「執着」「依存」はなぜタブーなのか?~でも、メンヘラ女子が好きな男子もいるじゃない?~

よく私のブログでも「執着は手放そうね」「依存から抜け出して自立しようね」という風に表現しているのですが、そもそもなぜ執着や依存はタブーなのでしょうか?
よくよく考えれば、依存的なメンヘラ女子を好きな男子も存在しますよね?

いつも納得の記事を本当にありがとうございます!!
ひとつ、疑問があり、ご相談させてください。
根本さんの本もそうですが、色々な恋愛指南書を見ても、恋愛をうまくいかせるには、『執着』『依存』はタブーと書かれている事がとても多い気がします。
そして執着、依存をしないためにも、自分軸を持ち、自己肯定感を高めることが大切なんだと深く理解しておりました。
私もこの二つに陥らないように気をつけています。

ただ、最近気がついたのですが、いわゆるメンヘラ女性を好きになり、お付き合いする男性も意外にいることに気がつきました。
私のイメージですが、メンヘラは、依存や執着が大きい人達と理解していますが、守ってあげたい欲を刺激されるらしいのです。

結局、メンヘラ好きな男性は、依存や執着のある女性を好むという事なのでしょうか?自己肯定感の高い女性は好みではないという事でしょうか?
少し混乱してしまい、ぜひ根本さんのお考えを教えていただきたいです。
(Yさん)

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それってほんとうに「サレンダーしてる」と言えるのかなあ?~コミットメントとサレンダーはwin-winな関係にを創造する意識です~

「流れに身を委ねている」のか「相手任せにしている」のかは一見区別が付きにくいものです。
どれくらい主体的な意識を持っているのか?がそこを区別するポイントなのですが、なかなか自分では気付きにくいかもしれません。
サレンダーは何もしないことではなく、人事を尽くしながらなんですね。

>2/17記事 「コミットメント」と「執着」の違いとは?~ぱっと見は同じなんだけど実は真逆ほど違う心理について~

根本さん、こんにちは。
彼これ10年以上(独立される前からです)毎日毎日ブログ拝読させていただいています。
その昔、飛行機に乗って江坂までカウンセリングにお伺いしたこともあり、その後のご活躍もいつも応援しながら力を頂いています。

さて、私は、彼これ10年以上も前、夫の長年婚外恋愛が発覚し、その後一方的に出て行かれたまま、今に至ります。
離婚も修復もしておりません。
当初は夫も通って来ては一緒に過ごしたりする時期もありましたが、今ではすっかり子供達も独立しましたので、会う機会も殆どなくなりました。とは言え、全く疎遠かと言えばそうではなく、偶にやり取りしています。(経済的にもそのまま夫に頼っています)
これは私も頑張って声掛けを続けて来たり、愛を注いできた結果かなーと自負しています(笑
夫とは競争しないこと、心から夫を信頼すること、自分がされたら嫌なことはしないこと、私は私で幸せになること、を心掛けながら、夫婦で幸せになれたら良いなを心底にコミットメントして、後は「成るように成るさ」(根本さんに助けられながら)でやって来ました。
時にこのような夫婦関係の状態の私は「依存している」と見られがち、「いい加減にしたら?」と思われがちだと思いますが、この記事を読んで「私、執着しているわけじゃないな~」とまた元気を貰った次第です。
夫は夫で、いつでも受け入れられるように私はなったと思っています。

ただ、この先死ぬまでサレンダーのまま、関係は有耶無耶、家のことも放っておかれたまま、家族のことも…となりますと、本当にこのまま死んで良いのかと言うと、、、何とかすっきりしたいなと思っています。
夫には夫の人生があり、夫婦止めたいならばそう言ってくれれば良いので、私は「じゃあそれで」とそう言えるのに、聞いても聞いても逃げられはぐらかされるばかり、、、で結局何も変わりません・・・。
最近も私が突けば「今〇〇があって忙しくて」「仕事はこんなに大変で」とか逃げられてばかりです。勿論会って喋るなんて皆無な関係ですから、ラインでの連絡では「忙しい」のも普通に理解しますので、「そう大変ね・・お疲れ様」となってしまいます。

