あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ1:自分自身をしっかり持つ~自立する、ということ。

今日のネタはこれらの記事の続編となりますぜ。

*適切な距離感を掴むには「感じる能力」がとても重要
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16706

*人間関係がうまく行かないのはアイデンティティを喪失してるから
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16699

*あえて「一人力」「孤独力」を鍛えるレッスン~一人で居酒屋、バーで飲めますか?~
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16644

人間関係がうまく行かない理由に「自分がない」「距離感が分からない」「自分のことでいっぱいいっぱい」「依存的になってしまう」などが考えられるわけですが、これらは言い換えれば「地に足が着いていない」「自分を喪失している」ということになります。
つまり、地に足が着かずにふわふわしているから、周りに流される、周りの目が気になる、周りに意識が取られる、という状態になってしまうわけです。

だから、「自分自身を取り戻しましょう!」「自分をしっかり持ちましょう!」という提案の元に、あれやこれやと方法を考えて行きます。
「バーや居酒屋に一人で行きましょう」というのもそのアイデアの一つですね。
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適切な距離感を掴むには「感じる能力」がとても重要

自分の足で立つこと。
そして、相手の反応を感じ取る力。
それによって適切な距離を掴むことができます。

一歩近づいてみる。
うん。大丈夫。
もう一歩近づいてみる。
少し相手に緊張感が走る。
自分はもう少し近づきたいけれど、無理はしない方が良さそうだ。
ここで少しじっとしていようか。
でも、相手はちょっと警戒感があるみたい。
少し、そう、半歩くらい下がろうか。
うん。この辺がちょうどいい感覚だ。

しばらくここにいるともう少し近づいても大丈夫な気がしてきた。
相手も少しずつ慣れてきて心を開いてきたみたい。
半歩近づいてみる。
さっきは緊張感があった距離だけど、今は大丈夫になったみたい。
もう一歩、は少し大きすぎるから、半歩、近付いてみる。
一瞬、相手は警戒したっぽいけどすぐに心を開いてくれた。
よし!

じゃあ、思い切ってもう一歩。ほんとはグッと近付きたいけど。
あ、ちょっと近付きすぎた。シャッターがスーッと降りちゃった。
ここは勇気ある撤退だ。
でも、勢いよく近づきすぎたから、さっきは大丈夫だった距離もちょっと厳しいか。
もう少し下がって距離を取った方がいいだろう。

冒頭から長々と失礼しました(笑)
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人間関係がうまく行かないのはアイデンティティを喪失してるから

親や人間関係の中で失ってしまったアイデンティティが様々な問題を作りだします。
私がセミナーやカウンセリングでよく出会う、このケースについてまとめてみました。

「アイデンティティの喪失問題」ってテーマがセミナーやカウンセリングの中でよく出てきます。
アイデンティティとは「私は何者か」という「自分自身」のこと。
それが喪失すると、

・自分が何がしたいのか分からない
・自分の好きなものが分からない
・自分の意志がよく分からない
・自分の感情がよく分からない
・自分の意見がない

などの状態になるので、

・自分がない
・人に流される
・自分の思いを表現するのが苦手
・周りに合わせる
・存在感がなくなる

などのことが起こってきます。

私のセミナーやカウンセリングでは「どうしたいの?どうなりたいの?」という趣旨の質問をよくするので、その時に「それが分からないんです」という答えが返ってくることで表面化します。
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あえて「一人力」「孤独力」を鍛えるレッスン~一人で居酒屋、バーで飲めますか?~

Noと言われると傷つくのが依存心で、そこで「申し訳ありません」と言えるのが自立心です。そこで「ありがとうございました」と言えるのが相互依存のマインド。
だから、一人力を鍛えて自立することをまずは求めるのです。

人は一人では生きていけないのも事実ですし、何かを成し遂げるとき、何か動くときは誰かの助けがあった方がスムーズですし、成功した時の喜びを分かち合う仲間がいるのといないのでは全然その価値が変わってきます。

それにセミナーなどでも「助けを求めましょう」「一人で頑張らなくていいから誰かをアテにしましょう」「信頼できる人に委ねましょう」なんて話をガンガンしてますよね。

でも、今日の話は「一人力を鍛える」なんですよ。

 矛盾してね?
 やっぱりあいつ、一貫性なくね?

そう思った人、ま、ある意味正しいけどな(笑)でも、矛盾はしてねーぜ。

 頑張らなくていいのは、自立してる人。
 誰かをアテにしなきゃいけないのは、自立してる人。
 助けを求めた方がいいのは、自立してる人。

ちょくちょくブログでも書いていますが、依存状態にある分野では「一人で頑張ること」が大事なんです。

依存ていうのは「誰か、何とかして~」という態度です。
つまり、相手におんぶしてもらう状態であり、誰かに丸投げしたい状態です。

失恋して辛くて不安で「あなたの言うとおりにするから捨てないで」という思いですし、嫌な仕事でも「首になったら食っていけないから我慢してやる」という行動ですし、「嫌われたらやっていけないから楽しくないけど笑っている」という態度です。

つまり、それって自分の足で立ててないんですね。

大の大人が相手に覆いかぶさるとしたら、やがて共倒れしちゃうでしょう?
それに相手も相手で忙しいわけで、あなた一人に構ってるほど暇じゃないわけです(笑)

だから、自分のことは自分でする、が基本ですよね。
ところが、自分のことは自分でするんだけどし過ぎちゃう人、というのが出て来るんです。

そもそも「自立」するに至っては自主的に頑張って自立したって人は少なくて、そうせざるを得なくて自立した、というケースがほとんどです。

つまり、アテにした、甘えた、頼った、でも、うまく行かなかった、だから自分ひとりでやるしかなかった、という形です。

だから、誰かをアテにしようとして傷ついたんだから、もう誰のこともアテにしねーぜ!という態度となり、すべて一人でやる!一人で頑張る!誰もアテにしない!目指せ、自給自足!!綿花も育てるぜ!!という生き方になるんです。

でも、それだと行き過ぎて、燃え尽き症候群になってしまいますから、そこでは改めて「もう一度誰かを信じてみる」という世界に入ります。
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気遣い、よりも、配慮を。

気を遣う、は自己犠牲で自分自身が消えます。
配慮する、は与える姿勢で、自分自身がちゃんとそこにいます。

似てる言葉ですが、私はちょっと違う使い方をしています。
「気を遣う」と「気を配る」という意味で。

今日はそのニュアンスの違いを感じ取っていただければ幸いです。

気を遣う、というのは、感情としては「怖れ」があります。
・嫌われないように
・怒られないように
・誤解されないように
・孤立しないように
・バカにされないように
・○○だと思われないように、気を遣うわけです。

だから、神経をとても使いますので疲れてしまいます。

怖れから来る行動は、すべて自己防衛的な態度となり、自意識過剰になっていきます。
例えば、「部長は機嫌が悪いから怒らせないように気を遣って丁寧に説明をした」なんて場合を見てみましょう。

丁寧に説明をするのは本来相手に分かりやすくするためであり、理解してもらうため、なんですけど、それが「気を遣う」という形になると「怒らせない」というがその動機になります。

そこでは意識は「自分」を向いていて、自己防衛的(保守的)な態度になるんです。

こうした意味での「気遣い」をあちこちでしていると、人のことを考えているようで、実は自己中心的な意識になってしまいます。
先の例では、実際部長が怒り出さなかったとしたら正解であって、分かりやすく部長に説明して企画を通す、といった本来の目的は一切重要視されていないのです。
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