大きいんじゃないの??と思いますし、
・その子の個性が学校のシステムに合わない
・本来やりたいことと学校が提供するサービスが一致していない
という、そもそも論もあります。

ただ、私などは「行きたくなきゃ行かなきゃいいんじゃないの?」と考えるタイプなので、
「どうしてお母さんは学校に行かなきゃいけないと思ってしまうのでしょう?」
「学校に行かないと何が困ると思っているのでしょうか?」
という質問をしてしまうわけですね。

子どもに出てくる問題はどれも夫婦の問題と捉える傾向にある私は、不登校もその子自身が「表現」している家族の問題じゃないのかな?と思うんです。

「学校に行かない」ということを通じて、その子は両親に何かを教えてくれているわけです。

例えば、不登校の問題ではお母さんから
「子どもを学校に行かせるためにはどうしたらいいですか?」
という質問をされたとします。

その言葉を聞けば、そのお母さんが子どもを自分の所有物のように思っているか、もしくは、すでに支配的な関係を築いてきたことが分かりますよね?

だって「行かせる」という言葉を使うんですものーー。
それって典型的なコントローラーのセリフですよ。

「彼氏に毎晩連絡させてる彼女」と同じ表現ですよーー。
「報告書を必ず出させる上司」と変わんないですよねーーー。

そうすると、そのお子さんは「そのお母さんの支配から逃れたいのかなあ?」なんて推測するわけですね~
そして、「本当の問題は学校に行かないことじゃなくて、お母さんがお子さんを信頼せずに、支配しようとしてるところにあるんじゃないでしょうか?」という提案を丁寧にするわけです。

さて、さらにそもそも論として、問題というのはそれが問題であるから意味があるんですね。
すなわち、「学校に行きたくなきゃ行かなくていいんじゃないの?」と考える親の元では不登校の問題って存在しないんです。(実際に学校に行っていようがいまいが)

つまり問題ってそれを見ている人の側にのみ存在するものなんですね。(←ここがものすごく重要)

だから、不登校の問題は子どもの問題ではないんです。
それを問題として捉えているお母さん自身の問題なんです。

この「問題の切り離し」が非常に重要で、愛情深いお母さんであればあるほど、子どもが問題を起こしているように誤解します。

なぜ、それが問題になってしまうのか???が一番大きなテーマなのです。
そして、そこにお母さん自身が持っている様々な観念、思い込み、常識、不安、怖れ、罪悪感等が見えてきます。

だから、解決すべきはそのお母さん自身の問題なんですね。

ここまではMさんにとってはすでに理解済みのお話ですよね。
ということでお待たせしました~(笑)

>でもさっきのブログで、まぁそれだけ私もあの子を愛しているんだよなぁ~(^ ^)と思いました。

これが大事ですね~
これだけでいいって言うくらい大事ですね~~(笑)

愛しているから過干渉にもなるんだなあ・・・
ちゃんとしてほしいもんな・・・
その思いが暴走するんだよなあ・・・
あたしは情熱の女であり、熱いママだからなあ・・・
それやからしゃあないなあ・・・
こいつもそれを分かってあたしのところに来たんだもんな・・・
じゃあ、全部、こいつも分かってるんじゃないかーーー
ってことは何もしなくていいってことかーーー
うんうん、あたしの子やしな・・・
こいつも相当情熱の女やろし~~
大丈夫ってことやね~~~~

となれば、問題は氷解しますねえ~~~(笑)

過干渉になったり、コントロールしたりしてしまうのは不安や怖れが強いからですよね。
その不安や怖れを回避するために過干渉になり、コントロールしてしまうわけです。

じゃあ、その不安や怖れって何なのか?というところがポイントなわけです。

ひとつは子どもの将来とか周りの友達とかへの心配がありますね。
「学校に行かなくて友達とうまくいかなかったら、、、いじめられたらどうしよう」
「成績が落ちて望む学校に進学できなかったらどうしよう」
「このまま引きこもりになって社会生活が送れなかったらどうしよう」

ひとつはママ自身の問題ですね。
「不登校になって、周りのママから、ちゃんとしてないって思われたらどうしよう」
「夫や義母から批判されたらどうしよう」
「私が悪いママだから、こんなことになったんだわ(罪悪感)」

他にもいろいろと出てくると思います。

「心配は愛ではない」という言葉があります。
「心配ではなく、信頼を贈りましょう」という言葉もあります。

過干渉やコントローラーになる要因は
・この子は私が言わないとダメだ
という思い込みがあります。
すなわち、大げさに言えばその子の個性や人格を認めていないということになります。
それはもちろん「投影」ですから、自分自身の個性や人格を認めていないとも言えます。

この辺が過干渉やコントロールを手放すヒントになりそうです。

「あなたが素晴らしいママだってこと、どれくらいご存知ですか?」
そんな風に価値を見るお話をさせていただくことが多いんです。

自分の価値、自分の魅力をちゃんと受け取ること。
子どもたちにとって自分がいかに“偉大な”“愛すべき”存在であることを受け取ること。

これ、Mさん、めっちゃ苦手でしょ?(笑)

ちょっと考えてみてほしいんです。
中学三年生の娘。
もう一人であれこれできる年齢ですよね?
いちいちあれこれ言わないと何もできないような小さい子どもなんでしょうか?
もう信頼に値するだけの知識や行動をしていないでしょうか?

うちの子もそうなんですが、パパやママの前では甘えん坊なのに、一人になると何でもできる子って多いんですよね。
親の前とそうじゃないときで性格や態度を変えるんです。

甘えてるんですけどね。
だから、親としては余計に「この子はいい年して・・・」と心配になるのですが、案外それは見せかけのものなのかもしれません。

【子どもの価値や才能を客観的に見ること】はとてもお勧めですよ。

ぜひ、ノートにいっぱい書き出してください。

また、手放しの王道でもありますが【子ども宛の感謝の手紙を書くこと】も効果的ですね。
本人に渡してもいいですが、それはオプションです。
何度も何度もその子に感謝していることを書き出していきます。

【この子は大丈夫】と確信が持てるまで続けます。

もちろん、また不安になりますから、改めて価値や才能をノートに書き出して、感謝の手紙を書くのです。
この繰り返しです。

そうしていくうちに自分自身に対する意識も変わっていきます。(これが大きいです)

こうした実習と同時に、自分自身に対しても意識を広げていきましょう。

・自分がいっぱい頑張っていることを認めてあげましょう。
・母親としての価値や魅力をたくさん見つけましょう。
・自分の愛の大きさをちゃんと感じましょう。

こうして自己承認をしながら自己価値を見つめていくと、自己肯定感がアップしますから、それを娘に投影して、「この子も大丈夫!」という風になっていくのです。

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