私は話し合いたいわけじゃありません。
夫がどう言うつもりかただ聞きたいのですが、、、聞けずで。
なのに、夫は帰ってこないことを仄めかしつつ、「貴方(私)の本音はどうなの??」と質問に質問で返して来ます。
夫は自分から言えないから私に「離婚しましょう」と言わせるようにしているのかとも感じますので、私の本音は「本当は良い夫婦になりたい」なので、それは言いたくありません。
(ただ戻って来たらそれでオールOKでもありません…)

どちらへ進むにしても一回は向き合ってもらわないとどうしようもないのですが、サレンダーの最終はどう決着付けていったらいいのか分からなくなっています。
自分軸のつもりですが、違うのでしょうか・・・

取り上げて頂けたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いします。
(Cさん)

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リーダーシップの大切な2つの要素~「愛させてあげること」「影響力」について~

リーダーの立場に立つとカリスマ性も発揮されてきて「は?え?」ということが起きたりします。
それを期待に捉えてプレッシャーを感じたり、ちゃんとしなきゃ!と思ったりすると自分の力を発揮できなくなるんですよね。
そのままの自分でいいんですけど、なかなかそうはうまくいかないようです。

【自己肯定感があがった人がリーダー的な立場に就く場合の自己肯定感のあり方について教えてください。】

何度も根本先生のブログにはお世話になり、自己肯定感を高めてきたRです。
おかげさまで自己肯定感がぶちあがり、恋愛面でも自分軸を保ってうまくいくようになり、仕事もリーダー的な立場を担うことが増えて、順風満帆です。
そして自己肯定感があがりすぎたからなのか、はたまた発展途上の現象なのか、自分がリーダー的な立場を担う際に、部下や社外のメンバーにすごく酔心されるケースが出てきました。
「Rさんを支えたいからこのチームに入って一緒に仕事をしたいです!」のような人がちらほら現れる、という感じです。
それ自体は素直に嬉しいものの、正直「わたし個人に酔心されても、(業務以外の個人的な関係などは)なにも提供できない」という思いと「わたし個人が動機になりすぎると、その部下の期待と違った自分像を見せた時にきっと離れていくんだろうな」という推察があり、「自分個人への思いや動機ではなく、このチームの仕事そのものに対するモチベーションを持ってほしい。」と思ってしまいます。(ときどき、そのように伝えています。が、反応は「Rさんを支えたいんです!」の一点張りで、あまり響いていないように感じます。)

自己肯定感があがった者(あるいはその途上の者?)に訪れる次なる試練のように思えるのですが、どのように立ち振る舞うのが良いのでしょうか?
自分がどうしたいか?を考えると「モチベーションのきっかけとしては有りなので、そこを入り口としつつも、そういう動機で入ってきた人にも組織的な動機やそれぞれの自分軸による動機を持ってもらって、その人達のパワーをうまく組織力に健全な形でつなげたい」というのがやりたいことです。
(とはいえ、具体的な業務上のHOW TOを請う場ではないと思うので、そのような目的に向けて私自身が持つべきマインドセットや自己肯定のあり方を教えていただけると幸いです。)
(Rさん)

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「いい子」を演じるとアンダーグラウンドを必須とし、2人分の人生を生きることになるんだけど、それくらい大器で可能性がいっぱいあるってことなんですよね。

母親に叱られないようにいい子になると、そこで溜まったストレスを吐き出すためにアンダーグラウンドを求めるようになります。
その結果、表と裏の自分という2人の人生を生きることになるんですけど、それができるくらい器がデカく、エネルギーも強く、才能も豊かだと言えるわけですね。

はじめまして。いつもブログ読んでおります。
私はごく普通の家庭で長女として育ちましたが、共働きの中、母親がワンオペだったということもあり小さいころから、母親に叱られて育ちました。小さいころは父親が大好きだったのですが、中学受験の時に母親が「あんたって期待外れね」といつも言うのを、そばで見て笑っていたり同調したりする父親が許せなくなり、中学に入ると父親とは口をきかなくなりました
そして働き始めると予想にたがわず、アンダーグラウンドの世界へ・・新入社員の時の31歳も年上のクライアントから始まり、業者、社内、親会社の外国人達とも関係を結んでしまいました(全員家族持ち)
旦那はとてもいい人で優しいです。こんな人と子供のいる家庭を持ったら普通は幸せなんだろうなと思います。割と早くに結婚しましたが、子供を作ろうとしなかったため今は不妊治療の真っ最中です。
表向きはいい子ちゃんですが、裏ではやることやった挙句に浮気相手が幸せな家庭を築いていることを羨んだりしています。こんな私でも人並に一人を好きになって好きになられて、という経験がしたいです。
どこから取り組めばよいか、アドバイスいただけたら嬉しいです!
(Aさん)

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なぜ、モラ夫など「問題のある夫」と別れることができないのか?

モラハラ夫に代表される「問題のある夫」となぜ別れられないのか?
頭では別れたほうがいいと分かっているし、周りもそう言うんだけどなぜかできないのには様々な心理的な要因があるんです。
それを4つの段階に分けてお伝えしたいと思います。ちょっと難解な部分もありますが、参考にしていただければ幸いです。

今回もこの間の日曜日に開催した大阪1DAYセミナーで出たネタを個人情報に気を付けながらお伝えしてみようと思います。

ちなみに午前中の1本目からこんな濃厚なセッションを展開しましたので、その日一日がディープなお話に終始することとなりました。

何度も「ふつうそういう話は16時頃にするもんなんですよ?」とお話したくらいでした。でも、それくらい参加してくださった皆さまのマインドが成熟していたということでもありますね。
(1DAYやリトリートなどのグループセラピーは個人ではなくグループ全体を扱うのでそういう見方が成立するんですよ。)

さて、そもそもモラ夫に限らず、DV、浮気、仕事しない、お金の問題、性格の不一致等々、「問題のある夫」についてのご相談はとても多く、友達に相談すれば「別れろ!」と言われるのに、別居はできてもなぜか離婚はできない方のお話をよく伺います。

自分でも別れたほうがいいと思うのになぜかできないのはなぜか?

今日はその心理を段階を追って解説していきたいと思います。
ご自身に当てはまらなくても「予防策」として読んでいただいてもいいですし、周りの人出似た状況の方がいらっしゃいましたらそれとなくこのブログを教えてあげていただければと思います。

また、この記事はモラ夫を例に話を進めていますが、そのほかの「問題」にも共通しますので置き換えながら読んでいただければと思います。
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褒められても素直に受け取れないのは、その言葉を「期待」に変えてしまっているから!?

「受け取る」ってどういうことだと感じていますか?
受け取るには「自分軸」がとても大切なんです。
そして、自信がないときほどその誉め言葉を「期待」に変えてしまい、自分に多大なるプレッシャーを与えてしまうんです。
つまり、ほめ言葉を期待として受け取ってしまってるのかもしれません。

いつも読ませていただいてます。お悩みに共感したり、先生の話術に笑ったり、腑に落ちたりしながら学ばせてもらっています。ありがとうございます。

私は元々別の仕事をしていたのですが、先生のブログや本を読んで自分を大切にしていたら、やりたいことを仕事にしたいと思うようになって、セラピストになりました。(今も細々と前職やってます)

そして、色んな経緯もあり、経験が浅いながらも自宅サロンをオープンすることになり、今5ヶ月目です。

お客様はまだまだで、月に数人来てくださる程度なのですが、お一人お一人とじっくり向き合えるので、ありがたいと思っています。

お客様にはご感想のアンケートをお願いしているのですが、全員それぞれにご満足いただけて、色々褒めていただいています。

それはありがたいなぁときちんと受け止められています。

ただ先日、お客様(知人)にめちゃくちゃ褒められたんです。

・サロンジプシーであちこち行ったけど、こんなに結果が出ることは初めて!
・めちゃくちゃリラックスできたし、気持ち良すぎた
・知り合いだから言ってるんじゃない。本当にめちゃくちゃ気に入った

などと、具体的にあれはこのようによかったなど長い時間たくさん褒めていただき、他の方にも同じようにウチのサロンを褒めて薦めてくれました。

すごく嬉しいし、ありがたいと思うんですけど、何故か素直に受け取れない自分がいます。

・たまたまよかっただけで、次の時ガッカリしないかなぁ
・ウソで言ってるとは思わないけど、そこまで言うほどじゃないんじゃない?
・私の前だから、褒めて他の人に薦めてるんじゃないかなぁ

と浮かんできます。

せっかく褒めてくれているのに、受け取れないのが悲しくて、相手にも失礼だなと思うのですが、私の本質がここにあるような気がしました。私自身、経験が浅いのもあったり、周りに尊敬するセラピストがたくさんいて、自分は全然及ばないと思い、自信がありません。

ちなみに、私自身も『いいなぁ』と思ったら、この知人のようにめちゃくちゃ褒める(と言うか、感想を伝える)し、この良さをあなた自身にもっと気づいて欲しい!って熱弁をふるうし、他の人にもめちゃくちゃいいって薦めるというか想いを伝えます。(そんな頻繁にはこんなこと起こらないですが…。だからこそ、良い!ってことを伝えたいんです)

あ、私も知人もおんなじなのかなぁ…と思うのですが、この受け取ることへの抵抗はどうしていったらいいのでしょうか。
(Kさん)

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あなたの現在地はどこ?そして、ほんとうにあなたはその目的地を目指したいの?~求めているものがすでに手に入っていたり、欲しいものが本音と全然違ったり~

離婚して寂しければ「彼氏が欲しい」と思うのも無理はありませんが、それは寂しさを満たしてくれる男が良いわけで、そうするとその相手は「セフレ」「不倫」「執事」がベターなのかもしれないんです。
また、ほんとうに自分が求めているのは「彼氏」ではなく「母の愛」なのかもしれないのです。
現在地を知り、受け入れ、そうすることで目的地も分かるようになる、というお話です。

今問題があると「早く何とかしたい」と思いますし、また「今のままじゃイヤだ!」と思うので、「どうしたらよくなるのか?状況が変わるのか?」に意識が向かいます。

それは無理ないことなのですけれど「現在地」を知っていくうちに「実はもう望んでいる状況が手に入っている」ということに気付くことも少なくありません。

それは正直、認めがたいことでもありますが、意地悪なカウンセラーから次々証拠を提示されると「すいやせん。すべてあっしがやったことです」と罪を認めざるを得なくなるものなんですよねー笑。

昨日の大阪の1DAYセミナーで、そういうケースをセッションしまして「ああ、これはものすごく重要なことだよなあ」と思ったのでネタbvにさせていただきました。
(もちろん、守秘義務上、ポイントのみかいつまんでお話します。)

「離婚して一人になり、次の彼氏が早く欲しいと願うけれどなかなかそれがうまくいかんのじゃ」という筋金入りの武闘派女子からのご相談でした。

彼氏ができても長続きせず、出会いを求めてもいい人はおらず、興味が持てない人ばかりが近づいてきて、なんでやねん!!と神様にツッコミを入れてるような状況とのこと。

「穏やかで平和で落ち着いた関係を望むのにそれが手に入らない」わけで、焦るのはごもっともなのですが、私の疑問のひとつは「ほんとうにそんな関係が欲しいの?」というものです。

これはバリバリ先入観が入るんですけど武闘派女子って「Life is dramatic!!」というポリシーを胸に鼻息荒く生きてるじゃないですか。

だから、山あり谷あり、谷、谷、谷、たまに山があって、谷、谷、谷、な人生を好むわけじゃないですか。

そんな穏やかで平和な雰囲気の中で縁側で茶をすするような落ち着いた生活なんて、たぶん半日で飽きると思うのです。

でも、確かにあまりにdramaticな日々を過ごされてきたわけですから「たまには田舎でのんびりしたい」とか「海を眺めながらボーっと過ごしたい」と思うのも無理はありません。。

でも、今が辛かったり、寂しかったり、惨めだったり、悔しかったりすると「早く自分の希望を叶えたい」と思って焦って動き回り、余計に疲れてしまうことだってあるんです。

だから私はまず「現在地」を受け入れることをしていきます。
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